木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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悪徳デザイナーの見分け方1

2005年11月30日 | デザイナーとの付き合い方(相談室)


 こんにちは!「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。

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■悪徳デザイナーの見分け方(その1)
11:【デザイン相談室】運用2

 前回、デザイナーはいい人が多いなんて、能天気なことを書きました。でも、デザイナーがみんないい人かどうかはわかりませんよね。

 具体的に知っているわけではないのですが、噂では「悪徳」デザイナーがいると、私も聞いた事があります。今回は、そんな悪徳デザイナーの手口を検討しながら、見分け方を考えていきましょう。


知り合いの紹介だから大丈夫?

 悪徳の定義は、やはり、「最終商品デザインの出来」に比べて、「法外な報酬を要求」してくるというものでしょう。一種の詐欺行為です。

 全ての業務が終わった後に報酬を支払えばいいのだから、そんなのことに騙されるわけがないとお思いでしょう。しかし、敵もさるもの引っ掻くもの。

 中小企業の場合、知り合いの伝手でデザイナーを紹介される事が多いようです。知り合いからの紹介と言う時点で、既にあなたの判断基準は甘くなっています。

 その知り合いが片棒担いでいるとは限りません。彼はたまたま出掛けた異業種交流会等でそのデザイナーと知り合っただけかも知れません。


資料がかっこいいから大丈夫?

 そこに追い討ちをかけるように、そのデザイナーは、なんたらデザイン協会で専務理事をしているだとか、ほにゃららデザイン賞で金賞を取っただとか「レイアウトの整った見た目のきれいな自己紹介資料」を見せてきます。それで、あなたはなんだか納得してしまいます。

 でも、相手は卑しくもデザイナーです。そんなこじゃれた資料なんていくらでも作っちゃいますよ。

 もう既に、あなたはほとんど騙されています。重ねて、流麗な線で描かれたスケッチや、かっこいい3DCADの絵を満載したデザイン業務の詳細な見積書を見せながら、悪徳デザイナーはこんな事を言います。

 「デザイン料はバブルの頃なら1000万円はしましたが、今なら200万円でしますよ。おまけしているのですから、せめて半金の100万円は前金で振り込んで下さいね。 」

 あなたは値切り交渉をします。総額200万円は流石に高いので100万円に値切って、契約書を交わし、手付けの半金50万円を払ってしまいます。

 あなたは、これは安い買い物をしたとほくそ笑んでいるかも知れません。半年後に自社の製品が各種カタログ雑誌の表紙を飾っている夢を見ながら。。。

 しかし、まだこれでは終わりません。(続く)


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