ある司法書士の修行時代

司法書士の修行の日々に思う徒然事

革命前夜 その2

2005-10-29 22:19:15 | 競馬
さて先週は菊花賞でした。
僕の先週の日曜日は、意味もなく疲弊困憊していて、ねずっぱり。
ディープインパクトが強いのは、勝つのは、分かってましたが、
小学生の時に義経が好きでたまらなかった判官贔屓癖のある僕にとっては、
横山典弘の騎乗のほうにどうしても目が行きました。
ダービーの時の佐藤哲三の勝ちに行った騎乗ぶりにも惹かれましたが、
なんとかして〝一泡吹かせる〟ために全身全霊を傾ける勝負師には、
魅力を覚えずに入られません。

関東には、後藤という騎手もいまして、彼もまた、ファイターですね。
ナリタトップロードに乗る無策の渡辺に比して、後藤はある時は、
アドマイヤボスで、ある時はステイゴールドでオペラオーに立ち向かいました。
関西では、関東の東侍ような泥臭さを感じるのは、佐藤と藤田くらいですかね。

さて天皇賞ですが、えらく豪華なメンツですね。
マイルとクラシックをそれぞれ得意とする馬の接点である2千mのレースは、
1番面白いのかもしれないですね。

僕は、タップダンスシチーから入ってみようかな、と思ってます。
人気があまりない今が狙い目ですよね。
てっちゃんが腕が動かないなるくらいタップを押してくれるのは、
間違いないですしね。

革命前夜

2005-10-29 19:01:06 | 司法書士
そういえば、前に『変更or更正』で書いたことなんですが…
土地の合筆の登記の申請日前に本店移転と商号変更をしていたにもかかわらず、
変更前の印鑑証明書を添付して合筆の登記をしてしまったために、
合併による所有権の登記には、変更前の本店商号が記載されてしまった事例で、
この度その土地に設けられた根抵当を抹消する前提として、
名変をするにつき、変更なのか更正なのか、ということを書きましたが、
当時法務局に問い合わせたところ、
調査の人は「合筆は表示の登記だから、合併による所有権の登記の前を
基準とするので『変更』だ」みたいなことを仰ってましたが、
その後当法務局から電話がありまして、曰く『更正ちゃうの?』とのことでした。

ところで登記研究の質疑応答にも『更正』とありまして、
以前は『変更』だったようですが、その先例は変更されたものとしてくれ、
と書いてました。何号かは忘れてしまいましたので悪しからず。。。

もっとところで、こないだ奈良の田舎の謄本を眺めていると、
(仮として)地番 163番・164番合併9 という所謂合併地番を
見つけました。なんなのかネットで調べてみましたが、よく分かりません。
163と164の土地を合筆して、
いくつかに分筆したうちの9番目ということでしょうかね。

7月4日に生まれて(ない)

2005-10-29 17:12:05 | 司法書士
名を騙る、まあ、そういった複雑な接し方もありということで、
抹消はしないことにしました。
別に害はないみたいだし…

独立ね…
今は全く興味ない、かといえば、自分もよく分かんなくて、
同期の開業した司法書士のブログなんか読んでいると、
正直『羨ましい』と思ってしまうことは多々あります。

僕の場合は、独立のための資格ともいえる士業の一つである司法書士
の資格に対する誤解があって、それはそもそも受験前から独立願望が、
全くなかったことに起因しているのだろう、なと思います。

それで書士会のお偉方の『独立、独立』云々を、
煩く感じてしまったりしている訳ですが、
先生方は全うなことを言っているだけで、
それはある程度分かっていても尚且つ煩く感じてしまうのは、
研修の時に感じたお偉方に対する嫌悪感に尽きると思っています。

司法書士という人生の選択は、
就職のために30歳前に急に忽然と目の前に現れて来たという感じで、
少なくとも大学時代にはその存在すら知らなかった資格だし、
働き始めて半年以上経ち、登録した今になっても、
本当に自分がこのまま司法書士でやっていきたいのかどうか、
よく分かりません。。。

ただ一つ言えることは、登記が好きという稀に見る変わった嗜好のお陰で、
司法書士という職業に親和性を感じていることは確かです。
司法書士から登記を除いたら、僕にとって何の魅力もないことは確かです。

何時かしら…

2005-10-17 00:40:37 | 徒然
いつのまに登録してしまっていたが、内実は補助者と変わらない。
まあ、上司が遠くに行ってしまったので、
色々独りで判断しなければならないことが多くなってしまった点では、
事務所内で準準準独立しているようなものだが…

ところで登録証の授与の日に研修の日程表を貰ったのだが、
いつの間にかどっかに行ってしまった。。。

うちの事務所は登記に偏頗しすぎだから、
研修で他の司法書士業務についての知識を補うしかあるまい、
と思っているからできるだけ研修には参加しようと思ってる。

何処かしら…

2005-10-16 18:34:42 | 映画
ふと渡辺文樹のことを思い出した。
たまに思い出す。
そろそろ新作は作ったかな、と。

『腹腹時計』という新作を作ったらしい。
前作の『罵詈雑言』は有楽町の〝映画館〟で観た。
前々作の『ザザンボ』は池袋の(改修前の)文芸座で観た。
あの頃は、それなりにちゃんとした映画館で上映されていたんだが…

今回の『腹腹時計』に間しては、
巡回上映をしているということだけしか分からない。
何時何処で上映されるのかさっぱり分からない…

まあ、商業映画の世界から爪弾きにされるのは、
自業自得の感も無きにしも非ずなのだが、
それでも近くに来たら事務所を早退しても見に行きたいなぁ、とは思う。

別にファンという訳じゃないけど、
新作が出たら観にいこっかなぁ、という気にはさせる作家ではある。
例え、観る度に言い知れぬ不快感を感じようとも…

何故かしら…

2005-10-16 16:35:42 | 競馬
秋華賞には、ほんのり感動してしまった。

解説の大坪元雄氏も「ジーンとくる」レースといっていたが、
少しだけ、あまりに少しだけ、ジーンと来た。
それは、加齢による涙腺の弛緩によるものでは決してないであろう。

先に抜け出したバンブーメモリーをオグリキャップが1完歩ずつ差をつめて、
ゴール前さし切ったマイルチャンピオンシップに、
オグリキャップが復活した有馬記念とはまた違った感動を覚えるのを思い出す。

僕は、逃げ馬が好きなんで、やや矛盾しているともいえなくないけど、
抜け出した馬を、おいおい、届くのか、という距離を、
差し馬が懸命に差を詰めてゴール前差しきるシーンを目の当りにするのは、
お涙頂戴のドラマを見るより遥かに感動する。

そこには、馬主の思惑、調教師の意図、
或いは騎手によって無理やり走らされているだけではない、
〝走るために生まれてきた〟サラブレッドの悲しいまでの性を、
感じてしまうからなんだろうか…

РОМАН

2005-10-16 00:23:36 | 映画
なんだか気分は曇天だ。しかも低く垂れ込めた曇天だ。
先週横浜に行った時、ランドマークタワーの天辺にかかるほど雲は低かった。

久々にCSで映画を観た。
ラース・フォン・トリアー監督の『ドッグ・ヴィル』だ。
初っ端から「これで3時間はきついなー」と思う前衛的設定。
だけど、彼の映画はなんだかんだと『エレメント・オブ・クライム』の頃から
観てきているし、学生時代に観た『奇跡の海』には感銘したし、
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は正直世評ほど評価する気にはならないが、
我慢していれば満足するだろうと、楽観的に我慢して観続けだ。

そうすると、あら、不思議、前衛的な設定がそれ程気にならず、
レイプシーンなどは、巧いことやるなぁ、ラースよ、喝采したくなる始末。
しかし最後のクライマックスシーンは賛否両論あると思うが、
僕は断然…〝賛〟…だ。

前に観た中国の『鬼が来た』という映画のラスト近いシーンは、
残虐な日本陸軍による善良な中国村民のジェノサイドだったが、
あの時は、賛とか否とかより嫌な気分、というより不安な気分だったが、
今回は「世の中から消えてしまった方がいい」と思っていても、
現実的には消滅させることができない事物を、
映画の中では全能の神である監督が審判したことに対して共感を覚えてしまう。

消滅させるべきものが些細なものであり、
その些細なものに対する嫌悪の代償がジェノサイドやエクスキューションだと、
その不均衡に善良な観客は些細なものに対する嫌悪以上の嫌悪を感じて、
映画そのものを否定してしまうかもしれないけど、
所詮フィクションなんだから監督や作家が、
思いっきり表現は過激だが、
行ってることは至極全うな主張をしても全然いいのではないか、と思ってしまう。

それはオゾン監督の『クリミナル・ラヴァーズ』を観た時にも感じた。
ラスト、美しいが腹黒い女子高生のヒロインが警察にマシンガンで、
徹底的に虐殺されるシーンほどすっきりしたシーン少ないのではないか。

処罰されるべきもののモラルのありように対する監督の審判の仕方が、
過激なだけなのは、目に見えているから…
実際のところオゾン監督は、
フランスを代表する映画監督になってしまっているのも、
単に彼の映画が〝お洒落〟であることだけが原因ではないと思うのだが。

さて読書の秋ということで、久々に読書でもしようかな。
それも「登記カウンター相談」とか「担保物件法」とかではなく、
ちょっと気になる作家であるヴラジミール・ソローキンの『ロマン』を…

ENIGMA

2005-10-08 21:07:08 | 徒然
法務局というのは、駅から遠い。。。
僕みたいに車の免許がないと、今夏のように酷暑だと灼熱地獄。
今くらいの気候だと三㌔程度の道のりは、ちょうど良い運動になる。
そんな時、音楽でも聴きながら歩くのだ。

MANIC STREET PREACHERSは好きなバンドだ。
ハッタリとの世評を強引に突破して清澄なメロディラインで、
いけしゃあしゃあとビールのCMのBGMに成りすましているところも好きだ。
でも、やはり、法務局に行く時は、ENIGMAで勘弁しておこうという気になる。
とい言うのも登記の世界は奥が深く謎に満ちているから…
というのは、付会で別に意味はない。

〝謎〟といえば、テレビ朝日のサッカー中継の解説には、
必ずと言っていいほど松木安太郎が登場するのだが、何故?
彼はそれ程支持を得ているのか?
ちなみに僕は彼の解説が嫌いだ、好きではないというより嫌いだ。

日韓ワールドカップでスペインのホアキンの、
どう見てもエンドラインを割っているようには見えなかったクロスを、
「ほら、見てください。ラインを出ていますから」と強弁としていた、
レフェリーに公平を求める割には、自分が全く公平ではない、
クリーンハンドとは程遠い彼の性格に嫌悪を感じてしまうから。

ヨコハマ

2005-10-08 20:51:04 | 競馬
凱旋門賞の制覇を目論むサクラローレルの夢をあっさりと端緒の段階で、
粉々に打ち砕いたのが、8頭立て8番人気の馬ヨコハマだった。。。

明日は、横浜に行く。
といっても横浜地方法務局に行く訳ではない。
行ってもいいのだが、日曜日にわざわざ大阪から訪ねる必然性を見出すのは、
サクラローレルが8頭立ての8着に敗れ去るのを予想したのより難解だ。

とはいえ、明日は〝時めきの〟毎日王冠の日だ。
府中にまで足を伸ばしたい気も山々だが、自重して、WINS横浜で我慢しよう。
府中1800…バランスオブゲームの出番だ。
とりあえず、早朝WINSで馬券買ってから横浜の観光でもしよう。