続・喪に服すと言うこと ―『3月11日、みんなで走ろう。日本を一周。32,000km。』について―

連続の投稿になる。
「喪に服すと言うこと　―『3月11日、みんなで走ろう。日本を一周。32,000km。』について―」の続き。
http://blog.goo.ne.jp/desertrainmaker/e/1ab1f34d74ea528d06bd5fe347a5bc2f

一人で、つぶやいていてもしょうがないので、問題にしたスポーツ商品メーカの問い合わせフォームから、僕の意見を送信した。
ぶしつけで、無礼な試みかもしれないが、言葉はやはり誰かに自分の思考を誰かに届ける側面を持っている。
無益な試みかもしれないけれでお、何もしないよりはましかなと思った。

一応、その意見を公開しておこうと思う。
(ぶしつけな事だと思うから、それ相応の責任として意見の送付は、匿名ではなく実名で行った)
ただ不安なのは、Webシステム上の問題として、ちゃんと意見が届いているかな～
それが心配。

それでは以下が、僕が送った某社への意見の内容。
(すぐわかっちゃうと思うけれど、社名は伏せておきます)

=====送信意見本文=====
……社様
および、当問い合わせフォームご担当者様
突然の問い合わせ、そして意見の送信を失礼いたします。
ぶしつけな意見かと思いますが、どうかご容赦ください。

御社の東日本大震災への復興支援の取り組みに敬服するものであります。
しかし今回、インターネット上で触れさせて頂いた、下記企画について疑問を禁じ得ませんでした。
『3月11日、みんなで走ろう。日本を一周。32,000km。』RUN TOGETHER

小生の勝手な考えですが、2011年3月11日の震災以降、被災地や人間の絶望に静かに寄り添うことが第一に求められていると感じております。
そして、そこで深く考え、言葉を紡ぎ出すことが極めて重要なことかと思います。
しかし今回、御社のRUN TOGETHER企画は、3月11日を「祝祭の日」としてしまうものではないでしょうか。
無論、本企画が御社やアスリート、そして全国の市民ランナーの善意に基づくことであることは十分承知しております。
しかし3月11日を「祝祭の日」としてしまうこと。これは被災者の方々の尊厳や、死者の霊に対し、不遜な試みとなってしまうのではないでしょうか。

歴史の先人たちの偉大な言葉に、「地獄への道は善意によって敷き詰められている」とうい言葉もあります。

誤解なきよう申しますと、小生は3月11日後、「笑うな」とか「楽しむな」とか「人生を謳歌するな」とは考えてはおりません。
この世に生を受けた人間として、「人生を謳歌する」ことは責務と考えているほどです。
しかし来るべき3月11日を「祝祭の日」としてしまう試みには、大きな疑問を禁じ得ないのです。
今回の企画に関しては、あまりにも「陰影なき光だけの試み」であると感じております。それが人間の尊厳に、生命の営みにrespectする、敬意を払う試みとはなりえないのではないかと、考えております。

あまりに突然で、急なお願いではありますが、本企画の中止をお願いする次第であります。
また中止するとは至らなくても、小生の意見、感想について御社内で議論、共有されて頂けると、誠に幸いであります。

繰り返しになりますが、ぶしつけな意見の送信の御無礼を、どうかお許しください