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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

The City In The Deep Sea - YUMI MATSUTOYA CONCERT TOUR 2021-2022 (2022年3月25日 県民ホール)

2022-03-26 05:32:22 | 音楽

ゆうべは、ばあさんと一緒にユーミンのライブでした。

やってきたのは県民ホール。
ここでユーミンのライブを観るのは学生の時以来、2回め。
あの当時はまだ20歳くらいで、ここで徹夜して良い席取ったのが思い出されます。当時はコンサート会場でもチケットが発売されていて、プレイガイドで買うよりも良い席が用意されてたんですよね。あのときに徹夜しながらユーミンを語り合った見知らぬ人達はいまどうしているのだろう?^^;

その時のライブは、隣の席はばあさんだったんですが、なんと後ろの席に小林麻美が座って、それに舞い上がっていて、内容をほとんど覚えてないです^^;

と、思い出が尽きない場所であります。

時代は変わって、このコンサートは電子チケットが導入されています。
電子チケット使うの初めて。

これが電子チケットのハードコピー。
電子決済はまあよくやるんですが、受け取るチケットは紙ではなくて、専用アプリをスマホにインストールして、認証されたユーザーに電子チケットが対応付けられる仕組みです。
ゆえに、スマホを持ってない人はコンサートに行けません、ガラケーの人は入場できない。

こんなもん、簡単に偽造できるだろ、大丈夫なんか?と思ってたんですが、入場チェックでスマホ画面になんかスタンプみたいなのを近づけると。

あら不思議、画面に使用済のスタンプが出現。
これどんな仕組みになってんだ?ひとの目に見えないように画素データに電子透かしを入れて、それを光学スキャナーで取り入れて認証してるのか?とか、帰り道でいろいろ考えていたのですが、調べてみるとそんな面倒なことはしてなくて、こちらのページで解説してあるように、「物理的なスタンプをスマホ画面に押印して、同時接触点を検出して、所定の条件を満たす場合は電子チケットが使用済みである旨を示す描画を行うサービス情報提供システム技術」のようです。なるほど、タッチパネルを物理的にスタンプ機能として使うんだ。そのための専用アプリで、同時接触点の条件を知らないと偽造できないわけですね。考えた人は凄いなあ。

と、隔世の感を抱きつつ入場ですよ。

3階席だけど、前から2列目の中央付近と、なかなか良い場所。

入場者全員のフェイスシールドが配られました。ライブ中はマスクに加えてこれをしてください、とのアナウンス。声援などは常識の範囲内で。

さて、前置きが長くなりましたが、コンサートの内容は最新アルバムの「深海の街」を中心の選曲で、コンセプトは「海洋」や「航海」のようで、アーティスト、スタッフ、オーディエンスはみなひとつの船の乗組員いったところ。

命を落とした潜水夫が海の底に沈んだイメージビデオからコンサートが始まります。大音量のバスドラが響き、パイプオルガンの伴奏に乗ったオープニングは「翳りゆく部屋」、意外な曲でした。

ステージ左の高台にドラムス、中央よりにベース、ギター。
ステージ右の高台にキーボード、中央よりにコーラス3人、これにユーミンを加えての8人編成。

コーラス3人かと思いましたが、この3人はマルチプレーヤーで、コーラスの他に男性はアコギ、女性はパーカッション、そしてサックスを兼務します。

特にびっくりしたのはサックスの女性で、ソプラノサックス、アルトサックスの他、フルート、キーボード、さらに8曲めではコーラス女性2人でのバックダンスまで披露してました。その他にも逆光でよくわからなかったけど、なんか変わった楽器も吹いていた。おそるべきマルチプレーヤーぶりでした。バンドメンバー紹介で小林香織という名前を知りました。

この小林香織さんは、特に15曲めのNikeでは、曲の最初にフルートを吹いてすぐにサックスに持ち替え、中盤でまたフルート、最後はサックスと、ジェントルジャイアントのレイ・シャルマンばりの楽器持ち替え演奏、音的にはいちばん目立っていたように思います。

そんなこんなであっという間に時間は過ぎて、アンコールも2回に分けて3曲を演奏。
しかし、場内の照明が明るくなり、退場のアナウンスが出てもなおアンコールの拍手はやみません。前回いったコンサートでは、お客さんが一部帰った後にユーミンがでてきて3回目のアンコールに応えました。リピーターが多いコンサートゆえ、みなそれをわかっているのでしょう。鳴りやまぬアンコールに、3たびユーミンが登場し、横浜ソングともいえる「海を見ていた午後」にて、本日の演奏はすべて終了となりました。

ユーミンはとうに還暦を過ぎたどころか、もうすぎ古希なのに若いときより歌うまくなってる、というか声は出てるし音は安定してるし、おそろしいもんです。

そんなこんなで、非日常的な楽しい時間を過ごせました。この日のセットリストはこちら。終了直後にもうネットに上げてる人がいるのが素晴らしい。参考にさせていただきました。

1. 翳りゆく部屋 (シングル 1976)
2. グレイス・スリックの肖像 (昨晩お会いしましょう 1981)
3. 1920 (深海の街 2020)
4. ノートルダム (深海の街 2020)
5. 深海の街 (深海の街 2020. 12)
6. カンナ8号線 (昨晩お会いしましょう 1981)
7. ずっとそばに (REINCARNATION 1983)
8. What to do ? waa woo (深海の街 2020)
9. 知らないどうし (深海の街 2020)
10. あなたと 私と (深海の街 2020)
11. REBORN~太陽よ止まって (深海の街 2020)
12. 散りてなお (深海の街 2020)
13. 雨の街を (ひこうき雲 1973)
14. ひこうき雲 (ひこうき雲 1973)
15. NIKE~The goddess of victory (深海の街 2020)
16. LATE SUMMER LAKE (ダイアモンドダストが消えぬまに 1987)
17. Hello、my friend (THE DANCING SUN 1994)
18. ANNIVERSARY (LOVE WARS 1989)
19. 水の影 (時のないホテル 1980)
en1. 青い船で (VOYAGER 1983)
en2. 空と海の輝きに向けて (ひこうき雲 1973)
en3. 二人のパイレーツ (U-miz 1993)
en4. 海を見ていた午後 (MISSLIM 1974)

[神奈川県民ホール]
横浜市中区山下町3-1
https://www.kanagawa-kenminhall.com/

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p.s. 今日はほぼ理想的な食事内容。


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