
大江健三郎の短編を読んで興味が深まり、長編も読むことに。
社会から疎外された子どもらの絶望、子どもらを支配しようとする農民とそれへの反駁が、緊張感あふれる文章でつづられ、一気に読んでしまいました。
極限状態の中で、同志愛、人間愛、異性愛、同性愛と、さまざまな愛が交錯する展開も印象的です。
短篇における、アニミズムからもっとも遠い動物小説は、こちらの長編でもその傾向が発揮されています。
ちょっと大江作品にハマってきました。もう一冊長編を読んでみよう。
著者プロファイル。
書誌事項。
初版は、wikipediaによると1958年に講談社、とのこと。
書き下ろしなのかな?
p.s. 塩分摂り杉。
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