ミャンマー(ビルマ)のワナ・マウン・ルウィン外相は27日、ニューヨークで開会中の国連総会で一般演説し、「近く適切な時期にさらなる恩赦を与える」と表明した。ただ、国際社会が釈放を求める約2千人とされる政治囚を含むかなど対象には言及しなかった。
新政府は7月末までに2万人に恩赦を出したとしているが、対象は軽犯罪者が中心で政治囚はほとんど釈放されなかった。今回は経済制裁解除を狙って数百人規模の政治囚釈放が検討されているとの情報もあり、一定規模の政治囚が含まれる可能性がありそうだ。
外相は演説で、「国民の圧倒的多数に承認された憲法に従って、新しい民主国家としての姿を見せた」と述べ、「民政移管」で発足した新政府の正統性を強調。「経済制裁で国民の生活を改善する政府の努力が阻害されているのは残念だ」と制裁解除を訴えた。
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