木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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デザイナーの利点(その②)

2009年07月14日 | デザイナーとの付き合い方(相談室)



◆フリーランスデザイナーの利点 (その②)
59:【デザイン相談室】第59発


  こんにちは!
 デザインコンサルタントの木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。

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デザイナーのノウハウの蓄積

 フリーランスデザイナーと付き合うことによって得られる具体的な利点は大きく二つあると考えています。それは、デザイナーの「見える化」能力によるリスク回避とデザイナーのノウハウの蓄積です。

 今回は、デザイナーのノウハウの蓄積について説明します。

 フリーランスデザイナーは基本的に常に数社の企業と仕事をしており、同時期に同一業種と付き合わないという一業種一社の原則もありますので、さまざまな業種と付き合っています。

 そのような付き合いの中でいろいろなノウハウを獲得しています。もちろん、デザイン開発に関る部分のノウハウだけですが、そのノウハウは多岐に渡ります。

 それに対して、特に中小企業においては、業務ノウハウを個人に負っている場合が多く、社員が退職してしまうと社員が持っていたノウハウがそっくりそのままなくなってしまうことがよくあります。

 社員が辞めてしまえば、彼が持っていたノウハウは企業に残りませんし、同じ社員を再雇用するというのも現実的に難しい面があると思います。

 社員(インハウスデザイナーも含む)とフリーランスデザイナーを較べた場合、フリーランスデザイナーは、基本的にはいつでも契約解除・再契約が可能です。契約解除期間中に、同一業種の他企業と契約を結んでしまった場合は契約できませんが、そのようなことはあまりないと思います。そして、契約期間中はフリーランスデザイナーの様々な業種にわたるノウハウを享受することができます。

 雇用が流動化し、企業にとっても従業員にとっても雇用対策が重要になってきている昨今、ノウハウの蓄積という面で考えると、デザイン開発に関る部分だけとはいえ、フリーランスデザイナーと付き合うメリットは大きいと思います。


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