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東京地方本部「国立劇場歌舞伎」公演観劇 (2012.10.17 thu)

2012年10月18日 | お知らせ

東京地方本部「国立劇場歌舞伎」公演観劇に行ってきました

 東京地方本部の恒例行事「歌舞伎観劇」に120名の方といっしょに参加させて

もらいました。

人生を真摯に受け止め一生懸命に生きている人は必ず幸せになり、悪人は滅びると

いう日本人の根底に流れる「勧善懲悪の世界」を満喫した半日でした。

「塩原多助一代記」は、三遊亭円朝が江戸屈指の炭商人塩原太助の成功談を人情囃

として高座にかけて、大変人気になったことから歌舞伎で演じられるようになったそうですが、

朴訥で真正直な多助と悪党の道づれ小平の善悪二役を坂東三津五郎が演じきるのは

歌舞伎の醍醐味なのかもしれませんね。

 上毛かるた(群馬の名物や歴史を教えるため作られたもの)では 沼田城下の塩原太助

として、隣の席の方に群馬では親しみのある名前だと教えていただきました。

 

 ●日 時 平成24年10月17日(水) 11時~16時

 ●場 所 国立劇場 (千代田区隼町4-1)

 ●日 程 11時~11時40分 レクチャー 金原亭馬生師匠 (11代目)

       12時~16時    通し狂言「塩原多助一代記」

『物 語』 

武士の子多助は幼いころ上州の農家の養子になるが、義母に殺されそうになり江戸に出奔。

炭屋に奉公し辛苦勉励し、誠実実直な人柄に、独立後大富豪になるというサクセスストリー。 

 

   

 (国立劇場)                              (伝統芸能情報館)

   

 (平井事務局長)                           (レクチュー室の様子)

  

(金原亭馬生師匠)

 ≪ 金原亭 馬生師匠のレクチャー ≫  

歌舞伎はもともと神様に見せるためのもので、落語や講談で当たった演目が歌舞伎でも演じられるようになり、

「塩原多助」が勤勉・倹約家で社会奉仕を率先したので、二宮尊徳と並んで明治時代の教科書に載ったという

人物紹介から、正直と孝行と商法によって大富豪になった立志成功談の物語を面白く笑いの中に、心に残る

お話がたくさん盛り込まれていました。

炭団(たどん)を作った人だということや、講談社が講談の速記本で成功した会社だとか、「塩原多助一代記」だけ

でなく三遊亭円朝がフランスのモーパッサンの短編小説「親殺し」を題材に正当防衛として無罪になる

「名人長二」を落語の題目にしたなどの幅広いお話が散りばめられていました。

そして最後は、相手の表情や態度から察する心やおもんばかるというのが日本人の文化だったのに、

戦後アメリカの影響でyesかnoかだけで自分本位になってしまったけれども、相手を敬う日本の心を

取り戻すことが大切だと話されてレクチャーを締めくくられました。

 

  

(国立劇場内)

 初めての歌舞伎でしたが、金原亭馬生師匠のユーモア盛りだくさんのレクチャーで塩原多助一代記の

大筋を理解した上での観劇だったので、楽しく見ることができました。

それから片岡孝太郎の女形は役により色っぽくもあり、いじらしくもありで女性らしさを醸し出しているしぐさ

は、女性として感服するものがありました。

今回は質素で倹約家の主人公のお話で衣装が大変地味でしたが、来年は豪華絢爛な衣装を見られる事

を楽しみにしています。  有難うございました。                          (事務局より)

 


NTTOBネットライフ「函館こぶし会合唱団」同行取材 (2012.10.16 thu)

2012年10月18日 | OBネット取材

「NTTOBネットライフ」の『ボランティアの会最前線』のコーナーにて紹介される

      「函館こぶし会合唱」同行取材  

 

今回、(社)電気共済会で開設しているNTT退職者向けホームページ「NTTOBネットライフ」の

『ボランティアの会最前線』のコーナーに11月中旬ごろ紹介される「函館こぶし合唱団」

(北海道電友会函館支部)の取材に同行させていただきました。  

   当日は北海道地方本部函館支部山本事務局長、「函館こぶし合唱団」の代表者佐藤様・

松本様・山口様の温かいお出向かいを受け、この会の定期的な練習場所でもある函館市青年

センター音楽室において、(社)電気共済会の取材担当方とともにお会いしました。

   

(北海道地方本部吉田事務局長・函館支部山本事務局長)         (山口さん・松本さん・佐藤さん)

   

 グループの発足は、1980年(昭和55年)にも遡り、当時は函館電話局・電電公社時代から

職場のサークルとして活動し、函館市公民館・NHK函館放送局にも出演したこともあったそうです。

 その後、一時は休止も余儀なくされた時期もありましたが、このサークルを引継ぎ、歌い続けて

いきたとの皆の強い思いもあり、新たに「函館こぶし合唱団」として再スタートし今日まで至って

いるそうです。

会員も当初は26名いましたが、現在は18名となりましたがメンバーは89歳から60歳台までの

幅広い年齢層で活躍しています

( やはり大きく口をあけ発声することは健康にいい効果を与えていることを実感)

   

 サークルの活動は、毎月第2・第4週の月曜日 13時30分から15時まで。

 ある日、几帳面な会員が連絡もなく欠席、不審に思って自宅を尋ねたところ体調を崩しており、

すぐに救急搬送し大事に至ることがなかったとか。この会員の日頃からの強い絆が生んだすば

らしいお話でした。

  また、会員同士で不要となったものなどを持ち寄よりお互いに交換し、その売り上げをこれま

で交流のある障害施設の陶芸の粘土代として寄付等を継続して実施していることを聞き、皆さ

んが「ささやかな活動ですが、出来ることを皆さんが楽しく、継続していく」と言われていることを

まさに実践していると感動しました。

 2000年9月創設20周年、2005年9月創設25周年、2010年9月創設30周年のメモワール

コンサートを函館市旧函館区公会堂で開催(地方紙みなみ風に掲載)している。

そのなかでご指導いただいている市内の声楽家(ソプラノ)室田実希氏、チェロ演奏家土田英順氏

を通じて昨年は東日本大震災支援チャリティコンサートを当会が主催しこれに参加いただき

18万円近い募金を集め、日本赤十字に送金したそうです。

  今年もまだ癒えぬ被災地の苦しみを聞き、来月11月18日(日)に土田英順氏・室田実希氏の

ご協力を得て、「五稜郭タワー アトリウム」においてNTT函館支店・NTT労組退職者の会の

後援で、「東日本大震災被災者支援チャリティコンサート」開催するとのことです。

ぜひ地元の会員の皆さんには参加してもらいたいものです。 

 

  

 

今日の佐藤様・松本様・山口様が、いつも終わりに歌うこの合唱がこの会の皆の気持ちが

現れています。本当にいい歌ですよ。とにこやかに言われたこと、相手を思いやる心豊かな

皆さんの活動がとてもさわやかな印象と感動を与えてくれました。そしてこれからもこの

サークルの皆さんが健康で楽しく継続していくことを心から願うばかりです。

 そこで、この会の訪問先等で最後に合唱する歌詞をご紹介いたします。

 「さようなら」 倉石 正(作詞・作曲)  

   1 すばらしいときは やがてさりゆき      

    いまはわかれを おしみながら 

    ともにうたった よろこびを 

    いつまでも いつまでも わすれずに

  2 たのしいときは やがてさりゆき 

    いまはなごりを おしみながら

    ともにすごした よろこびを 

    いつまでも いつまでも わすれずに

 

  皆様のいつまでも若々しい歌声と元気にご活躍されるますように

                                                ありがとうございました。