ある司法書士の修行時代

司法書士の修行の日々に思う徒然事

恭賀新年

2006-01-02 18:31:24 | 徒然
おめでとうございます、と言ってみる。
言ってから「何がおめでたいんだか…」と思うのはいつものことだが、
「まあ、いっかおめでたいとこになってるんだから」とナアナアのうちに
「おめでとう」といったことすら、忘れてしまう新年も早二日目。

昨年の終盤は特に11月くらいから体調が酷く悪化して、
辛い辛い日々を送ってましたが、
事務所の忘年会の日に豚肉を無茶食いした日から
徐々に、それこそ男女の間の好意が恋へと変化していくように、
徐々に体調が持ち直してきました。

司法書士とは名乗っていても、仕事が少な過ぎて経験値が低いので、
補助者で通したほうが気が楽なんだけど、ある一定の時点までは、
『司法書士の資格とともに成長していく』ことを選択した自分としては、
形から入るのは嫌いなんだけど、こればっかりは、形から入って、
周りから言われる『先生』という言葉に、
(たとえ被害妄想であったとしても)嫌味を感じなくなる程度にまでは、
緩いながらも逃げ道をなくして自分を鞭撻していきたいものだと思っています。

たまに書いてるけど、はっきり言って、
どっかのブログのタイトルじゃないけど、
自分がこのまま『司法書士で生きてい』きたいのか、
殆ど毎日のように自問したりしていて、
その迷走は今年も続くだろうな、と思っています。

OFF COURSEというのは、直訳すれば『外道』なんだろうけど、
外道でも彼らの曲、というより小田和正の声音は、清澄で、清冽で、惹かれる。
音楽家としての才能や楽曲の魅力だけでなく、
COURSEから外れたところで、生き甲斐を見出し、
その生き甲斐を周囲に是認された彼らの生き様にも惹かれる。
僕の人生もCOURSEから思いっきり外れてしまって、
いまだにくよくよしているところは、自分でも情けないとは思いつつ、
でもそれでもCOURSEから外れたからこそ、
案外フットワークが利くようになった点をも利用して、
それなりにそれなりのものを見つけたいとも思います。

まだ妥協する程の年じゃないでしょ30代前半は!

REUNION

2005-12-12 02:06:45 | 徒然
凄まじいまでの放置プレーに耐え切れなくなった私は、
過去の自分と再会するためにこのブログに復帰しようと思った。
というのは、嘘で、そろそろ書かないと永久に廃れるな、
と自分を叱咤するために書くことにしました。

放置していた期間は、ひたすら体調が悪くって、
どうも書く気にならなかったのが原因です、はい。
冬の乾燥がどうも悪影響を与えているらしく、辛い。
辛すぎて、辛さの枠の中で世の中を斜に眺めてしまい、
またぞろ視野狭窄になっちまって鬱々としてます。

業務の方は、はっきり言うと暇で、近頃は7時半までにはさっさと帰宅してます。
とはいえ、早く帰ったからといって、余力があり余っている訳ではなく、
例えるなら…コーヒーにトーストを浸した感じで、
欝のジュースにどっぷり身を浸してぐったりしてます。

好きな競馬も最近は、行ってなく、休日は死んでます、はい。
事務所の同僚に誘われて合コンなんぞもしましたが、
酔っ払ってしまってなんだかよく覚えていません(^^ゞ

まあ、微かに体調が上向いている兆しを実感しているので、
ぼちぼち更新できるように頑張りますから、
懲りずに私のブログに御出であそばしてください。

それとみうら先生には、随分長い間返答してないですが、
色々な知識・情報の提供には感謝してます。

何時かしら…

2005-10-17 00:40:37 | 徒然
いつのまに登録してしまっていたが、内実は補助者と変わらない。
まあ、上司が遠くに行ってしまったので、
色々独りで判断しなければならないことが多くなってしまった点では、
事務所内で準準準独立しているようなものだが…

ところで登録証の授与の日に研修の日程表を貰ったのだが、
いつの間にかどっかに行ってしまった。。。

うちの事務所は登記に偏頗しすぎだから、
研修で他の司法書士業務についての知識を補うしかあるまい、
と思っているからできるだけ研修には参加しようと思ってる。

ENIGMA

2005-10-08 21:07:08 | 徒然
法務局というのは、駅から遠い。。。
僕みたいに車の免許がないと、今夏のように酷暑だと灼熱地獄。
今くらいの気候だと三㌔程度の道のりは、ちょうど良い運動になる。
そんな時、音楽でも聴きながら歩くのだ。

MANIC STREET PREACHERSは好きなバンドだ。
ハッタリとの世評を強引に突破して清澄なメロディラインで、
いけしゃあしゃあとビールのCMのBGMに成りすましているところも好きだ。
でも、やはり、法務局に行く時は、ENIGMAで勘弁しておこうという気になる。
とい言うのも登記の世界は奥が深く謎に満ちているから…
というのは、付会で別に意味はない。

〝謎〟といえば、テレビ朝日のサッカー中継の解説には、
必ずと言っていいほど松木安太郎が登場するのだが、何故?
彼はそれ程支持を得ているのか?
ちなみに僕は彼の解説が嫌いだ、好きではないというより嫌いだ。

日韓ワールドカップでスペインのホアキンの、
どう見てもエンドラインを割っているようには見えなかったクロスを、
「ほら、見てください。ラインを出ていますから」と強弁としていた、
レフェリーに公平を求める割には、自分が全く公平ではない、
クリーンハンドとは程遠い彼の性格に嫌悪を感じてしまうから。

言葉にできない

2005-09-25 16:29:39 | 徒然
台風は何処へ?

この秋冷感が好きだ。
さすがに真昼は、暑さを忘れるとこができないが、
今この時間帯、山の彼方から差し込む斜陽には、熱を感じない。
秋のおとないと共に感じる微妙な〝寂寥感〟ってのは、何なんだろう。

今日は、久々に阪神競馬場に行く予定だった。
そう、ディープインパクトを観に…
でも、止めた、混みそうだから(^^ゞ

僕は、あの馬が好きだな。
何でかって?
だって小さいんだもん…

この全く意味をなしてない嗜好の訳を説明するのは野暮ってものだろう。
茶髪だの金髪だのに染めている女の子に興味が湧かないように、
阪神タイガースなんてのに感じるものがないように、
トミーズ雅をちっとも面白いと思わないように、
登記官と登記の話をするのが楽しいと感じるように、
ふと「今日の気分は、アルビノーニのアダージョだな」と思うように、
好きになった人が好きなタイプなんだろうなと信じているように、
言葉なんかいらないだろう。

sunday silence

2005-09-05 01:32:22 | 徒然
いかなぁ…先週あたり精神的に高揚の兆しがあったのに、
日曜の深夜に至って、どうも鬱々としてきた。
まあ、何か切っ掛けがあれば、鬱病じゃないんで、
一過性の欝なんていっぺんに晴れるのだが…

そういえば、先週眼科に行ったとき、僕が予約日にも行かず、
等閑にしていたんで、先生に怒られたのだが、僕は思ったね。

〝まあ、こうやっていい年した大人が目医者ごときに怒られているわけだが、
 この目の前の目医者がおっさんではなくて美人の医者ならどうだろう…
 間違いなく、もっと怒られたいと思うはずだ〟とね。

いや、これは真実だろうな。
男なら誰だって美人の医者にこっぴどく怒られてみたいはずだ。

突然、炎のように

2005-08-21 04:10:53 | 徒然
というわけにはいかない。
何のことかというと、発情というか、性的興奮というか…

先日、ふらふらと上りの坂道歩いていると、
向こうから制服姿のOLさんが自転車を漕ぎながら降りてきた。
制服といってもスカートはちょっと短めで、僕は歩きながら…

見えるんじゃねぇーのか、と思ったりした。
思っただけでなく、見えなば見えよ、とそっちを見た。
すると見えた、パンスト越しだったけど…

僕は思ったね。
だからなんなんだと。

そう思うと、見えたことに喜びも悲しみも感じることななり、
あの時、僕は間違いなく宇野総理より純度の高い止水明鏡の境地に近づいたはずだ。

赤い彗星、緑の狸

2005-08-21 03:54:55 | 徒然
俺も、シャアが好きだな。
僕がシャアが好きなのは、ニュータイプじゃないからだ。
Ζにもジェリドという美形が登場するが、
やつもニュータイプじゃないとこに惹かれる。

アムロやカミーユといったニュータイプの圧倒的な戦闘能力は、
あまりにも圧倒的すきで、化け物じみてて魅力を感じない。

シャアがアムロの能力の高まりに反比例するように、
ザビへの復讐という目標から逸れて打倒アムロに没頭していく様、
自分がニュータイプじゃないことを自覚し、
自分の能力の限界を感じてアムロを倒せないことは分かっていながら、
それでもアムロを超えようとする姿に魅力を感じる。

「無限の可能性」とは無縁の、
自分の才能・能力に対する、
絶望と裏腹のあのヒリヒリするような焦燥感は、好きだ。

BONJOUR TRISTESSE

2005-08-18 21:52:07 | 徒然
を読んだのは、今から10年以上前の話だな。
ジーン・セバーグの映画は見たことないし、
内容も記憶朧だが、才女は虫が好かないな、と思ったのは覚えている。
今だって、「加害者の人権が、人権が」と馬鹿の一つ覚えのように連呼する
弁護士才女には鬱陶しさを通り越した負の感情しか感じない。

今日の帰り、虫の鳴き声に秋を感じたね。
昼は、気のせいか日差しの重さを感じるほど暑くてたまらないが、
夕方から夜、深夜から早朝には、秋の気配を感じる、というより感じたい。
秋は寂しいから嫌いだ、という人もいるが、
それは寂しさの裏側に悲しみを見出すだからだろうか。

思えば、僕の人生なんてのは、寂しさと悲しみの縒り合わせみたいなものだ。
悲しみにはウンザリしていて、もう、いいよ、と思うことの方が多いが、
それでも悲しみが不意に訪れてきても、取り乱すことなく、
「こんにちは」と普段どおりに挨拶はできそうだ。
「これは、これは」とも「毎度世話になっておりますぅー」とも「悲しみよ」
とも言わないが、「よっ」というくらいは言うかな(^^)

…私の手向けだ

2005-08-16 23:01:30 | 徒然
今週の金曜日にBS2でガンダム特集があるらしい。
作者の富野由季(悠季だっけ?)氏へのインタビューもあるらしい。

目下のところ札幌記念より楽しみだ。
少年時代にガンダムにどっぷり嵌れたのは、
今から思うと誇りすら感じる幸福だったな…
もっとも嵌ったのは、Ζガンダムまでで、以降全く興味はないが…

名誉と栄光のためでなく

2005-08-16 16:40:41 | 徒然
うーむ、すっかり廃墟だ。
夏バテなのか慢性的に疲れてて、慢性的にうっすら眠い。

ブログペットは最初このブログを開設した時に、
横で飼おうと思っていたのだが、gooでは不可能らしいのので止めた。
で、そのまま放置していたらまだ生きてて、勝手にコメントしたわけだ。
その後、「当職」の名を語る読者によって2回のコメントがあったけど、
見分けがつきにくいので勝手ながら削除させてもらいました。

いや、別に非司行為ではないです。

時よ止まれ、君は美しい

2005-06-10 22:43:23 | 徒然
といっても僕が転んだだけだ。

左目が殆ど見えないので、気はつけているのだが、限界はあるらしい。
朝、電車に乗り遅れないようにマンションの階段を注意深く駆け下りた、
つもりだったのに…

見事に転んだ。
排水溝の掛かっている金属製の柵(網?)のようなやつで、
滑って転んで、吹っ飛んだ。
たまたまと通りかかった小学生がじっとこちらを見ていたが、無視。
手をアスファルトで思いっきりすりむいてひりひりしていたが、
手の惨状を見るのが怖くて結局昼過ぎまで見なかった。

僕が足を滑らせたとき、三流映画監督なら、一流でもジョン・ウーなら
スローモーションを採用するだろう。
デビッド・クローネンバーグなら採用しないだろう。
一瞬の出来事だったが、今思えば、スローモーションに値するとも思えるのだ。

クロード・ルルーシュなら吹っ飛ぶ僕を見て、映画化したいと思うだろうか?
僕は「思わない」と思う。絶対に。

nameless

2005-06-08 23:47:14 | 徒然
が僕のブログの主義らしきものだ。
地名を散々挙げているからバレバレの可能性もあるが…

世の中に対する得体の知れぬ居心地の悪さを表現するのに、
匿名の隠れ蓑がないとできないのはある意味卑怯かもしれないが、
別に誹謗中傷するような卑劣なことは書いてないし、
匿名というそれなりに厚いフィルターで表現を透過しないと、
僕自身が自分の表現で傷ついてしまう可能性があるし、
何よりももう傷つくのにはうんざりしているので、
萎縮してしまう可能性が極めて高い…

というわけで、士業とブログの関係からいえば、
全く〝所謂〟定石を無視していると思うけど、
別に今のところ独立を考えているわけじゃないし、
表現は表現、仕事は仕事と現在はきっぱり割り切れる環境にいるので、
このブログとまもなく登録する司法書士の関係が
〝ねじれの位置〟関係であっても全く構わない、
というかそのほうが表現に脂が乗るというものだ。

というわけで、このブログを読んで、仮にそうだと思っても、
「もしかしてマッティー・ペロンパー(仮名)先生、ブログを書いてます?」
とか聞かないで下さいね。

〝ねじれの位置〟があからさまに交わった時が、
このブログの終わりのときだな。

НОСТАРГИЯ

2005-06-05 23:15:37 | 徒然
 オセールのギー・ルー監督(66)が5日、退任を表明した。
 同国のテレビ局に明らかにしたもので、4日に、
 フランス杯で4度目の優勝を果たしたばかり。(日刊スポーツ)

僕はサッカーでの監督の役割は非常に重いと思ってる。
日本代表を論じる人たちは「FWの決定力不足」や「得点機不足」を
論じてFWや中盤の選手を批判してもジーコを批判することは殆どないようだ。

僕にとってジーコは岡田監督やトルシエが築き上げた3-5-2の遺産を
食いつぶしているだけとしか思えない。

ジーコが持ち込もうとした4バックが全く機能してないことは、
ジーコが日本代表に加味し、貢献したものが皆無に等しいことの証左だと思う。

ギー・ルーは面白い監督だった、というか爺さんだった。
オセールというちっさなクラブで個性的なサッカーを展開できたところに
ヨーロッパのサッカーの懐の深さを感じるし、
彼が引退したことは僕らのノスタルジアに彩を加えるに違いない。

光あるうちに光の中を歩め

2005-06-04 18:01:41 | 徒然
昔読んだがどんな内容だったのか、全く覚えてない。

さて懸念の左眼の具合だが、一時は失明を覚悟したけど、
なんとか手術で視力は回復するとのことだ。
安心といえば安心なのだが人事のような気すらしている。

片目の状態で何が辛いかと言えば、異様に疲れることだ。
遠近感のことをとやかく言われるが、それも確かにある。
物を手渡される時に空をきってしまうことがままあるからだ。
しかし何より疲れる。

されど手術で回復するといっても、眼の手術自体が怖い。
手術時も怖いが手術後の傷が完全に治癒するまでも怖い。

しかし悩みは一個解決しそうだ。
あまり重い悩みに苛まれていると、
周囲の人の〝悩み事〟とやらに全く共感できなくなってしまい、
決して縮まることのない隔絶感を埋めるために〝軽蔑〟の念が
ムクムクと沸き起こってしまうから不思議なものだ。

もともとから虚無主義要素の強いニヒリストなのに…ね。