えー先日、某映画館の4本立てオールナイト上映に行ってきました。オールナイト上映に行ったこと自体は、凄くいい経験なんだけど…いや、映画館で映画見ながら、ブチ切れる、作品に腹をたてるなんて経験を初めてしましたよ。腹を立てた映画はヴィム・ヴェンダース監督の『パレルモ・シューティング』こんど詳しくレビューはすると思いますが、いくつか覚書的に。最初に断わっておきますが、僕はヴェンダースが一番好 . . . 本文を読む
ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ兄弟監督『ある子供』(L'Enfant 2005年)を鑑賞。2005年、カンヌ映画祭のパルムドールを受賞。注目している若手映画監督、竹馬靖具氏に大きな影響を与えた映画。(竹馬監督は俳優業をしていた時、この『ある子供』のような映画に出たいと思ったそう。しかし、日本ではこのような映画が作られていない。そこで、自ら処女作『今、僕は』を自主製作で完成、上映 . . . 本文を読む
昨年DVD観賞し、深く感動した「SR サイタマノラッパー」シリーズの最新作、「SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を観賞してきた。
★いくつ?:★★★★★シリーズの第1作は、埼玉県のフクヤ市という架空の都市が舞台(ロケ地は入江監督の出身地である埼玉県深谷市。フクヤは深谷をもじっている)日本中どこにでもあるような、地方都市を舞台に若者たちの「イタイ」青春劇が展開される。そしてこの青春 . . . 本文を読む
先日、こちらの映画館にて滑り込みで見てきた。http://www.wasedashochiku.co.jp/この後は、「永遠と一日」(昔、ビデオに録画しておいて見れずじまい)が上映されるそうだ。テオ・アンゲロプロス本年、急逝された、名前だけは知っている、ギリシアの映画監督。今後各地で追悼上映がされるだろう。その代表作を見ておこうと、駆け付けた。
★いくつ?:★★★最近思う . . . 本文を読む
生活がひと段落したので、映画を見まくった。劇場では、先日紹介した「CUT」。DVDでは以下作品を鑑賞。井筒和幸監督「ヒーローショー」... スクリーンで見るべき映画だった。2回目以降の鑑賞で徐々によさが分かり始める。主演、ジャルジャル二人の演技が秀逸。普段のお笑い芸人の顔が全くない。現代の空虚な中で、もがき苦しむ若者を見事に演じている。劇中の登場人物、鬼丸兄弟の兄。この人物は、「この世界は舐めては . . . 本文を読む
詳しくはあとでちゃんと書きます。修正します。でも、こう叫ばすにはいられない。お前らアミール・ナデリ監督 西島秀俊主演 映画『CUT』を今すぐ見に行けー!!!ものすごく緊張感に満ちた、非常に熱を帯びた映画。映画愛がテーマでありながら、ものすごく人間愛にみちた映画。そしてなぜか、正統なボクシング映画でもある!!!スッゲー映画見た。だからとにかく、見にけ!!! . . . 本文を読む
本日帰宅後、何気なくメールをみると某ショッピングサイトから広告メールが普段はよく見る間もなくゴミ箱行きとなるのだが…「厳選DVD50タイトル、50%OFF!!!」の文字が。この厳選の中になんと、大好きな映画監督ヴィム・ヴェンダースの作品が多数。たのショッピングサイトおよび中古とも比較してみてみたら…安い!!!しかも支払&受け取り方法によっては送料が無料!!!やってしまい . . . 本文を読む
富田監督「サウダーヂ」、ナント映画祭最優秀賞(読売新聞) - goo ニュース映画は興味あるのだけれど、それほどみていない。どうしても家でのDVD鑑賞が主になっている。しかし、この富田克也監督が自主製作映画で撮られた「サウダーヂ」がナント三大陸映画祭でブランプリである「金の気球賞」を受賞したと言うのは、本当に素晴らしいニュースである。
現在の日本映画界および業界では、地味だけれど骨太の映画を評価 . . . 本文を読む
かつて天使であった、一人の俳優が亡くなった。ピーター・フォーク世界中の多くの人々の間では、TVドラマ『刑事コロンボ』でのコロンボ刑事役で有名だろう。僕も、ピーター・フォーク氏のコロンボは大好きだ。しかし個人的なことだが、僕にとってピーター・フォークは『ベルリン天使の詩』で本人役(ピーター・フォーク)で出演した演技が印象に残っている。劇中、みなピーターが、コロンボであることを気づく。でも、彼はどこ吹 . . . 本文を読む
★いくつ?:★★★★レビューの前に、この映画でグロいシーンを指摘しておかないと。それは映画冒頭、ブルーノがトレーラーのなかで全裸でいるとこ。序盤、ブルーノがトレーラーから降りて野○ソするとこ。終盤、ローベルトが立○○ンするとこ。もちろん、映っちゃいけない部分にはボカシが入ってますが、知らずに視ると確実に引きます(+_+)ヴェンダースファンとしても、「監督、写実主義といってもええんですかいな!?」と . . . 本文を読む
★いくつ?:★★★★★以前から、見たいと思っていた映画「アンダーグランド」。エミール・クストリッツア監督以下スタッフが、旧ユーゴに捧げた極めて寓話的かつエンターテイメントな映画である。(1995年カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞)旧ユーゴ紛争のニュースは、僕に人間や国家や国際情勢を考えさせる切っ掛けとなった。僕が衝撃を受けたのは、昨日まで友人や親族であった人々が、セルビア人かクロアチア人かボスニ . . . 本文を読む
本日6月14日(土) 京都シネマで思想家・批評家の浅田彰氏のレクチャー付きで鑑賞。 浅田さんのレクチャー、フルスピード、フルパワーで、いやーゴダール以上にパンキッシュでした レクチャーの内容も、短時間のなかでゴダールがたどった歴史、そして各作品製作に流れる意図(メディア=媒体という問題)、などなど色々な話が聞け、ゴダール初心者としては、刺激的な時間でした。 で、レビューは以下になります。 ★いくつ . . . 本文を読む
ずいぶん前にMixiレビューにアップしていたものの転載です。なんで忘れてたんだろ?実は「空気人形」、劇場で見たのは計二回。 最初見たときの感想は、とにかく「いい映画」。 ただ一部映画評論家すじからは、結構辛口の批評があったので、「どうなんだろ!?」と思いながら、二回目の鑑賞は某大学イベントにて。
で一言。
「批評家が言う良い映画かどうかはわからんが、自分はこの映画メッチャ好き!!!」
という . . . 本文を読む
★いくつ:★★★★★ゴダールの映画を見たいと思い、色々見ていた。難解と言われているので、初期作品がなかなか分からず、自分の求めている映像作品の特徴を聞き推薦していただいた映画。
この映画のテーマはやはり911以前・以後(そして日本にあてはめるのであれば311以前・以後)鎮魂と、これからの平和と贖罪と言ったところなのか。
ただ直観だけれども、僕はまだこの映画のもつ潜在性の30%も理解していないの . . . 本文を読む
★いくつ?:★★★★これが撮られた時代から、何が変わっているのだろう???この映画で描かれた、光と闇、混沌や矛盾と言ったものは2000年代の現在も世界中で見られるのではないか。多くの狂気を暗示し、その存在を切り取る作業を行っている。
デニーロが演じる海兵隊帰還兵でありタクシードライバーのトラヴィス。学歴はないが、どこか知性的でもある。
そして彼が徐々に、不眠症と孤独克服の空回りから狂気に陥るの . . . 本文を読む