かーちんとデザートローズの日々

2001年東京吉祥寺で開店、2016年7月に埼玉県飯能に移転しました。店やジュエリーのこと、自分のことなど綴っています。

大飯原発再稼動に思う

2012-06-17 16:13:00 | 2012までの雑記他

 

こんにちは、かーちんです。

昨日の吉祥寺は梅雨時らしい雨。

今日は一転して良いお天気になりましたが、梅雨時らしく、ちょっと蒸し暑いです。

蒸し暑さに身体を慣らさないと、体調崩しますね。

 

 

さて、ちょっとシビアな話題で申し訳ありませんが、大飯原発の再稼動が本決まりになりましたね。

決定が下される前日の金曜の夜には、1万1千人の人たちが大飯原発再稼動に異を唱えるために首相官邸前に集まりましたが、報道されませんでした。

 

すでにご存知の方も多いかと思いますが、

活断層のすぐそばに立地し、ベントフィルターも免震棟もなく、使用済み燃料の保管施設も7割が埋まってしまい、その先の貯蔵先も決まっていない大飯原発です。

免震棟がないということは、福島第一のような事故があったら、もうどうにもできません。

福島第一は幸い免震棟があったので、何とか作業員が残って事故後の作業を続けることができました。

また原発を動かしている限り、使用済み燃料をはじめとする放射性廃棄物が出続けます。

使用済み燃料はプールに入れて冷やし続けなければなりません。

保管期間は数万年~数十万年と言われていますし、最終処分場の問題もノークリアのままです。

原発の維持にはたくさんの電力を必要とします。

問題はまだまだたくさんありますが、それを割愛するとしても

野田総理の「国民の生活を守るため」という言葉には大きく疑問を感じます。

結局のところ、一部のひとたちの利権によって、自然や人命尊重の循環型エネルギーにシフトするよりも原発稼動が優先されたということでしょう。

 

 

原発にまつわる構造を辿ると、はるか昔まで遡る歴史があります。

これを改革するのは、きっと並大抵のことではないでしょう。

社会の習慣として染み付いてしまっているのでしょうから。

そこで私が思っていることがひとつあります。

今起きている原発、核の問題は、政府や財界・対・一般国民という観点から見ると、大変腹立たしい気持ちに駆られるてしまうのですが、

私は、この問題は私たち全ての人間にとっての大きな象徴のひとつだとも思っています。

 

もし東電を筆頭にその他の電力会社や政府のしていることに憤りを感じたとしたら、それと同じようなことを私は日常でしてはいないだろうか?

自分の利益のために、人をないがしろにはしてはいないだろうか?

自分の利益のために、人に嘘をついてはいないだろうか?

自分の今の行動が、自分の利益を抜きにして、どのようなことにつながっていくのか想像してみたことがあるだろうか?

建て前を盾に心をごまかして、自分自身に嘘をついていないだろうか?

自分自身の心の奥深くの声に耳を傾けているだろうか?

 

この問いは自分を戒めるというよりも、素直になるということなのだと思っています。

 

 

タイムリーに、あるブログでマザーテレサの言葉がありました。

 

思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから

マザーテレサ

 

 

晴れた日曜の、のんびりしたいときに、このような重たい内容を書くのは迷いましたが、

どうしても記しておきたくなってしまいました。

大飯原発についてはこちらのブログ記事に詳しく記されてありましたので、関心のある方はご覧ください。

 

 

 

 

 

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