ESCOLTA(エスコルタ)…声をぶつけ合う感覚で

2013-02-18 08:23:18 | 日記

 ポップス歌手の結城安浩=写真左=、テノールの田代万里生=同中央=、バリトンの吉武大地=同右=によるグループが24日、東京・渋谷のオーチャードホールで、管弦楽をバックに美しいハーモニーを聴かせる。
 2007年デビュー。オーディションで集まった個性豊かなメンバーが魅力だ。結城は、CMやバックコーラスなどで活動してきた声の職人。東京芸大卒の田代、吉武の美声と刺激的に絡む。ジャンルの垣根を越えて歌声を合わせるグループの理念に「世界平和につながるかもと思った」と、大きな話をする。トラック運転手の経歴もあり、作詞作曲もこなす。ユーモアあふれるリーダーだ。
 透明感のある高音を伸びやかに響かせる田代は、「歌の王子様」という言葉が似合う。「アリス・イン・ワンダーランド」や「シラノ」など、ミュージカルで活躍するが、それも「エスコルタを見た人からの薦めで始めた。色々なジャンルの人と付き合えるきっかけをくれたグループ」と振り返る。
 誠実な雰囲気を漂わせる吉武は、中音域から渋みのある低音までカバー。高校3年の時に世界3大テノールに憧れ、イタリア留学も果たした。エスコルタの活動で、自身も「刺激を受けて、成長させてもらった」といい、今ではソロコンサートで、アコーディオンの弾き語りも披露している。
 最新作「愛のうた」(徳間)は、名曲「帰れソレントへ」「フニクリ・フニクラ」や、阿久悠作詞の歌などを幅広く収録。別会場の前回公演が完売し、初のオーチャードに挑む。結城は「個性の違う声を、ぶつけ合う感覚で歌っている。ぜひ生で体感して」と語る。
 (電)0570・064・708。
(2013年2月15日
読売新聞)


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