トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の10月の国内生産台数が、主力HVの「プリウス」を上回る見通しになった。昨年12月の生産開始以来初めて。同じHVながらアクアはプリウスより小型で安価、かつ低燃費。エコだけでなくダウンサイジングも求める購入者が増え、HVでも「世代交代」が進むあらわれといえそうだ。
アクアをつくるのは、7月に東北に生産拠点を持つ3子会社が結集してできたトヨタ自動車東日本。「東日本大震災の復興の一端を担う」とのかけ声の下、小型車の生産拠点としてフル生産を続けている。
トヨタが部品メーカーに示した生産計画によると、10月のアクアの生産台数は約3万2千台で、プリウスの約2万6千台を大きく上回る。11月もアクアが約3万2千台に対し、プリウスは約2万4千台。アクアはトヨタ車で唯一、月産3万台を超える車種となる。
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