ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

カフェ事情④Palio

2009年05月07日 | カフェ事情
市内東部にお気に入りのカフェを見つけた。“Palio”は閑静な住宅地のど真ん中にある円形状の公園の端にあって、広場に咲くバラやその他のかわいい花々や木立を眺められるロケーション。

店内には地元の複数のケーキ屋から取り寄せられたおいしそうな(しかも大振りな)ケーキがたくさん並べられて、壁には新人作家と思われるアートが掛けてあって、気に入ったらその場で買うことが出来る。大きな窓からはたくさん日差しが入って、すごく居心地が良い。イタリア系の名前から、パニーニなどの軽食やイタリアン・ジェラードもある。

ちなみに、このお店が位置する高級住宅地は、ポートランド初というわれる居住区整備地区で、1891年に当時の市長William S. Ladd氏が所有していた農地を住宅地として市民に提供するよう決定し、首都ワシントンの街区に則り、10ブロックに亘る敷地内に、放射状に走った街路を対角線上に置いた造り。

中にある4つのひし形をした小さなバラ園と中央にある円形庭園は、品種改良で世界的に有名な“ポートランド・バラ園”と市民ボランティアにより管理されていて、様々な品種のバラを楽しむことが出来る。

現在でも整然と区画された通りを中心に、各戸建てが思い思いに庭の手入れを行って、通行人の目を楽しませてくれる。資源を有する大国に住むと、こんなに豊かで落ち着いた暮らしが出来るのかなぁと、日本の住宅事情に比すると羨ましい限りの住宅街。




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