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同人戦記φ(・_・ 桜美林大学漫画ゲーム研究会

パソコンノベルゲーム、マンガを創作する同人サークル

最後でござる 田中

2011年10月26日 | BGM
前回投稿した記事で自己紹介とか書いたんですがこれが最後になるでござるwwwwwwwwwwwwwwwwww

どうも田中です。

2年半くらい通った学校を退学しました。
糞にも劣る最低極まりない学校でしたがこのサークルで得たものは大きいと思っている次第でございます。みなさまありがとうございます。

来年の春から音楽のほうを本格的にやるため専門学校に通います。私の音楽が世に出回ることを応援しててくださいね!ひひっwww

学校は辞めましたが「このゲームのBGM頼みてえ!」とか「こういう曲歌いたいんだけどトラックお願いしたい!」とかありましたらご連絡ください。よだれ垂らしながら尻尾振ってお受けします。ドヒンドヒンwwwww


参考に最近作った曲をうpしておきます。
ゴミクズみたいな曲ですがもっとレベルアップしていくのでよろしくお願いします。頑張ります。

http://www1.axfc.net/uploader/H/so/145728&key=tomoyo


あと告知です。10月30日に東京流通センターで行われるM3というイベントに出ます。
え 4aにてあどばいざりぃ☆という名前でCD販売をしておりますのでよかったら来て声かけてください。


やりたいことやらない人生なんて生きてる価値ねえよ
っていうのを胸に僕は強く生きていきまーすwwwwwwwwwwwwwww

ロッテちゃんと京子ちゃん愛してるよちゅっちゅ

ぴーす

たまゆらくがき2 A

2011年10月18日 | イラスト

たまゆらの麻音ちゃんかわいい
麻(大麻)音(音楽)っていうネーミングセンスもいいですね

さて、ひだまり除いて今期アニメが大体出揃ったので見ている作品を個人的アニメランキングをA~Dで評価だ!

A Fate、たまゆら
B ペルソナ、イカ娘、未来日記
C woking!!、君と僕、ちはやふる、ラスエグ、シャナ
D ベン・トー、ホライゾン、君僕、はがない、ファイブレ、UN-GO、マケン姫っ!


Z ガンダムAGE、シーキューブ、マジ恋


この内どれだけ完走できるのかいまから楽しみだぜ!!!!




最近発掘したrecord!! 非常にHIPHOPっぽくなくHIPHOPであるという2011年でも5本指に入りそうなくらい気に入ってるアルバム。
Sam Lachowは Brand New Bike ! いいアルバムですねぇ!!

YOU TUBeで聞いてみてくださいよー

初夏、間違って冬服で登校するが予想外に暑苦しく意地張って着続けるが我慢も限界に達したあの子

2011年10月17日 | イラスト
アサヒです。
画像は新宿駅の階段のところに貼ってあったポスターのキャラクターを画像探しでコピってみました。
タイトルが心にしみた・・・。

Aさんにイラスト上げると半年前に約束したので、今更UP。
3時間もかかってしまったダムイット!

1:30 模写っしゃ A

2011年10月07日 | イラスト
一応毎日ノルマ1:30で模写。模写っていいですよね 実力はともかくなんかしてやった感はすごいある

今期たまゆらヤバい。てかたまゆらヤバい

んでこっから本題ジョブスが逝きました。これからでるmacはmacではないでしょう。なんだかんだmac好きな自分にとっては悲しいニュースでした。あんな革新的な人はめったに現れないでしょう。
R.I.P jobs 今使ってるOSX、もうアップグレードしないよ


最近聴いてるのはもっぱらR&B
Diana king の上を向いて歩こうがマジやばいぜー


時間旅行の最終地点 【律氏】

2011年10月05日 | 短編小説


 時間とは、道のりと速さがあれば求められる。いわゆる、中学校でやった計算式だ。時間旅行者とは、つまり、時間という道を旅しているにすぎないのである。
 ――――なんて簡単な話しだったりする。

 夕焼け空には、にじんだ飛行機雲が直線を引いていて。どうやら僕は、懐かしさを感じているらしいのだ。ずっとここにいたいような気さえする。
 公園のベンチの上に。この時代に。彼女のそばに。
 この時代の彼女は、まだ高校生だった。そして、今の僕は四十二歳の中年オヤジ。年齢は変わらないはずだったのに、二十五歳の年の差だ。
 大きな瞳の下にある泣きぼくろが、コンプレックスだと感じていた。僕は、その姿を見るのがとても好きで。良くからかって遊んでいた。
「あの、今日は楽しかったですか?」
「ああ。あのパフェはおいしかったかな」
 この時代にしか存在しない、幻のストロベリーパフェ。
「本当に、未来には苺が絶滅してるんですか?」
 そういえば、君は苺が食べれなくなった時、非常に微妙な顔をして「しかたない。運命ならね」と笑っていた気がする。あの眉の曲げ方は、きっと悔しかったんだろう。
「今のうちにたくさん食べるといい」
「そうですね」
 素直なように、深くうなずいた彼女は、いつか僕に見せてくれたような、白色電灯のような笑顔をしていた。「うわっ、眩しい」こう言えば、君は悪口を言われたと頬を膨らませたものだった。
「未来の話しをもっとしてもらえないですか?」
「君は、僕が時間旅行者というのを信じているのか?」
「はい」
 呆れるくらい純真な子だ。
「そうか。未来は、あまり変わらない。人も世界も。相変わらず、運命を信じたり、現実に目を向けられなかったり、救えない命がたくさんある」
「ロボットとかは、どうなっているんですか?」
「ロボットは、そうだね。僕の生きていた時代には、AIもARも進歩していて、いや、難しい話しだ。それより、僕が質問してもいいかな」
 彼女はきょとんとして、こくりとうなづく。
「僕のことを最初どう思った?」
 僕の真剣な表情に、彼女は異変を感じたのだろう。背筋を伸ばした。
「泣きそうだと思いました。だから、声をかけたんです」
「変な人だとは思わなかったのかい?」
「えっと、たぶん。わかんないんですけどね。おじさんは、私を傷つけないって思ったんです」
 気付いた時に、僕は目頭を熱くしていた。泣き出さなかったのが、奇跡に思えた。
 いや、僕にはもう涙なんて残ってなかったのだろう。そんなものは二十年前に、全て使い果たしてしまったのだから。
「おじさんは、どうしてこの時代に?」
 彼女の瞳は、傾いた。
「…………ある人の未来を守るために来たんだ」
「その人は、おじさんの大切な人ですか?」
「ああ。命よりも、なによりも大切な人だ」
「素敵ですね。その人を守るために、未来からやってくるなんて。ヒーローみたい」
 いいや。僕は、ヒーローなんかじゃない。ただの極悪人だよ。
「さ、もう遅くなってきた。…………帰るんだ」
「え? まだ四時ですよ。それより、もっとこの時代を――――」
「帰れッ!!」
 ひゃと短い悲鳴を上げた少女は、おそるおそるベンチから離れ、小さくお辞儀をすると、逃げ出すように駆けていった。
「…………許してくれ。綾乃」
 僕はラブレターを握って、立ち上がる。
 不意に、とことこと、綾乃が消えた入り口とは違う、もう一つの入り口から誰かの足音がした。
 それは、高校生くらいの少年だった。誰かを探すように、きょろきょろと辺りを見回し、少し落ち込んだようだった。
「綾乃は、ここに来ないよ」
 僕は立ち上がり、驚く表情を見せた少年の目の前に立った。
「西村綾乃はここには来ない。下駄箱に入っていた君のラブレターは、彼女が受け取る前に、僕が抜き取らせてもらった」
「だ、誰だよ、あんた!」
 僕は、背丈もさほど変わらない少年を見おろし、
「君は、今から三年後結婚する。そして、その半年後、君が就職した会社は倒産し、君達夫婦は路頭に迷う。二年間、職を転々とした君は、その頃、とてもイライラしていたのだ。なにが切っ掛けだったのかはわからない。君はついカッとなって投げた灰皿で、妻を殺してしまう。殺人罪で八年間、刑務所で暮らし。それから、君は十七年間、後悔の十字架を背負いながら暮らす。そして、あの事件から二十年後、家庭用のタイムマシンが発売された。君は、何度も時間歩行を繰り返し、彼女が死なない世界を目指した。だが、そんなものはどこにもなかったんだ。そう、どこにも。どんなことをしても、彼女が死ぬ事実は変わらない」
「…………あ、あんた、何を言っているんだ?」
「始めからこうすれば良かったんだ。道を歩く人が、旅をする前にいなくなれば」
 僕は、懐から、サラ金でタイムマシン購入の資金を求め、その余りで買った一発しか銃弾が入っていない黒い塊を取り出す。その筒を、青年の胸に向けた。
「な」
 ――――銃声が鳴り響く。
「ッッッッッッッッッッッうわぁああああああああああああ――――――――――――――」
 風になびく硝煙と、飛び散った血しぶきを浴びて、僕はため息をついた。
 ようやく終わるのだ。ようやく綾乃を救えるのだ。やっと、やっと、やっと。
 青年の声が小さくなっていく。虫の息。
 僕の視界も段々暗くなっていく。虫の息だ。
 ついに、僕は青年の隣に倒れ込んだ。
 青年はもう息をしてなかった。
 僕は消えていく感覚を確かめながら、
「…………………………許してくれ、あや、の」
 そう呟いたのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 相対性理論が崩れるかも知れない? ので、少しSFチックに。
 ジョン・タイタ―の言っていた世界線構造に近いかな。

 しかし、まさか、自分が生きているうちにこんなことが起こるとは、という感じです。この勢いで、超弦理論や、統一理論の研究を進めていきましょう! がんがれ、CERN! 全世界の物理学者! ホーキング先生!


 境界線上のホライゾンが、けっこうおもしろかった。どこか懐かしい気がすると思ったのは僕だけ?
 H×Hのクラピカ役、みゆきちの声がかっこよかった! 
 キャスト変更の是非はともかくとして、みゆきち最高!
 
 ところで、ロリ枠はいずこ?

サーニャ可愛いよサーニャ10【1966】

2011年10月05日 | イラスト




順調に脱線人生歩みつつある1966です。まともな生活に戻れる気がしませんがなんとかやっていきたいです。
昨日はどうやら天使の日(10月4日)だったみたいで、それを聞いていても立っていられずマイエンジェルを描きました。はい、もちろんサーニャです。間に合いませんでしたけどね…。
本当はこういう事やってる暇なんか無いはずなんだけどなー。今回はかなり短時間で済ませる事ができたしまぁいいか…。

地味にサーニャの記事2桁目突入です。
そんなに描いてたか…。この調子で3桁…いきたいなぁ

Fate/Zero 観てました A

2011年10月04日 | イラスト
学校休んで観てました。自分が中二病に抵抗無くなってきたのがわかる。なんか普通に見れた。
でもマジ恋観たあとだからかもしれない。 正直イカちゃんがかわいいのでどっちでもいいや。

photoshopでの味のある線画の描き方を箱根で1966さんに教えてもらったがすっかり忘れてしまった。もし観てたらコメントで教えてください。

深夜のバイト 【律氏】

2011年10月02日 | 短編小説

 前回までのあらすじ
 タクシーの相乗りという手段を初めて取った井出氏は、隣りに乗った郵便配達人から小包を受け取る。四畳一間のボロアパートの自室に帰った井出氏は、その小包を開けてびっくり。その中から現れたのは、切り取られたちょんまげだった。添えられた手紙には「房総半島にて待つ」とだけ知らされていた。範囲が広すぎる! と叫んだところ、ウルサイヨ! と蟹のような頭をした、ディストピアからの使者が現れる。「頭が鳴門海峡のような侵略者から未来を救って欲しい」と言われた。ちょんまげを片手に、引き出しに片足を突っ込んだ井出氏だったが、「未来とあたし、どっちが大事なの?」という、空鍋を持った彼女が現れ。井出氏は命の危機に!


 平日午前二時のスリーオフ。
 店長もいなくなり、先輩のバイトもいなくなったこの狭い屋内で、バイトを始めてからまだ二ヶ月の後輩と二人きりになった。
 俺が深夜のバイトを始めたのは三年前、ニート脱却を図るためだ。後輩も同じような境遇だったらしく、自分の名前のように親しみがあるという、このスリーオフに人生の再起を託したらしい。
 結果、俺達は晴れて、母親に「ごみくず」と言われずに済むようになったのだった。
 何をすることもないので、俺は何気なく、レジ裏たばこを整えていた。
「せ、先輩、まずいっす! 宇宙帝国が地球王国に宣戦布告しました!」
「うるさい! 俺は、今、マルボロの整理に忙しいんだ。ああ、ほら、セブンスターと混ざっちゃったじゃないか」
「先輩、なんで包装開けちゃったんですか! 全部ばらばらじゃないっすか! 区別付くんですか?」
「付くわけ無いだろ!」
「じゃあ、どうすんですか! 全部買い取りですよ」
「燃やしちゃえ」
 俺は、レジ横に置いてあった百円ライターで、コンビニの壁に火を付けた。
 すると、火は天井まで一気に燃え上がり、大炎上となった。一歩遅れて、炎は床に到達する。なんとか、たばこを燃やすに至った。
「ふぅ、これで証拠隠滅完了だぜ」
「先輩。隣のガソリンスタンドに、火が燃え移りました」
「なにッ。そんな馬鹿な……」
「どうします?」
「逃げるぞ!」
 俺と、後輩はなんとかスリーオフから逃げ出した。
「伏せろ!」
 間髪入れず、鼓膜を突き破るような大音声と共に、大爆発が起きた。
「………………百円ライターが、ここまで威力の大きなものだったとは」
 このネタを旧ソ連軍の残党に売れば、金になるかも知れない。
「先輩、その子は誰すか?」
「その子?」
 見ると、俺は誰かを掴んでいた。どうやら、あのコンビニにはお客さんがいたようだ。眠っていたコンビニ店員の意識が無意識に働き、お客さんを連れ出していたらしい。
「君?」
「…………あの、お助けいただきありがとうございます」
 まじまじと見ると、俺の手に繋がっていたのは、真珠のような白い肌の少女だった。大きなくりくりとした瞳が、フランス人形を思わせる。
「わたしは、地球王国第一王女、フランソワ・ローゼンクロイツ。地球にいるという宇宙帝国魔王を倒そうと出てきたのですが、極度の方向音痴でレジまでたどり着けませんでした」
「そ、そうか、それで姿が見えなかったのか」
 なかなかお茶目な人だ。
 俺は、一目で惚れてしまった。
「はい。しかし、どうしても、このスーパーカップが欲しかったんです」
 王女の手にはスーパーカップバニラ味が握られていた。
「しまった。アイスのスプーンまで爆発に巻き込まれてしまった」
「このくらい、王家に伝わる奥義を使えば。行きます。《バニシングアクト》」
 そう言って、王女はアイスの蓋も開けずに呑み込んでしまった。
「す、すごい」
「へっちゃらです」
 その時、冬の凍えるような風に乗って、うっはははは――――という笑い声が聞こえた。
 俺は、その声のする方向に顔を向ける。
「どうした後輩?」
「後輩ではない」
 王女が咄嗟に身構える。
「その声は」
「そう、コンビニ店員の後輩というのは仮の姿だ。この星を偵察するためにな」
「…………こ、後輩」
 俺は、後輩と過ごした何日かの記憶を思い巡らせた。こんな頼りない俺に、敬語まで使ってくれた、いい奴だったのに。
「じゃあ、今までのお前は全て嘘だったのか……?」
「当たり前だ! 誰が貴様のようなニートに敬意を表すか! 身の程を知れぇ!」
 髪の毛を割って角を生やした後輩は、伸びた爪の間に放電のようなものを迸らせた。それを手の内で圧縮する。それは、雷が着地する大地を射貫くように、俺の胸に激突した。
 まるで、あばらの全てをおられたような激痛を感じ、一瞬、心臓が停止した気がした。
 だが、狭窄していった視界が、ふいに回復していく。
「…………王女様?」
「大丈夫です、店員さん? ……良かった。王家に伝わるリザレクションを使ったんです」
「ありがとう」
「い…………いえ」
 すると、急に息を荒げた王女様が倒れ込んできた。なんだか辛そうだ。
「王女様!」
「だ、大丈夫です。王家の秘術も二つも使ってしまったので、ちょっと体の自由が利かないだけです。一時間ほどじっとしていれば、回復します。――それより。……………………魔王は名前を呼ばれると、死にます。………………ど、どうか世界を、世界を救って下さい」
「やはり知っていたのか、王女め。くくく――――だが、そいつにそれを教えても無駄だぞ。地球では、山田太郎と名乗っている。王女もこの俺の本当の名前はわかるまい」
「うう…………むね……ん………………」
「王女様! 王女様ぁあああああ! ――――くそ、後輩! 許さないぞ」
「許さない。許さないか…………くくく。じきに、俺の連絡を受けた帝国軍が地球に攻め込んでくる。だが、その前に俺がこの星を滅ぼしてしまうがな」
「後輩…………お前は、本当にそれでいいのか? バイトもうやらないのか? ニートに戻ってもいいのか?」
「ニートはお前だけだ! ニート先輩!」
「元ニート先輩だッ!」
 ニート先輩なんて失礼すぎるぞ!
「………………たしかにこの二ヶ月楽しかった。だが、俺はこうするしかないんだ。いずれ、人間は宇宙に進出する。そして、あらゆる星を支配して、スペースデブリをまき散らすだろう。だから、ここで終止符を打つしかないのだ」
「他に方法はないのか?」
 魔王は、さっきよりも大きなプラズマを発生させた。それは、駐車場のアスファルトをはぎとり、大地に亀裂を走らせる。
「俺は、お前を大切な友人だと思っていた。これからもずっと、こんな馬鹿みたいな日々を送っていくものだと思っていた」
「…………先輩……」
 不意に魔王の手の中のプラズマが萎む。
しかし、首を振った魔王は、プラズマの勢いを取り戻させて、それを掲げた。
「………………店員さ、ん…………逃げて」
「王女様……。そうはいかないんです。俺は、この後輩に一言言ってやらなきゃいけないんです」
 そう。それは、バイトの先輩として、友人として。
「後輩――――いままで、サンキュー、な」
「ッ! せ――――――せ、先輩。……ニートのくせに英語ですか」
 すると、後輩の体が淡く発光し、シャボン玉のようになって溶けていく。
「…………俺が、スリーエフに努めるようになった理由、話しましたよね」
「名前のように親しみがあるって――――まさか」

 スリーオフ→ 三オフ→ 三休→ サン休→ サンキュ…………。

「先輩、今までありがとうございました。楽しかったす」
「――――ああ、俺もだ。小学校ぶりに出来たトモダチだった。楽しかった」
 半分以上消えかかった顔でにこりと微笑んだ後輩は、瞳を動かして、王女を見る。
「王女様。約束して下さいっす。宇宙の平穏を乱さない。出したゴミは自分達で回収する、と」
「…………ええ、約束します」
「よかった」
 バイトの休憩室で見せるような、穏やかな表情をした後輩は、ついにひとかけらも残さずに宙へと消えていった。
 

 ――――――――。
「今日から、お世話になります」
 深夜のコンビニバイトは、眠気との格闘だ。たばこを整頓でもしてないと、目蓋が勝手に降りてくる。ひどく退屈な単純作業だ。
「先輩は、もう六年もここのバイトを続けてるんですね。やっぱりここのコンビニに、女王様がお忍びで来るからなんですか?」
「ちげえよ。ただの噂だ」
 まぁ、コンビニはここしか知らないからって、たまに一般人の格好で来てるけどな。
「じゃあ、なんで?」
「――――友達探しだ」
 俺は、たばこのカートンを整理しながら、答えた。
「え? ニートみたいなこと言わないで下さいよ」
「元を付けろよ」
「え…………あ、いらっしゃいませ」
 深夜なんだから、挨拶しなくてもいいのによ。
「あの、たばこ下さい。マルボロ」
「あ、はい。カートンですか?」
「いえ、バラで」
「あ、はい。一パックですか」
 今日入ったばかりの新人は、かなりてきぱきしていた。常にサボることと、たばこを解体することだけを考えている俺とはえらい違いだ。
 あいつも、こんな感じだったかも知れない。
「いえ」
「へ?」
「マルボロ、一本でお願いします」
 俺は耳を疑い。カートンを整理していた手を止めた。
 少しにやつきながら、おもむろにパックを開ける。
「って、先輩なにやってるんですか!」
 なにもやってねえよ。普通だろ、こんぐらい。
 ――――な?
「マルボロ一本どうぞ」
 


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 作中のスリーオフと、大手コンビニエンスストア、スリーエフとは何一つ繋がりがありませんので、あしからずご了承ください。

 僕は映画だと、レオン、バックトゥザフューチャー、ジュブナイル、モスラシリーズが好きです(語れるほどではないですが)

 レオンみたいな、かっこいいロリコン主人公を書きたい! なんて思ってます。