ある司法書士の修行時代

司法書士の修行の日々に思う徒然事

中年、自転車に乗る

2005-04-27 23:52:00 | 徒然
近くの法務局に行く時は、大阪の都心部を自転車で行く。
電話で法務局に確認して、通勤ラッシュの冷めた頃出かける。
しかし高層ビルに画された晩春の空は青く澄んでいて、
自転車を漕ぐ僕を頬を撫でる風も心地よい。

活人画のようなサラリーマンやOLたちの人波を縫って、
スイスイ漕いでると不思議なことに、
生きてて良かったな、と思えてくる。

たいした意味もなく淡い感動すら感じながら
その時、僕は自然と口ずさんだりするのだ。
自分のテーマ曲と決めた歌を。

 I've loved, I've laughed and cried,
 I've had my fill; my share of losing.
 And now, as tears subside, I find it all so amusing.
 To think, I did all that, and may I say --- not in a shy way,
 "Oh no, oh no not me,
 I did it my way".

すれ違う人たちは僕が何か口ずさんでいることは分かっても
何を口ずさんでいるのか分からないだろう。
人間なんてそんなものだからだ。