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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

芽むしり仔撃ち - 大江健三郎 (新潮文庫)

2024-03-23 12:15:56 | 読書メモ

大江健三郎の短編を読んで興味が深まり、長編も読むことに。

社会から疎外された子どもらの絶望、子どもらを支配しようとする農民とそれへの反駁が、緊張感あふれる文章でつづられ、一気に読んでしまいました。
極限状態の中で、同志愛、人間愛、異性愛、同性愛と、さまざまな愛が交錯する展開も印象的です。
短篇における、アニミズムからもっとも遠い動物小説は、こちらの長編でもその傾向が発揮されています。

ちょっと大江作品にハマってきました。もう一冊長編を読んでみよう。

著者プロファイル。

書誌事項。
初版は、wikipediaによると1958年に講談社、とのこと。
書き下ろしなのかな?

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p.s. 塩分摂り杉。


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