Green with Team NTT
~緑の真珠 海岸林再生プロジェックト~
気仙沼大島 震災復興支援活動 ≪植樹後の生長管理≫
1.日 程 平成25年8月3日(土)~4日(日)
2.場 所 気仙沼大島 島北部
※地元の詩人 水上不二が大島のことを緑の真珠と讃える。
3.活動内容 前回(3月9日)にサクラ・ケヤキ・コナラ・クヌギ・クルミ等の広葉樹の苗木を約1000本
植樹した場所の下草払いを行いました。
4.人 数 68名
電友会本部1名本社地方本部1名・東京地方本部1名・ドコモ地方本部1名・東北地方本部13名
計17名が参加
5.日 程
8月3日(土)
東京発 JR新幹線はやてにて出発 一ノ関駅 バスにて気仙沼へ移動フェリーにて大島へ。
気仙沼観光桟橋から大島行のフェリーに乗る頃には白い綿雲がぽっかり浮かぶ青い空が広がっていました。
(この日の午後気象庁は東北地方の梅雨明けを発表。例年に比べると1週間ほど遅い梅雨明けだったそうです。)
現地到着後、開会式が行われ、作業説明と注意事項のあと、4班に分かれ、それぞれ持ち場の下草払い作業に
入りました。下草と言っても人間の背丈ほどに伸びた笹竹などが生い茂り肝心の植樹木が見えません。
竹で作った添え木を目標にその周りの雑草を汗を拭きながら鎌を使って刈って行きました。
しかし雑草が刈り取られた後は、竹の添え木に支えられた植樹木が枯れもせず力強く成長している姿を見て、
感動しました。作業は順調に進み、予定より早めに終了することができました。その間小学生の子供さん達は
自然体験プログラムを楽しみ目を輝かせていました。
閉会式を終えて、今日の宿泊先である椿荘までバスで移動しましたが、途中で大島神社へ全員で参拝し
小松宮司さんから参拝の作法(二礼・二拍手・一礼)などを教えていだだきました。
夜は夕食と交流会が行われ、我々OBと現役社員との間で楽しく歓談することができました。
この後、お子さんたちは梅雨明けの夜空と星座観測会で楽しみ、大人たちは椿荘のご主人から震災スライト上映と
つらい体験談をしみじみと語られ、改めて津波や火災の恐ろしさを想い起こさせられました。
8月4日(日)
早朝、椿荘から徒歩で10分ほどの砂浜が広がる美しい「小田の浜」の海岸清掃を行いました。
何処の海と違って比較的ゴミの少ない綺麗な砂浜でしたが、集めたゴミの中にはビニール傘なども混ざって
いました。また早い時間ということもあるのでしょうが、海水浴客の姿はほとんど見られませんでした。
大島防災教育内洋遊覧ということで、気仙沼湾に浮かぶ大島の半周ぐらいを海から観ることができ、植樹(下草払い)活動
の場所や海岸清掃を行った「小田の浜」を臨むことができました。またカキやホタテのいかだや浮がたくさん並ぶ波静かな
海を見ていると、風景だけは3.11以前に戻りつつあるのかと考え深い気持ちにさせられました。
気仙沼港に向かう船から見る風景はドックに入っている大型漁船の多さに驚きました。表面的には立ち直りつつあるように
見えますが、その内実はよくわからないのが正直な気持ちです。
気仙沼港から一関に向かうバスの途中でテレビで何度も放映された第18共徳丸があるべき場所ではない所に船体を
あらわにしている姿を見て、津波のパワーの凄さを改めて思い知らされました。この第18共徳丸は地元の市民のアン
ケートで「保存の必要はない」との声が約7割を占めたことから解体の方向で進められていくようです。
今回のボランティア活動に参加させていただき、活動場所が東日本大震災被災地であることに1つの感慨を
持ちました。仮設の屋台村で働く地元の皆さんの顔を見ているとこの日の天候のように熱くて明るい陽射しの
ように明るく生き抜いて行こうとする気持ちが伝わってくるようです。場所の選定と盛りだくさんの企画で厳しい
作業の中にも楽しいひと時を過ごさせてもらいました。会員の皆さんにもチャンスがあれば参加されることを
お勧めします。今回参加いただいた地元宮城・岩手の皆さん、また首都圏の皆さん、良い汗を流されたと思います。
ご苦労様でした。 (事務局より)