カメラを増台する気持ちは取りあえず失せました

2023-10-11 00:14:19 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

やみがたく、どうしようもないほど断ちがたい衝動に煽られて、とあるカメラを確かめに行きました。

昨晩の投稿の後、SONYのα7シリーズの好出物があることを知ったのです。

 

気持ちが揺れ動き始めた、まさにこの時、神のお告げのように新着情報です。

当該機はオンラインで決済することも出来ましたが、まずは現物を見るべきだと、ここまでは踏みとどまりました。

 

そのカメラは、まだお店にありました。

はやる気を抑えて、じっくり外見を見ます。

外観は問題ないようです。

 

動作確認をしたいのですが、という申し出をして、ケースから出してもらいます。

適当なレンズを取り付けて、いざ試し撮り(空シャッター)の構え。

 

あれ、おかしいな。

思ったのとフォールディングフィールが違います。

 

まぁいいかと、取り敢えず何回かシャッターを切って、実機の検証をします。

何処にも問題はありません。

動作ものっそりした感じは無く、キビキビ・サクサク動きます。

 

でも何かが違います。

カメラを持っているとどうにも違和感が。

要するに、自分の手の感覚とは合わないといった風です。

 

自分の手は大きい方ではありません。

が、カメラをつかむと、何故か小指が余ります。

 

何処にも引っ掛けられません。

小指を納めようと掌全体で包むようにグリップを握ると、これはこれでまた別の違和感が。

 

NEX-7はもっと小型の筐体でしたから、勿論、指は余っていました。

しかし、グリップ下部が斜めになっており、これを使って指を曲げるようにボディに寄せることで、旨い具合にボディ全体を支えることが出来ましたし、特に違和感もありません。

 

α7シリーズの場合は、グリップが太めで筐体にも厚みがあります。

安定感を出すためか、グリップの下部の角はあまり取れていないようです。

 

このためか、自分の場合は小指がどうしても余ってしまって気になります。

この辺りは、エクステンドグリップを使えば何とかなりそうです。

 

が、カメラを握っているとどうしても違和感が。

名古屋で感じたG9iiの時と同じです。少し萎えます。

 

そしてシャッターフィールが。

自分の好みとは違いました。

 

著しくショックも無く、安っぽい音では決してありません。

硬質で、少し重厚な音質です。

 

どちらかというと、機能重視な感じです。

シャッターフィールを念頭に置いて作り込んだというより、結果としてそうなったような印象です。

 

悪くはありませんが、予想していたものとは違います。

当然、NEX-7の軽やかな感じとは異なります。

もっと精緻な機構を感じさせますが、求めているものとは違います。

 

ファインダーは特に問題も無く、見やすかったです。

液晶モニターも自分にとっては十分な精細感です。

 

α7シリーズは、色んな型番のものを一通り店頭で手にしてみて思いましたが、自分の撮影道具・機材にするのは少し方向が違うのだと感じました。

間違いなく良い写真が取れると思います。希望の絵が出て来る可能性は高いですね。

 

ここしばらく、カメラを選ぶときはまず官能性能を第一として来ました。

この選択基準で失敗したこともありました。

写りが良くないとか何処か別のところの不満です。

 

それでも、兎に角、使う機材はいつでも手に取りたくなるようなものでなくては。

写欲を起こさせるようなものでなくては。

そうでなければ、そもそも撮影すら行うことになりません。

 

思い切って買ってしまえばね、結果はついてくるのでしょうけれど。

今回は見送りです。

 

怒涛の如く押し寄せていた買い物衝動も、何処かにスーッと消えています。

気持ちが軽くなって、なんだか前に進めるような気がしてきます。

 

今迄この衝動に耐えられずに、何度も失敗を繰り返して来ました。

自分の場合、何も手にしないのが吉なのです、と自分に言い聞かせています。

 

不満を解消するためになすべきことは、何かを買うことでなく、何も買わないことだということを、改めて自分に言い聞かせています。

それでも懲りずにまた、いつか新たなカメラを手にしているのでしょう。

これが辛いところです。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


12から2へ 残り2台となったレンズ交換式デジタルカメラ

2023-10-09 22:30:12 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

昨秋12台持っていたレンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ)は、その後順次手放していった結果、残り2台となりました。

 

今、手元にあるのは、

(RICOH)PENTAX 645DとPanasonic DMC-GX7mk2 だけです。

 

 

GX7Mk2は専ら旅カメラ、何処かに出掛けた時の記録カメラと化しています。

チルト式の液晶ファインダーの使い勝手が良く、動画カメラとしても使います。

 

恐らくこちらは残すことになるでしょう。

但し、普段使いのマイティカメラとしては少し弱い、頼りない気もします。

 

(マイクロフォーサーズ)レンズはそれほど多くは持っていません。

5本程度です。でも、自分はこれで十分です。

 

645Dは、使い道、目途が今一つ明確ではありません。

ただ、ラージフォーマットが使いたいという欲求から手に入れています。

 

何を撮影するかいう意味での目標は、全くの希薄でした。

強いて言えば風景撮影となりますけれど、出てくる絵は確かにその場の雰囲気を十分に捉えている良いものなのですが、αNEX-7の柔らかで精緻な画質との競合には苦しみました。

 

これは主敵のNEX-7を放出するということで、解決させたように思えたのです。

が、NEX-7で撮影した画像を見返して、やはりこれは良いものだと思うようになり...。

 

645Dは、普段使いのカメラとしては大仰すぎてこれまた難儀です。

高感度(拡張してもISO1600まで)は使えませんし、手振れ補正も内蔵されていません。

 

比較的軽くて明るい単焦点レンズで撮影していますが、それでも限界はあります。

室内撮影は苦しい場面が出てきます。

 

いっそ、ラージフォーマットを止めるかと、ちょいとオークションでの落札相場を見て見ますと、思ったより安い値段で流れていました。

自分のものは、かなり状態の良い個体ですから、この値段ではちょっと手放せないなと、考え直しました。

 

メーカーの修理対応は終わっていますから、リスク含みの物件ということで落札相場が低いのでしょう。

 

使い道が限定されているカメラと、使い勝手に制約があるカメラ。

 

この先どうするかです。

 

少し調べたところでは、6割近い人が最早カメラを持っていないとの事。

自分も早くカメラの呪縛から解放されてそのように自由になりたいところです。

 

だから、このまま放出を続けてカメラを0にするか、暫く、この2台体制を維持して様子を見るかが妥当なところです。

 

写真撮影という趣味を見直すという点で言えば、2台体制ののち、最終的には手持ちのカメラを全て無くしてしまうことが明らかに正しい選択肢です。

 

勿論、その結論は十分にかつ常に意識はしています。

ただ、なかなかそこに踏み出せずにいます。

 

それが幸せになる道だとわかっています。

今迄、機材を買うことで、不安や不満を解消することを目指して来ましたが、その目論見はすべて失敗です。

 

失敗の原因の全ては機材を増やしたからです。

機材を手放すことになるたびに、何故買ってしまったのかと後悔します。

 

買わないことが正解なのです。どうせ大して使わないうちに手放すんですから。

我慢すべきなのに耐えられなかったのです。

 

十分それが分かっていても繰り返していまいます。

多分、依存症か何かになっているのかもしれません。

 

オーディオのほうは落ち着いていますが、カメラの方が騒ぎ出し始めました。

何となくですが、折角ここまで来たというのに、また失敗の道を歩もうとしている気がします。退行してしまいそうな気がします。

 

何かを手にしてしまいそうです。

増台という、嫌な予感がします。

 

自制出来ないというのは、本当に困ったものです。

せめて、使わないレンズを整理しようとも思います。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

 


PS Auido Digital Link III DAC

2023-10-06 21:54:11 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

昨日は冷え込み、今日は盛夏の陽気。

ジェットコースターのような激しい気温の変化で、体調を崩しそうです。

 

実はもう崩しています。

アレルギー反応が出て来て鼻水が止まりません。

季節を考えますと、これはブタクサか何かの花粉の影響とも考えられますから、気温の著しい変化による体調不良ではありませんが、兎に角、要注意です。

 

さて、タイトルのDAC。

実はかなり前に手放していまして、手元にはありません。

 

1年以上前でしょうか、この機器とIFi AudioのZENONE Signature、同社のNeo idsdの3つのDACが手元にあって、とっかえひっかえしながら、どれを残すかを決めるため、盛んに聴き比べをしていました。

 

単体で聴くだけではなく、ZEN ONEはDDCとしても使えますから、ZENONEとDL3、ZENONEとidsdを組み合わせてCoax接続、それぞれのDACとPCとUSB直結、とかそんなことをしながら、いろいろと試しました。

GustardのDDCやMGCもありましたから、これも組み合わせを色々と試してみて、.....でも微かな差異しか感じられないこともしばしばあり、最後は嫌になりました。

 

で、最良なのはどれか。

 

結論は出ませんでした。

駄耳のせいです。

 

IFiのDACと比べると、DL3の方が、音が太く・力強く出ます。

電源が強化されているからでしょう。

 

DL3は、96/24か196/24のどちらかで必ずアップサンプリングされます。

聞き比べましたが、あまり変わるようには感じませんでした。駄耳だからでしょう。

 

発売された時期が古いため、IFiのように、さらに上のレートでは再生されません。

音の先鋭度では、IFiに負けていたように気がします。

 

尤も籠った音、分離の悪い音、までは言えません。

 

なお、PCとはソフトウェア(ドライバー)なしでもUSBで接続し普通に通信出来ます。

音も問題なく出ます。

 

筐体の大きさは、やや低めのハーフサイズコンポです。

奥行きはサイズの割にはありますが、極端に長いものではありません。

フロントパネルの仕上げは、粉を拭いたアルミのようで、ヘアライン仕上げになっていたような気もしますが、高級感はありません。

 

RCAケーブルをDL3の端子に差し込むのが少し大変でした。

とても固くてきついのです。接続するのも大変ですが、外すのも大変です。

 

DL3は、音の響きが闊達なことで知られているようです。

まるで風呂場で音楽を再生しているようだと。

 

自分も音楽再生ではリバーブを重視していますから、DL3が音の響きが良いことを知って、このDACを夢中で探しました。

価格もそれほど高くないことも良です。

駄目で短期間で手放しても損失はそれほどありません。

 

探しましたが、古い機種ですから余り中古店には出てきません。

オークションに切り替えました。

意外と人気があるようでなかなか落札できませんでしたが、気長に探していたところ、何とか相場の範囲で落札することが出来ました。

 

で、音を聴いてみますと。

思ったような音の響きがありません。

 

購入当初は響きが良いと思って、購入は成功と喜んでいたのです。

暫く聴いているうち、それは思っていたのと少し異なる音の響き、望んでいた響きとは違う響きであることに気が付きました。

 

望んでいたのは、軽く空気のようにふわっと広がる音なのですが、そうではありませんでした。

手放したのはかなり前で、DL3で再生するのもそれを遡ってさらに前の事(1年前ぐらいでしょうか)ですから、音の感じはかなり忘れてしまいましたけれど、どちらかというと音が拡がるというよりは、上の方に書いたように、力強く響くという感じでした。

 

このDACで古いJ-POPSのCDを再生すると、躍動感や音の厚みが出て、とても良い感じになりました。

爽やかに拡がる音ではありませんが、ある範囲の音楽には有効な音質だったのです。

 

ZENONEをDDCとして使い、COAX接続したときと、PCに直結したときでは音の違いがあったかというと、あまり記憶が無く、今書いた音質がどっちの接続であったかもはっきりしませんが、でもどちらでもDL3らしい音が出たような気がします。

 

手放した理由は、結局のところ、求めていた音の拡がりがなかったことに尽きますが、PS AudioのDACはなかなか良いものであり、上位機種、後継機種をそのうち買おう、つまりどうせまたPS Audioを買うのだから、入れ替えるつもりで手放そう、そういう意図もありました。

 

ですから、直ちにIFiのDACに音質面で負けた、ということではないのです。

土俵が違うとこうところでしょうか。

とは言っても、やはり片や手元に残り、もう一方は放出したのですから、表面上の優勝劣敗の勝負という点では、IFiに勝負があったということではあります。

 

それで、その後PS AudioのDACはどうしたかというと、、nuwave dac nuwave dsd、perfectwave dac、stellar GSDなどなど、どれにするかを悩んでいるうちに決められなくなり、そのうち、良い個体が適価で出なくなってきてで、未だに入手していません。

色々あって、PS Audioの機材を手にするのはかなり先になりそうです。

 

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


Canon EOS-1D Mark4を手放しました

2023-10-06 00:23:07 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

随分悩みましたが、こういうことになりました。

複数のカメラの競合状態を解消し、残る機器の稼働率を上げるための所為です。

尤も理由はそれだけではないのですけれど。

 

あらゆる意味で旧式のカメラではありました。

けれど自分の撮影スタイル(シングルショットのスナップ撮影+比較的明るい単焦点レンズとの組み合わせ)においては、特に不満は無いのです。

大判印刷もしませんから、1600万画素でも十分です。

 

高速撮影、(当時としては)高度なAF機能、多くのカスタマイズ機能、確実な操作・動作の保持実現、高耐久性、防塵性等、プロ機としての撮影機能、その性能は、殆ど発揮させてあげることもなかったと思います。

 

けれど、自分の求めていたものは、それらの高機能・高性能を実現すべく高度に統合されたプロ機としてのツールから得られる官能性能でした。

フォールディングフィール、シャッターフィール、ボタンやダイヤルの操作感、それらの配置からくるスムースで確実なオペレーション、有機的で美しいデザイン、モノとして作りの良さを求めて、EOS-1Dmk4を入手し、予想に違わぬ性能に大変満足していました。

 

組み合わせていたレンズは普及価格帯のものでしたから、とびぬけて素晴らしい映りの写真こそ撮れませんでした。

それでもCanon機らしく、常に外れることのない一定水準以上の画像が得られ、安心して撮影を行うことが出来た機材です。

 

そしてその機材との別れ...。

Canonのデジタル一眼レフカメラは手元から全て無くなりました。

 

EF-M系のミラーレスカメラは持っていませんし、RFシステムへの移行もしません。

Canonのレンズ交換式デジタルカメラとはこれでお別れです。

 

ついでに、CFを記録媒体とするカメラも全て無くなりました。

いつものように想い出の品として、メモリーカードだけが残りました。

 

とは言っても、自分のCanon機が無くなった、というわけではありません。

PowerShotが4台、IXY DIGITALが1台の、計5台のコンパクトデジタルカメラが残っています。

これらは手放さずに、壊れるまで、いや壊れても手元に残すつもりです。

 

また、フィルム式のレンズ交換式カメラ、一眼レフカメラのEOS-1Vは所持したままです。

10年間近く全く稼働させていません。それでもこれも手放さずに持ち続けます。

ただの高価なオブジェと化しています。それで良いです。

 

本当は、EOS-1Dシリーズも、このEOS-1Vのようにバッテリー別体の筐体になることを望んでいました。

が、デジタル化によるバッテリーパワーの強化は必要だったのでしょう。1DXmk3まで一体型のままです。

EOS 5D系は操作性がEOS-1と異なりますから、1系に替わる存在ではありませんでした。

 

久しく求めていたカメラを手に入れた当初は、手にしたカメラが最高級のプロ機ということもあって、妙な自尊心も満たされ、ちょっとした幸せな時間を過ごすことが出来ました。

 

そのカメラも最早手元には在りません。

しかし、プロ機が傍らにあったという想い出を作れただけで、十分満足しています。

 

もっとまともな写真もあったはずなのです。何故か見当たらないため、放出前の最後のワンショットです。

 

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 


SONY αNEX-7はもう手元にありません

2023-10-02 22:48:02 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

器材整理、写真撮影趣味の見直しの一環で、先ごろ最後の1台を手放しました。

もうSony製のデジタルカメラは一台も手元にありません。

ややジャンク気味のDSC-TX55も、既に売却してしまっているからです。

 

故障の可能性にちゃんと触れてはいたのですが、それでも複数の入札があり、想定以上の価格で引き取られていきました。

今時、10年ほど前のコンパクトデジタルカメラが欲しい人がいるかは疑問でした。

 

形状はカード型、つまりごく薄型で、そういう形状から機能も性能も制約があるわけですから、それなら誰もがスマートフォンの方が良いと思うだろうと考えていたのです。

 

それでも世の中は、広いですね。

捨てる神(手放す貧乏神)あれば、拾う神(落札する善人)もいたということです。

 

さて、話をNEX-7に戻します。

使い古されくたび切った初号機を手に入れ、大いにそのフィーリングが気に入って一時は4台ものNEX-7を持っていました。

予備機の予備機のさらにまた、ストックということです。

ですが、最終的にはその全てが手元から離れてしまいました。

 

一番気に入っていた初号機をアスファルト舗装の地面に落下させてしてしまったのは、痛感の極みでした。

 

盲目(液晶ファインダーが使えなくなった)になっても、その他の機能を維持した初号機を暫くは使っていました。

が、矢張り不便故、やがて予備機へと切りかえ、そののちに心変わりか、完品のストックを手放し、さらにまた予備機の予備機へと切替えて...。

 

一番気に入っていたのは酷使され、傷だらけだった初号機で、落札時はレンズや付属品の状態も良くないものばかりであり、全く”騙された大賞”の受賞ものだったのです。

 

けれど、使い込まれたその個体は、所謂当たりが付いていたのか、操作フィーリングが大変円滑で、かつ優しく小さな音だが、切れの良いシャッターや、出てくる絵が繊細でトーンがなだらかな自分好みであったことから、一遍に自分のお気に入りの機材になりました。

 

不思議なもので、そういった強い愛情に似た感情を以てしても、何らかの理由で一度放出の意識を持ってしまうと、最後にはこういう事態となることをずっと繰り返して来ました。

 

振り返って見れば、手放したことを後悔した機材もたくさんありますが、そう道を行く定めなのでしょう。だからいつまで経っても機材にこだわるばかりで、写真の腕が上達しません。

 

NEX-7を手放した理由はごく小さなもので、各種の機能呼び出し、ダイヤルやボタンの操作性、それから露出の当て方の考え方の違いなどです。

自分の気持ちをカメラに寄せて遣れば、つまりカメラの癖に慣れて、自分が使いやすいように工夫すれば良いことで、手放す理由は在りません。

 

が、もう一つの理由として、所持している他のカメラとの競合があり、その時節、所有カメラを整理して個々のカメラの稼働率を上げたいという気持ちが強かったことから、悩んだ末に、NEX-7は選別することにしました。

 

NEX-7を手放して、今どう思うかというと、特にこれといった感情は無く、手放したことも後悔はありません。

ただ、不具になる前の初号機を使っていた幸せな短い期間は印象に残っています。

そのころは、何処に撮影に行くのでも常にNEX-7帯同で、他のカメラには信用が置けず、必ずバックアップ撮影を初号機で済ませていたものです。

 

改善してほしいところは、もう一つの高感度性能と、サイレントシャッターの装備ぐらいでした。液晶ファインダーはチルトで良かったです。

 

かなり昔の機種ですから、まだ動画機能に力を入れていなかったのでしょう、筐体もかなりスリムです。

 

今の機種みたいに排熱対策ででっぷり太って厚みのある機種の多いSONYからすると、薄型スマート軽量です。

 

かつ、デザイン性に優れ、そうしたソニーのDNAをそっくり引き継いだ、NEX-7は実は隠れた傑作機ではないかと、少し大仰に、かの機材の功績を讃えておきます。

 

れもめぐりゆく機材人生です。

※一番手前が初号機です。

 

長くなりました。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。