Digital Link ⅢとZEN ONE Signatureでは、ZEN ONEの勝ち

2022-08-31 19:58:47 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

SatrunS6にデータを送るDACは、ZEN ONE Signatureが好適です。

 

厚みがありながら、良く音が拡がり、低音が綺麗に沈み、雑味の少ない良い音が出ます。

これは以前に試行錯誤して分かったもので、IFI,PRIMARE,TANNOYの組み合わせが良いとするエントリーも起こしています。

 

ただ良い音、というだけではなく、嫌みの少ない音、比較的耳障りの良い音ですから、聴いているうちに眠ってしまうことがあります。つまりこれは好みの音というで、以前にも書いた3羽目の兎に相当します。

 

さて、厚みのある音、という点では、大きなトランスを持つDigital LinkⅢも芯のある音が出ますから、こちらも改めてその音質を確認することにします。

Digital LinkⅢで再生した後、直ちにZEN ONE Signatureで同じ曲を再生します。

 

...。

Digital LinkⅢが負けました。

少々雑味があり、音の拡がりに少し欠け、音圧が少し低く、音の明瞭さ・分離も今一つです。

 

ZEN ONE Signatureの方が、ずっとクリアですが、音が軽いという感じはありません。

カッチッとしていますが、しなやかさもあります。

音圧が高いせいか、Digital LinkⅢよりボリュームを下げる必要があります。

 

Digital LinkⅢは同じ音量ですと少しうるさい感じがします。

歪が多いんでしょうか。

 

ハーフサイズのピュアオーディオ機器が、コンパクトサイズのポータブルDACに負けました。

考えてみれば、ZEN ONEの方がずっと新しい機器です。

 

同じIFIのNEO iDSDより新しいのですから、小さく安くても音が良くて当然かもしれません。

デジタル機器ですからね。

 

ZEN ONEは、実は買ったのっけから手放そうという衝動が強かったのですけれど、TANNOYとの組み合わせでは文句が無い音が出ますから、このままキープです。

 

念のため、改めてNEO iDSDとも対決させます。近いうちに。

 

そして、スピーカーをPIANO AGILEに換えて、Digital Link ⅢとNEO iDSDとを比較し、良い方を残して負けた方は放出です。

 

実は以前に両者を比較鑑賞したのですが、どちらも似たような傾向の音で大きな差が出ませんでした。

DALIの柔軟性・融和性が、DACの差を吸収してしまうのかもしれません。

 

いずれにせよ、3台もDACは要らないのです。

一台でも良いのですが、スピーカーが2台ありますから、DACも2台までは許容します。

 

少し前に、NEO iDSDを放出対象としていると書きましたが、Digital Link ⅢがZEN ONEに負けましたから、少し考えを変えました。

 

さて、どちらを選ぶことになるのか。

週末にでもやってみましょう。

 


YAMAHA RX-S600

2022-08-29 23:31:55 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

YAMAHAのAVレシーバーです。

AVアンプとは呼ばないようです。

CDやチューナーこそありませんが、DACが付いていてネットワーク機能もあり、プレーヤーを繋げるなどすれば、即再生可の機能を以て、単なるAVアンプ以上の存在であることの証左としたのでしょう。

 

尤も、AVアンプの下位カテゴリーであること、即ちゼネラルオーディオとの境界にある製品との位置づけという意味もありそうです。

ピュアAUでもなく、ピュア?AVでもなく、ある種の簡易統合機であることの意味合いです。

 

で、インテグレートアンプを忌み嫌う自分が、なぜ一種の統合機であるこの機器を導入したかというと、音楽は聴きたいが、ピュアオーディオから離れたかったからです。

 

全体にピュアオーディオを追及するのに疲れました。

これは貧乏人が入る世界ではありません。

 

資金が無い中であれこれ算段するのに疲れました。

決断して一気に気に入ったものを買えば良いのですが、それでも使ううちに失敗が見えてくるのがこの世界の常識でして、立ち上がるのに不可能なほどの投資には至れません。

 

そうすると中途半端な性能のものばかりを手に入れることになり、いつまで経っても不満が募る精神衛生上この上もなく宜しくない状態が続きます。

これの状況に疲れました。

少し離れていたいと思うようになりました。

 

以前、AV関連には余り関心がなく、この手の音質には頓着しないと書きました。

そこで、AVアンプを買えば、そこから出る音には妥協できるのではないかと考えたのです。

 

RX-S600を選んだのは、このYAMAHAのRX-Sシリーズが薄型軽量であることが主な理由です。

そして、Sシリーズは602まであるが、初号機600との差は音質面ではなく、機能面での差と判断した上で、安くなったS600の中古が見つかったからこれにしたということです。

 

マランツにも薄型アンプがありますが、もうマランツの音はお腹一杯で結構です、という感じ。

PM6005,7005、8005、PM13S2を買って、いずれも短期間で手放しました。

まぁ良かったと思えるのは、6005ぐらいです。だからマランツはもう選ばないつもりです。

 

RX-S600はAVアンプです。そしてYAMAHA独自のDSPが入っています。

どちらかというと、音の響きの良いアンプを好みますから、このDSPに気に入ったプログラムがあると良いなと思いました。

以前持っていたソニーのサラウンドプロセッサではどのプログラムも不自然さが感じられて満足できませんでした。

 

S600はサブスピーカーであるSatrun S6に繋ぎます。

4Ω、能率87dbのDALI Piano AGILEでは上手く鳴りません。

6Ω、90dbのSatrun S6で何とか鳴らせるかなというところです。

 

さて、音質についてです。

YAMAHAの音響機器は、強調されたところがなくどれも自然だと言います。

これは場合によっては、特段の特徴もなく鳴りもそれなりということになりかねません。

 

聴いてみました。

残念乍らDSPのどのプログラムもピンと来るものがありません。

スピーカーは2本しからありませんから、バーチャルサラウンドとなります。

 

ホール音響はどれも不自然な感じです。

やはり複数のスピーカーを設置して音を出さなければ駄目なようです。

 

music主体の動作として”ステレオ”があります。

このプログラムでも力無くただ鳴るばかりです。

 

どのプログラムを使っても、落ち着いて聴いていられるような気に入りの音までは行きません。

嫌な音は出ませんが、好みの音とは違います。

 

でも何だか少し神経質な感じさえします。音が細いせいかな。

いずれにせよ、これでは受け入れるのが難しい。

 

音量を上げて行けばそれなりに音の張りが出てきますが、これではATOLLのPR300と同じ状況です。

音の芯を出すため、DACにDigital linkⅢを使いますが、それほどの効果も感じられません。

 

ダイレクトモードにしても良し悪しは判別出来ませんでした。

このアンプは高速道路を使ってまでして遠方まで取りに行った経緯を持っています。

 

勿論、通販でも買えましたが、現物を見たかったのと、直ぐにでも手に入れたかったからそこまでしたのです。

そこまでしたのですが、失敗しました。

これなら、プライマーとSatrunS6との組み合わせの方がしっくりきます。

 

これでもうAVアンプはいいかなと思います。

DSPによる音の響き、音響の効果は受け入れられるものではありませんでした。

少なくとも現在の環境ではその効果を得ることは出来ません。

 

良質なピュアオーディオ、アンプによる端正な音の響きの方が合っているようです。

 

それと、アンプの2台持ちはやはり心理的な負担感があります。

どちらを聴いたら良いのか、常に判断を求められますし、その都度のセットアップも面倒です。

片方を使っていない時の浪費感;つまり稼働率が低くなることへの妙な違和感が常に付きまといます。

 

あるオーディオの組み合わせでは出ない音がある。

組み合わせ、機器による音楽ジャンルの得手不得手というものがあり、色々なジャンルの音楽を聴くときは、複数のセットを持ち、切り替えがながら聴くのを良しとし、ずっと複数台数持ちを続けてきました。

 

これはもう止めます。

メインとサブ持ちは今後はしません。

 

メインが駄目という判断をしたら、一斉入れ替えにします。

これで駄目ならさらに一斉入れ替えです。

 

アンプにプライマーを一年以上使っていますが、常にどこかに不満を持っており、別機種との入れ替えのチャンスを伺っています。

と言いながらも、プライマーの良いところも知っており、手放すことへの躊躇感もあるという相反する心理状態です。

 

ですから、アンプについては当座、プライマーで行くことになるでしょう。

 

スピーカーはどうでしょうか。

DALIのPianoは色々な面で気に入っており、手放すつもりはありません。

 

ですが、SatrunS6も理由があって手放したくないなと考えています。

だからスピーカーは暫く2台持ちとなるでしょう。

 

DACはどうでしょうか。

3台持ちです。整理が必要と考えています。

 

まず放出の可能性があるのは、IFiのNEO iDSDです。

ZEN ONEも手放す可能性はありますが、iDSDほどではありません。

 

PS AUDIOのDigital link iiiも無傷ではないでしょう。

思ったよりも、評判の音の響きは得られませんでした。

後継機のnu wave DSD当たりが安く手に入れば入れ替えることもありそうです。

 

話は戻します。

YAMAHAの機器は初めての購入で、ピアノをやっている手前、ピアノ製造メーカーであるYAMAHAの製品を一つは持っていたいという気持ちもありますが、上記のような状況もありまして、やはり手放すことになるでしょう。

 

YAMAHAのS600は、やはりYAMAHAの比較的小さめのトールボーイとブックシェルフを組み合わせ、サブウーハーを追加した上で使うのが本筋のようです。

本来のAVアンプとしての使い方です。

この使いかたなら不満は出ないでしょう。

 

ところが、ピュアオーディオ機器としての使い方では、もう一つの感じでした。

少なくとも家の機器との組み合わせでは、力を発揮出来ませんでした。

 

状態は良いですから、次のオーナーとなる方に大事に使われることを願うばかりです。

 

 


現在のメインスピーカー DALI PIANO AGILE その1

2022-08-22 22:08:27 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

Q500を放出した後、使っているのは、売却を控えたTANNOYのSatrunS6ではなく、その後導入したDALIのPIANO AGILEです。

 

DALIのピアノシリーズは、2000年代の初め頃に発売された、AV向けの一群のスピーカーセットです。

フロント、センター、サテライト、サブウーハー、バックスピーカーの5種類が用意されていました。

 

いずれも定在波を防ぐため、キャビネットを上(又は横)から見ると、グランドピアノのような形状になっています。

これがピアノという名称の所以でしょう。

ベースプレートが御影石で出来ており、これがまたピアノ形状ですから、色味や艶と相まってこの部分が一番ピアノらしいです。

 

ただ、色はピアノブラックではなく全てシルバーです。

キャビネットは樹脂とアルミの複合素材だそうです。

 

DALIのPIANO AGILEは10㎝ウーハーを組み込んだ細身のトールボーイです。

雰囲気は、PIEGAのTS5やTP5に似ています。

 

PIANO AGILEは背面スピーカーに当たります。

元々はフロントメインスピーカーのようでしたが、13㎝のウーハーを持つ上位機種のNOBLEが発売されたことにより、バックに回ったようです。

 

スピーカーのコーンは、DALIが現在主流としている「ウッドファイバー」ではなく、普通の「コーン紙」のようです。

ですが、出てくる音は紙臭い、ということはありません。

ペアで20万以上の価格が付けられていましたから、それなりの音で鳴ります。


EOS 6Dを手放しました

2022-08-21 20:20:56 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

タイトルの通りです。

 

オークションに出品し、無事落札されました。

本日早朝、新しいオーナーの下へ旅立っていきました。

 

新品で購入し、手元には4年程ありました。

撮影回数は5千回未満で、1年に千回、月に80枚程度。

 

ということは、フィルム3本分程度も撮影しなかったということです。

少し少ないですね。

 

矢張り、所有するカメラが多いと、1台当たりの稼働率はどうしても下がります。

特にEOS 6Dの操作性には、どうしても馴染めないところがありましたから、使用頻度が低くなっても仕方がありません。

 

この辺りをお店で良く確かめれば、6Dは最初から選ばなかったかもしれません。

でもEOS 5D系でもmark iii以降は同じようなUIです。

他を選んでも同じような状況になっていたかもしれません。

 

これでCanonの35ミリ判のレンズ交換式デジタルカメラは手元に無くなりました。

35㎜判ではありませんから少し使いづらくはありますが、動態保存としたAPS-HのEOS-1Dmark4がまだあります。

このカメラは、フィルムカメラのEOS-1Vと、4つのEF単焦点レンズ(20㎜F2.8,28㎜F1.8,50㎜F1.4、85㎜F1.8)とともに保持するつもりです。

 

 


TASCAM AV-P250を手放しました

2022-08-20 13:43:52 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

買っては見たものの、FURMANのPL-8Cにその座を奪われ、サブシステム用に待機状態となっていた、パワーディストリビューターのTASCAM AV-P250。

 

別に場所を取るわけでもなく、そのまま保持し続けてもよかったのですけれど、思うところあって放出しました。

理由は、これ以上オーディオに深入りするのが苦痛になっているということで、サブシステムを組むこともなかろうという判断からです。

そうなると、もうTASCAM AV-P250には用がありません。

 

手元に残す機器として、AV-P250ではなく、PL-8Cを選んだのは、元々PL-8Cが欲しかったからです。

PL-8Cが買えない時に、代わりとしてAV-P250を買いました。

本命が手に入ったのだから、代わりは不要です。

 

でも、比較して良い方を残すという考え方もあります。

 

以前、プレビューしたとおり、肝心の音質はそれほどの違いはありません。

見た目と、造り(しっかり感)、海外メーカーか国産メーカーなどを考え、やはり当初の候補であるPL-8Cを選びました。

 

PL-8Cが壊れた時のバックアップとしてAV-P250を残す手もありました。

でもこの手の機器って、そうは簡単に壊れません。

残す理由にはなりませんでした。

 

ということで、さようならです。

少し気持ちがスッキリしました。