もの申す?!

よくテレビで，老人や主婦の万引きシーンを
“特撮”とか“衝撃！”とかいって，
マークした人の，店に入ってから万引きをするまでの行動をカメラで捉え，
その後の事務所でのやりとりや
交番に連れて行くまでの映像を流す番組があるけれど，
私はあのテの番組にひと言言いたい…

なぜ未然に防いであげないのかっ！
犯罪者となるところをじーっと物陰から隠しカメラで撮影する…

　　　　　なんて悪趣味なっ！！！

本来なら，犯罪者にしてしまう前に，未然に防いであげることが
親切なんじゃないか…。

補導・指導員は仕事ということで100歩譲ったとしても，
やっぱり　テレビカメラで犯罪を目の当たりにしていながら，
何もしないという行動は，報道マンとしてどうなんだろう。
いくらモザイクをかけたからって，
放送してしまう事ってどうなの？

カメラマンという職業柄，
「隠し撮り」などという言葉に代表されるように
今までに報道されたことのないもの，
最前線で撮影したリアルなもの，
戦場などの血なまぐさい映像…
そういう生々しいものに対する
特異な感情があるのかもしれない。。。

でも，それを扱うキャスターの
　　「犯罪が減ってくれれば…」
　　「平和を願ってやみません」
などという言葉とは裏腹に，
ああいう，万引きシーンを放送してしまうことへの
本来の報道との　温度差やギャップを感じてしまうのって私だけ？


最近「マスコミ」って肩書きを振りかざし，
やりたい放題の事が多すぎるし…。

報道という立場，
公共性があるという立場，
公の場であるという立場での発言や行動にも，
もう少し　“人間らしさ”　がほしい。。。

　　　　　と思ってしまう。　　　老婆心か？？？（笑）