The Eagles "Desperado"

無法者 いいかげんに 目を覚ましたらどうなんだ
お前が乗馬柵の向こうに 消えていってから
お前は変わってしまった
お前にはきっと理由があったんだろう お前をそうさせてしまうような
それでお前は 傷ついてしまうかもしれないというのに

格好良い自分にふさわしい 素敵な女性はいなかったのか
もしいたとしても お前のことなんか 本当は追い出したいと思っているのさ
お前には せいぜい性悪女しか ついてきやしないだろ

素晴らしいものだったら お前のすぐ身近にあるはずなのに
お前は 決して手に入らないものを ただ求めている

無法者 お前だって もう若くはないじゃないか
痛みと空腹に耐えかねて お前は戻ってきたんだ
そして自由は 自由なんてものは
誰かが言っていた通り
たった独りで 彷徨うことこそ
牢獄なんじゃないのか

冬になると 足が冷えてしまったんじゃないのか?
空から雪もふってこないし 太陽の光は射さないし
夜になった時のことは 口にも出したくないんじゃないのか
素晴らしいことも 嫌なことも 失ってしまって
感情がなくなってしまうなんて まるでおかしいことじゃないか

無法者 いいかげんに 目を覚ましたらどうなんだ
意地を張るのはやめて こっちに戻ってこいよ
雨が降っているかもしれないが 空には虹がかかるだろう
誰かに愛されるようになったほうがいい まだ遅すぎはしないから


- The Eagles の"Desperado" の和訳です。最近知ったこの曲に感動。
"Desperado"という名の孤独。夢は大きすぎると見失うものの方が多くなってしまうだろう。見知らぬうちに情けない意地を張ってるのかもしれないし。自由を求めてるのが人生か、自分を必要としてくれる地に身を置くのが人生か。答えなんてないかもしれないが、今は後者。ただ足元も踏みしめるだけの時を歩む時期なんだろう。デザイナーの僕にはインハウスという肩の荷が常に付き纏う。自由は手元のあるけど、自由ってそんな形なんだろうか。いつか本当の自由の形を求めて"Desperado"という名の孤独に身を委ねる日がくるかもしれない。ただそれだけ。

THANKS mol.
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m a n p u k u


少し前にしたデザインの紹介です。
マイデザイン「へそのおケース」デザインコンペにて最優秀作品に選ばれた作品です。

製作意図↓
「へその緒」は胎児への栄養供給をする“生命の綱”である。そんな命の大切さを感じさせてくれる存在を通じて、生きる喜びを体感する事をコンセプトとしたフォトスタンド型へその緒ケースである。単なる保管ケースではなく、誕生日や記念の写真を飾るフォトスタンドとしての機能を付加することで、生活に密着し、忘れられない存在にしていく。
おなかをイメージした形状には、おへそをシンボリックにデザインした。日常生活の中で、ふと目に入る簡素なデザインこそが感性を刺激すると考えた。また本体には、へその緒や爪などを保管する事に優れた桐のケースとL判サイズの写真約200枚の収納が可能である。また母子手帳などの保管もできます。写真(記憶)を沢山入れて、おなか一杯にしていくことで、生きる喜びや誕生の奇跡を感じとってほしいと考える。
かつてはへその緒を通じて、栄養と愛情を沢山貰っていた。manpukuはそのへその緒を通じて、幸せな思い出を沢山作っていく事で両親への恩返しになるという事を触発する提案である。

コメント・質問などあればコメントください。
(現在、商品化に向け始動中です。詳細は検討を重ね、変更する可能性はあります。)


あったらいいなを形にするサイトMyDesign
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Shall we Dance?

「Shall we Dance?」見てきました。リチャード・ギアはやっぱりかっこよかった。
ダンスって心で踊るものなんだなと感じました。ありふれた夫婦生活の中、どこかすっぽりと穴の開いた愛情の形。人は大人になればなるほど理性が邪魔をしてしまう場合が多々ある。夫婦生活には特によくあることだと思う。愛情だけでは結婚できないとか、我慢も必要とか、そんな風に言われる夫婦という愛情の絆。誰もが永遠を願う形なのかもしれない。しかし時とともに自然と薄れていく(隠れていく)愛情。それは決して特別な事ではなく“当たり前”と解釈してしまうものだと思う。この映画では“ダンス”がそんな夫婦の溝を上手に埋めることとなるのだが、それは決してダンス教室で教わるダンスだけではなく、最も大事な事は夫婦の心が躍っている様を上手く表現していたところではないだろうか。ポリーナがクラークにダンスを教えるひとコマで、「パートナーをこの世で一番熱く抱きしめ、死を覚悟するほどの思いで突き放す。心で踊らないと。」という場面がある。クラーク夫婦にはそれに似た心の動きがあったのだと思う。結果として信頼関係を築き、お互いの大切さを再確認し、どこかに開いた夫婦の穴を埋める事ができた。最後、キッチンでダンスをしながらキスをするシーンには特に泣けましたね。
真の夫婦って決して愛情は消えないんだなと思う。ただ愛情を見失ってしまうだけで、きっかけさえあればキッチンでダンスしながらキスできる関係が続けられると思う。(本当にそうだろうか!?ただ映画に影響されすぎ!?)

この映画では夫婦間の絆の回復を“ダンス”が橋渡しをした事になるが、“デザインの本質”に似た事柄ではないだろうか。モノは人と人の関係の上にしか存在しない。当然そこには人の心を動かすきっかけを演出するシーンが“生活”という舞台のなかに存在する。少し難しいが、デザインとは単なるモノではなく、人の生活の中に人の心と共にいかに存在しているかを考えてほしい。デザインとはそういう中に役割を課せられている。人と人、人とペット。様々な喜怒哀楽を橋渡しするデザインというものは無意識だが、そこらじゅうにあふれているものだ。デザイナーはそれらを感じとれる心をもってほしい。と思う。

『Shall we Dance?』公式WEBサイト
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くらしを創るデザインの力展

先週土曜日に「くらしを創るデザインの力展」(ATC)見てきました。(休み明け忙しくて今頃のカキコになりましたがご勘弁を・・・)
歴史編と未来編で構成された展示で、日本IDの急速な変化をざっと感じる事ができます。歴史編では三洋電機の掃除機「SC-305」(1959)が目に留まりました。60年代は高度経済成長へ突入し大量生産・大量消費の中、各メーカーのデザイン体制が確立し始める時代。当時はまだ掃除機の普及率が10%足らず。この掃除機の形状はシリンダー系(当時はこれが一般的)でコンパクト。ぱっと見た感じ白と妙なピンクなのでそこいらの学生のモックかと思うほど。なんというか簡素というか拘りがないというか、そんか風に感じた。よくよく見ると、とってにSANYOの型をおこしていたり、正面に透明アクリルを使用して中身を確認できるようにしていたり、ちょっとした工夫があった。いまとなってはそんなに驚く事ではないが当時はこの大量生産の時代の波のなかでのちょっとしたデザインという“粋”が、掃除機一家一台を当たり前にする原動力になったのだと信じたい。デザインとはそういうものだと思う。新たな時代を迎えるための小さなスイッチを押すことのできる仕事。インダストリアルデザイナーはそんな中に生きていると感じてます。
未来編では東芝のユニバーサルデザイン先行開発モデルtogetherの人間中心設計という考えに共感。UDプロダクトにはサービスが含まれているというデザインの発想に気が付きました。人を中心とした(ここでは特に人間の行動に関して)設計には“簡素”ということが非常に大事だと感じた。単なる機能の表現だけではUDにはなりえないという事。人を快適にする機能をいかに簡素に伝達できるか。そこがUDの大きなポイントであると思います。

先週日曜には鈴虫寺にいってきた。帰りに嵐山の猿山に。猿も餌欲しさにいろんな“工夫”をしていた。「生きるということは工夫の繰り返しなんだなぁ。」妙なことを感じた京都の昼下がりでした。

「design∞(デザイン無限大)くらしを創るデザインの力 展」
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ペット王国

4月29日~5月1日に大阪ドームで行われた「ペット王国」のレポートです。
僕は5/1に出展メーカーのお手伝いということで商品説明・アンケートをとってました。なんとびっくりすほどの来場者の数々!!お子さんから老夫婦までほんと多くお客さんがペットを連れてやってきてました。先日の関東のJPFと比べると規模はかなり小さいですが(生体販売メインということもあり)お客さんの反応は、さすが関西っと感じることも多かったです。ペットオーナーと直接会話ができる少ないチャンスでもあり、我々メーカーの人間は積極的にオーナーさんの愛犬との楽しい話や要望などを聞いたりすることが楽しみで、ほんと良い時間が過ごせました。心優しいオーナーさんに感謝!感謝!でも、話し出すとほんと止まらない方もおられて、ほんとにペットを愛しているんだなぁって実感しました。(さすが関西っ!!って感じ…)
イベントも大盛況だったみたいです。犬が演じる桃太郎劇なんか、めちゃめちゃかわいかった!!家のノンとラブも行く予定だったんですが、都合が合わずに断念しちゃいました。。。残念・・・

そうそう世間はGW。やっと昨日から休みです(8まで)。これから予定立てます(おそっ!)

みんなだいすき ペット王国2005 大阪ドーム
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