YAMAHAのRX-S600ではやはり満足できないというお話し

2022-11-08 22:55:50 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

ピュアオーディオ機器の大半を片付けてしまって、細々と音楽を聴いていることは、先に書いたとおりです。

 

で、音楽再生の要であるスピーカーはDaliのPiano Ageileであり、これに組み合わせるアンプがタイトルの機種です。

これも既に書きましたがこのRX-S600は、ヤマハの薄型AVアンプ(ネットワークAVレシーバー)です。

敢えてプリメインアンプではなく、ピュアオーディオ機器から外れるAVアンプを選択しているのも、ピュアオーディオの迷いから抜けたい気持ちからということも既に書いています。

 

で、このRX-S600です。

元々、6オームに合わせるアンプですから、組み合わているPiano Ageileの4オーム・87㏈では、荷が重いらしく、あまり心地よい音がしません。

 

これが、6オームであるTANNOYのSaturnS6では、スピーカーの力量もあってそこそこの音となり、何とか耐えられますが、Piano Ageileではどうにも満足することが出来ません。

 

自分があまり望まない、ただ鳴っているだけという感じに加え、何となく先鋭度に欠けた音です。

音が固くて痛い、というようなところはなく、全体に優しい音ですがどこか安っぽさも少しあります。

それから、パワー不足も少々感じるところです。かなりボリュームノブを回さないと、適当な音量になりません。

 

これは、S600の製品としての位置づけ(クラス)からくるものなのか、所謂ヤマハのナチュラルサウンドチューンによるものかはわかりません。

ピュアオーディオのヤマハ製品は聴いたことが無いからです。

恐らくこの音は、その両方からくる理由によるものでしょう。

 

そして、この製品なりには頑張っているのではないかと思います。

そう、スピーカーをヤマハ製品の6オームのものにすれば問題無い音となるのです。

 

しかし、自分はスピーカーを変更するつもりはありません。

このスピーカーからごく普通に、気にならない音が何とか出て呉れればそれでよいのです。

 

ピュアオーディオを忘れようにも、肝心の音が今一つでは、どうにもなりません。

そして、以前にも書いた気がしますが、このアンプに搭載されたどのサウンドプログラムも気に入るものは在りませんでした。

 

だから、やっぱりピュアオーディオの専用機か、思ってしまいますし、この機器はAVアンプとして活用すべきなのだとも理解しています。

 

話はが少しずれますが、個人的にヤマハ製品を手元に置いておきたいという気分があります。

そこで、今では廃盤になってしまいましたが、小型プリメインアンプのWXA-50という機器が気になっています。

今、機器の設置場所があまりありませんから、B5サイズのこの製品は、その点で都合が良いのです。

一応、4オームにも対応しているようです。

 

気になるのは、この機種を開発したのが、AVアンプを開発している部門であること。これによる音質がどうなのか。

それとパワーがS600より少ないことです。S600が少々力不足と感じていることからすると不安材料です。

 

そして、肝心のヤマハのナチュラルサウンドが、正直のところ、一体どのようなものであるのか。

やはりお店に行って、上位機種の音を聴いてみなければなりません。

これで決めましょう。

 

ヤマハの製品は欲しいけれど、その音作りが自分の好みと合わなければ、むしろ主従逆転ですからね。

置物として、三つの音叉マークの製品を買うなら別ですが、そういったことはあり得ません。

 

今のアンプをどうするかは、お店で最低でもA-S801当たりの音を聴いてからにしましょう。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。