情報流通と国家構造 余談5

19世紀プロイセンにおける逓信について、鉄道から迫った論文に遭遇しました。
「軍事と鉄道－普墺戦争までのプロシア陸軍に注目して－」
https://kufs.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=119&item_no=1&page_id=13&block_id=21
著者は布施将夫さん、京都外語大学のデポジトリーにあります。
同じ著者の日本近代化に係わる論文として
「軍事と鉄道をめぐる思想的伝播― 19 世紀後半のドイツから日本へ ―」
https://kufs.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=173&item_no=1&page_id=13&block_id=21
専門は合衆国における補給と逓信システムの形成史の方ですが、ご紹介した論文どちらも一読の価値はあると思います

著者のバックグラウンドを考えるとないものねだりなのでしょうが、私のパースペクティブからみると、組織運営における工学的視点に欠けていることが残念です。