Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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新選組!! 土方歳三 最期の一日

2006年01月04日 00時47分51秒 | 映画・DVD・テレビ番組
2004年のNHK大河ドラマだった「新選組!」の本当の意味での最終回。それにしても先日の「クライマーズ・ハイ」といい、このドラマといい、やれば出来るじゃないかNHK。本当に素晴らしい。期待していたものを遥かに上回るドラマを作って頂いて有難う御座います。ぺこり。

一番良かったのは役者陣が素晴らしかったことです。特にメインの三人が良かったっす。それにしても、山本耕史氏演じる土方歳三がもうごっつかっちょええ~。何気に殺陣も上手くなってるし。

回想シーンにも泣けましたね。これって新撮だと思うけど、この前に総集編の最終回を観ていたっていうのもあるんですけど、もう、涙腺ゆるゆるでした。あのメンバーが出て来るだけで、そしてその後を知っているだけに、ね。

恒例の不満点ですが(いつも不満なのは病気やね>自分)、NHK特有のセット臭さが抜けきってなかったのと、近藤勇のワンシーンの登場のところです。

近藤さんの場面も新しく撮って欲しかったなぁ。中の人(っていうか事務所か)の問題で出れなかったんだとは思うけど。まぁ、あのシーンの顔が出て来るのは演出としてはわかるんやけど、シエイカンズが回想シーンで出て来ちゃいましたからね~。やっぱ、ちょっと期待したんすよね。

観る前はラストシーンは土方が死んで、近藤が迎えに来るっていうメルヘンっぽいシーンで終わるのかなぁと思っていたんで、土方が倒れた時に光が差し込んだ時、キターって思ったんですけどね(笑)。

セット問題(問題なんかよ)はもう仕方がないけど、ちゃちっぽくて現実味がなくて、舞台なら映えるんでしょうけれども、折角ドラマの世界観に浸っているのに、ふいに現実に呼び戻された感じがするんですよね、NHKドラマのセットって。

「新選組!」っていうドラマはこれで本当に終わったんだなぁという、改めて寂しさと切なさといとしさ、じゃないや、空虚感を味わいました。でも決して味わいたくないというのではない空虚感ですね、これは。ラストは新選組の思いというか気持ちっていうのが受け継がれ語られて行くっていう形になっていたけど、それがまた涙腺緩みまくりです。

泣いていいっすかね?