別離

望まなければ失わないのに、求めずにはいられない。

父親という存在は偉大である。
頼れる心の拠り所を僕は失った。
この寂しさは通った者にしかわからない。
流れ行く、時の流れに。

親と子。分かっていても分かってないフリをするもの。
それがまた辛い。もっと伝えるべき事はあった。
妹と弟、父も逝く。
越えなければならない悲しみに押し潰されそうだ。
己がいない気がする。それでも時間はこれまで通り。
仕事にならない。それでもまわりは何も変わらない。
この悲しみと辛さを押さえ込むのに必死である。
エネルギーがいる。すごく疲れる。

47までの人生。残りはあまりの人生。夢も。

己に勝たなければ、他のは勝てないと思う。精神力の問題である。
時間が必要なのかもしれない。
失うことの怖さを知った。


葬儀に際しましてはご多用中にもかかわらず多くの皆様にご会葬いただきまことにありがとうございました。
ここに生前お寄せくださいました御懇情とともに深く感謝申し上げます。
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