ONKYOはどうして駄目だったのか

2022-05-15 20:40:16 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

オンキョー第2弾です。

 

シンプルに言えば、モノ(製品)が売れなかったからです。

競争力が無かったということです

 

作っても作っても売れないから、本業のオーディオを支えるため、事業の多角化を図りました。

結果としては、この多角化路線がオンキョーの命取りになったと言える。

あくまで結果論ですけれど。

 

早くから、デジタル化の波の到来を予見し、PCメーカーであったソーテックまで取り込んだオンキョーです。

取り巻く環境の変化に無策だったわけではなく、他のメーカーよりむしろ積極的に手を打っていた方です。

でもダメでした。

 

DAPなどのポータブルオーディオ、ネットワークオーディオ、デジタル配信など、ハイレゾへの対応もそつなくこなしています。

DAC-1000などのヒット作もありました。

東芝のノートPCに、サウンドエンジンとして組み込まれたこともありました。

 

それでもうまく行かないため、回帰主義になり、セプターSC-3という新型フロア型スピーカーまで作って、事態を打開しようとしています。

 

だが、創業の文化を頑なに守ったアキュフェーズは勝ち残り、変化に対応したオンキョーは破れてしまった。

打つ手全てに効果が無く、赤字を止めるため事業の切り売りを続け、将来は先細るばかりでした。

 

考えてみれば、国内の主要なオーディオ機器メーカーは、外国のファンドや資本に喰われてしまっていて、今や、総合オーディオメーカーとして残っているのはヤマハぐらいしかありません。

 

ソニーは片手間にピュアオーディオに付き合っています。

Panasonicは意気込みは良かったものの、既に尻つぼみとなっています。

 

アキュフェーズは単体の事業体として存続しているが、事業規模・マーケットにおける影響度からしたら、無視さえできる。

ソールノート(ファンダメンタル)やリリックは言わずもがな。

ガレージメーカーは触れずにおきましょう。

 

オンキョーは確かに、日本のメジャーなオーディオメーカーとして、世界中に日本製品の優秀さを示す製品を送り出してきました。

それにしてもどうしてオンキヨー製品は売れなかったのでしょうか。

AVアンプなどは売れていたのではないでしょうか。

 

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

この記事についてブログを書く
« ONKYOが死んだ理由 | トップ | 鷲尾伶菜が出てきてびっくり »

音響機材/音楽再生」カテゴリの最新記事