サド侯爵夫人・わが友ヒットラー - 三島由紀夫 (新潮文庫) 2024-08-01 05:29:11 | 読書メモ 平野啓一郎の三島由紀夫論を読み終えたところで、三島の代表的な戯曲を読み直してみました。 これら2作品は、巻末の自作解題によると、対の作品とされています。女性だけが登場する「サド侯爵夫人」は美と悪について、男性だけが登場する「わが友ヒットラー」は勇と信について、三島らしい煌びやかなセリフまわしで語られています。 いずれの作品もなんども劇場上演されているのですが、感心するのは、役者さんはこの長 . . . 本文を読む