木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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ベビーフェイス効果

2008年12月16日 | 造形の構成原理(コツツボ)
<コンラート・ローレンツの著作より>


◆ベビーフェイス効果
283:【デザインのコツ・デザインのツボ 100連発!】第83発 デザインワーク


  こんにちは!
 「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。

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ベビーフェイス効果

 ベビーフェイス効果とは、「丸顔・大きな目・小さな鼻・広い額・短いあご・明るめの肌と髪」といった特徴をもつ人やモノを見ると、赤ん坊と同じように、「無邪気・無力・正直・純真無垢」などといった「可愛らしい」性格もっていると感じてしまう人の全般的な傾向を示したものです。

 脚本家の山田太一は「親ができるのはほんの少しばかりのこと」の中で次のように書いています。

 「(子供に対して)うんざりして、いなくなってくれないかな、と願ったことも何十回かはありましたが、何十回ぐらいですんだのは、子供の可愛さでした。子供の可愛いのには、何千回も感嘆しました。すべてが小さくて、しかも全部そなわっていて、無力すぎるが故に抗しがたくて、ほんとうに生物というものはよくできている。ちゃんと親の苦労にむくいるように子供をこんなに可愛くつくってあるんだ、と見惚れました。」

 世話のかかる赤ん坊を手塩にかけて育てられるのは、ひとえに赤ん坊が可愛いからです。

 その可愛さを愛せたから人は生き延びてこられました。前述のような赤ん坊の特徴をもっていれば人はモノでも何でも、可愛いと感じ、愛さずにいられません。

 そして、ロングセラーになる製品にはかわいいといえる要素がある場合があります。

 フォルクスワーゲン・ビートルもアイポッドもアレッシーの製品もどこかしら、かわいらしさがあります。

 工業製品でも「可愛らしさ」はとても大切な要素です。



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