
夏休みのフィッシングツアー。
予定では16日が移動日で入仙。17日、18日に釣りをして19日に帰ろう、大型漁礁のマガレイは定番だな、志津川のマコもいいな、根回り五目でナメタ狙いも捨てがたいな、などと状況を見ながら釣りものを決めるつもりでした。
しかし、台風7号が17日に常磐~三陸沖を急スピードで北上して北海道に上陸。
17日は台風通り過ぎるまでホテルから出られない状況、18日もウネリが収まらず。
こりゃ今回の仙台は食いしん坊万歳ツアーに終わるか、とラグでつり丸ライター針生さんに相談しつつも半ば釣りは諦めていたところ、拓洋丸の箕笹船長から、「19日はハゼなら出られそうですよ」との情報。
松島湾のハゼ!いちどやってみたいと思ってた釣りですよ、これは望外のチャンス。
針生さんにおつきあいいただき、ハゼ釣りへGo!
松島湾は上のGoogleMapのように、ほぼ四方を海に囲まれた地形。
日本三景にも指定されているように、静かな湾内に数々の小島が浮かぶ風景はまさに風光明媚。
そして、船のハゼ釣り場としては人気のポイントで、大型ハゼが釣れることでも有名。
伝統の漁法、じゅずご釣りが行われているのもここ松島湾です。
つり丸8月15日号でも紹介されているように、亘理の拓洋丸は今年から船長二人体制になって、従来の亘理の船に加え、船外機の小型船での釣りにも案内してくれるようになりました。
船外機の方は亘理荒浜港ではなく、多賀城市にある貞山公園から出船になります。
5時に貞山公園の船付場へ集合ですよ。
予報は曇り時々雨でしたが、雨は降らず。ほどなく晴れ間が広がり暑い一日となりました。
まずは近場のポイントから開始、水深は2mくらい。
私はタックルを持っていなかったので、針生さんと箕笹船長から竿を借りて2本竿。
ハゼ天秤にオモリ6号、ハゼ針8号でハリスは20cmくらいと、東京湾のハゼ釣りと同じ仕掛けです。
餌のアオイソメをちょん掛けにして、オモリを底すれすれにしてアタリを待つと、さっそくブルブルッ!
ハゼでかいっす(@_@)
8月のハゼなんで、てっきりデキハゼ釣りかと思ってたら、15cmの良型揃いですよ。
東京湾なら秋の落ちの時期に釣れるようなサイズ、さすが松島湾、魚がでかい。
尺ハゼも釣れるらしいですよ、いちど尺ハゼ釣ってみたい。
針生さんも20cm近い良型をポンポン釣りあげます。
箕笹船長も竿を出して操船しながらハゼ釣り。
静かな湾内で、小船をゆっくり流しながらのハゼ釣り、楽しい(^^)
船長はあちこちポイントを探ってくれます、初めてここで釣りする私へのサービスか、遊覧船で楽しめるような風景の場所へ次々と案内してくれました。
船外機の機動力は予想以上に高い。奥松島のポイントへもすんなり行けます。
名前のとおり、松が生えてる島。
松島湾をほぼ一周してもらいましたよ(^^)
15cm前後のハゼがバケツを埋めていきますよ。
ドキッとする引きで上がってきたのはマコガレイ。
シャコさん^^;
スミイカの餌にするには大きすぎるサイズ。
イシモチも混じります、ハゼタックルだと引きが強くて面白い。
針生さんはブラックバスも釣ってました。
ブラックバスじゃないか^^;、ベッコウソイですかね?
セミの鳴き声を聞きながら、のんびりと釣り糸を垂れる、最高の時間ですね。
昼過ぎまで釣って、ハゼは66尾。
マコガレイ、イシモチ、シャコが混じりました。
いやぁ、台風で暇になってましたが、最後に良い釣りができました。これも箕笹船長と針生さんのおかげです(^^)
こちらが拓洋丸の船外機。
松島湾ハゼの盛期は東京湾と同じくお彼岸前後とのこと。
カレイにハゼ、古き良き時代の趣のある釣りが、仙台にはまだまだ残っています。
釣ったハゼは最高の天ぷらネタ。型が良いので開くのも楽です(^^)
[亘理荒浜港 拓洋丸]
http://outdoor.geocities.jp/wataritakuyou/
船外機の小船は貞山公園船溜りから出船↓
外道も楽しそうですし、日頃のストレスなんて吹っ飛びそうです♪
波がほとんどないので、小船での釣りはホント快適でした。
漁礁のマガレイ釣りと、松島湾のハゼ釣りは関東ツリオヤジにはとりわけ魅力的です(^^)
「セミの声を聴きながら・・・」のところは最高のショットですね。
行ってみたい所リストに入れさせていただきます。
セミが鳴かなくなってからが本格シーズンのようですが、近くの島々でセミが鳴いている中での釣りは風情がありました。
ぜひ行ってみてください。私もまた行きたいと思ってます(^^)