
男子フィギュア、チームパシュート、女子スピードスケート500m、ピョンチャンオリンピックに沸いている日本。
しかし、今から遡ること46年前、日本でも冬季オリンピックが行われていました。
それこそが札幌オリンピック。
笠谷今野青地の表彰台独占、ジャネット・リンの尻餅笑顔に日本中が沸いた日。
そして札幌は、すべての日本人の憧れの地へと昇華します。
札幌といえば味噌ラーメン。
全国津々浦々に札幌ラーメンのフランチャイズショップが乱れ咲きます。
味噌ラーメンの向こうには輝く未来しか見えなかった昭和40年代。
その未曾有のラーメンブームに君臨したのが、どさんこ御三家。
消費者にとっては紛らわしいことこの上ない店名のフランチャイズ。
これらの店の勢いはとどまることを知らず、日本のラーメン界は札幌ラーメンが制覇すると誰もが思っていました。
それから時は過ぎ、札幌ラーメンブームは下火へ。
盛者必衰の理のとおり、あれほどあったお店はまたたくまに減少。
どさん子は異教徒一風堂とのコラボなどで生き残っていますが、どさん娘、どさん子大将はフランチャイザーが飛んだようで、店舗数は激減。
いまや絶滅危惧種に指定されレッドブックに載りそうな状況です。
そんな歴史の味、どさん娘を求めてアジ釣りの帰りにランチですよとやってきたのはこちら。
しかし、こちらの店がまえ、どこにも「どさん娘」の文字はありません。
あるのはお食事処の文字のみ。
もしや、どさんこ界統一を狙うどさん子グループから身を守るため、看板を下ろし、隠れどさん娘として生きているのかもしれません。
それはあたかも、徳川幕府の迫害を逃れるために自らの宗教を隠した、隠れキリシタンのよう。
メニューを見た人だけ、その真実がわかります。
まごうことなく、どさん娘なり。
定食メニューもいろいろ。
ラーメンと半チャーハンで750円とお得な日替わり定食。
味噌にすると50円アップですか、ナイスですね。
しかし、コーヒー50円って、、、昭和どまん中^^;
どうしようかな、、、
したら、ラーメンと半チャーハン定食を味噌で、それにバターをトッピング、あと餃子!
まずは味噌バターラーメン到着。
昭和の味噌味、どさん子に比べるとシャープ、どさん子大将に比べるとライト。
黄色い縮れ麺、これぞ札幌ラーメン、旨し。
ほろほろチャーシューが1枚、これまた旨し。
禁断のガーリックバター!
おばちゃんが鍋をガシガシ振って作ってくれた半チャーハン。
完璧!食堂のチャーハンの王道です。
餃子。
これまた豪快に焼いてくれました。
手作り感満載の餃子、フランチャイジーであった頃よりもおそらくパワーアップしているのでしょう。
さくっと食べてごちそうさま。
丼の向こうに見えるものは。
油まみれの、どさん娘ロゴ。
これにて、くるまやに端を発し、どさん子大将、どさん子、どさん娘と続いた、札幌ラーメンノスタルジックツアーはひとまず終了とします。
札幌ラーメンフランチャイズ、体も心も温まるラーメンでした。
[どさん娘 八千代店]
神奈川県平塚市八千代町18-7
11:00-24:00 水曜休
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