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Monitor Audio Monitor 200B 2

2025-06-22 00:28:16 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

だれも見向きもしそうにないMonitor 200を何故手元に置くことになったのかについて、少しひも解いておきます。

そうでないと、不人気商品に手を出した所以が永遠の謎になってしまいそうです。

 

記憶が曖昧なのですが、恐らく4年以上前の事だと思います。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店のオーディオフロアの一角に、モニターオーディオブランドコーナーがありました。

 

通常のスピーカーコーナーとは別の、割かし目立ちやすい場所にです。

その後、ここはKEFブランドコーナーになってしまいましたが、当時は、モニターオーディオの製品が置かれていました。

今でもKEFコーナーはあるのかな。

 

これまた記憶が定かではないのですが、ヨドバシアキバへは、オーディオ関係のことで立ち寄ったのでしょう。

いつものように、自宅のシステムの音に満足できず、買い替え・入れ替えのため、商品探索の行脚をしていたのだと思います。

 

そして、これまた記憶が曖昧ですが、モニオ・スピーカーは傘下のブランドであるROKSANの、多分、BLAKか何かに繋げられていた思います。

 

別の機会にそのアンプの音をまじまじと聴きましたが、何だか妙に音が乾いて荒っぽく、力強いだけで繊細さに欠け、あまり魅力的ではありませんでした。

これなら、MUSICAL FIDELITYのMシリーズの方がずっと良い、と思ったことは覚えています。

 

サウンド傾向から言うと、ロックやジャズのような熱い音楽などが似合っているように思います。

”ROKSAN(ロクサン)”という、江戸時代の魚屋の出前持ちのような名前のブランド、古代ペルシャの王女になぞらえたモノらしいですけれど、”ROCK・SOUND”から来たのかと邪推の一つもしてみたくなります。

 

さて。

話をスピーカーに戻しますと、ROKSANのアンプに繋がれていたのは、Monitor 200、BRONZE 5、6、SILVER 200(6G)、GOLD 300だったでしょうか。

順番に切り替えて音を聴いてみましたところ、一番気に入ったのが、何故か一番安いMonitor 200でした。

 

それまでの個人的な印象では、モニターオーディオは、音が明瞭かつ実在感があり、また精細さと艶やかさが感じられるもの、どちらかというと音像型というのでしょうか、音の響きよりも、ボーカルや主軸となる楽器を浮かび上がらせてくれるようなスッキリさがあったように思います。

 

Monitor 200は音の明瞭さや明るさは上位機種に劣りますが、AV向きなのでしょうか、多少平面的な鳴りですが、適度な音の響きもあり、高音から低音までの出音がバランスよく感じられ、なかなか良いものだとの印象を強く持ちました。

 

14㎝のウーハーですけれど、ほどほどの低音も出ています。

これがbronze 6辺りだと、低音が出過ぎて自宅では難しい。

 

兄弟機のMonitor 300でもウーハーが大きくなるので、大画面のTVなどに合わせた、さらに低音重視のセッティングでしょう。

だから、Monitor 200ぐらいのサイズが丁度良いのです。

 

好みの出音に近いですし、ローグレード(最下級)の製品ですから価格も高くはありません。

用件を済ませて店を出ましたが、それからこのスピーカーのことが頭の片隅に居座るようになりました。

 

良くも悪くも脳裏に焼き付いたとでもいうのでしょうか。

時折、このスピーカーの事が気になります。

 

正直言いますと、これが欲しくなりました。

幾度か、廉価でMonitor 200を手に入れる機会がありました。

そのたび、やせ我慢です。

 

既にお気に入りスピーカーを複数持っているのですから、これ以上は不要なのです。

 

自分の中に、オーディオ製品の選考に当たっての判断基準が幾つかあります。

スピーカーにおいては、設置位置の制約からバフレフポートはフロントポートであること、キャビネット(エンクロージャー)のフロントバッフルは、隅切り(ラウンド処理)が施されていることなどです。

 

Monitor 200はこのいずれをも満たしていないのです。

忌避すべき製品、手を出してはいけない製品として自分の中で位置付けて、発注への衝動は抑えていました。

 

こうして、絡みつくような小さな物欲を忘れるようにしてはいましたが、それでも何となく悶々としたものを長い間引きずって来ました。

大して高くはないのだから、そんなに悩まずササっと手に入れて、気に入らなければ、これまたさっさと売っぱらってしまえばよい、という割り切りもありますね。

 

そうは言っても、気が小さくて締まり屋ですからね。

ただ手放すにしても、全く人気が無い商品ですから、売値が相当安くなることは見えています。

わずかな所有期間で買値の3分の1とかになるのは出来れば避けたい。

 

得るものも得られず、ひと月たらずで数万円のお金が無くなることは誠に嘆かわしきことです。

お金をどぶに捨てるようなものですから。

 

これは散々通ってきた道・繰り返ししてきたことで、何としても避けなければいけません。

失敗から学ばなくてはなりません。

 

ですが、結論から言うと何にも学んではいませんでした。

結局のところ、こうして手に入れてしまったのですから。

 

ある時、新品の最終在庫がかなり安く売られていることを知りまして。

もう何度となくやって来る誘惑についに観念したというのでしょうか。

 

このチャンスが最後かなと思いつつ、別の思惑もあって発注したのです。

 

丁度その時、DALI・IKON5mk2を手放す算段をしておりました。

 

当初オークションでの売却を予定していましたが、取引上でトラブルがあり放出に失敗したこともあって、専門店で引き取ってもらう段取りに変更した折、monitor200を販売する業者が、新品購入時の下取り製品の査定価格を高めにしていたのです。

 

それでDALI・IKON5mk2を下取りに入れ、このスピーカーを手に入れることにしたのです。

だから、どちらかというと、IKON5mk2を出来るだけ高い値段で手放す名目でMonitor 200を手に入れた、ということも出来ます。

 

これは実に本末転倒なことで、お金の出入りだけを見れば、多少安くても旧機を手放すだけの方が良いのです。

 

ですけれど、IKON5mk2も短期間で放出することになり、これだと売却損が無視できず、表向きの回収額はどうしてもある程度のものが欲しかったのです。

心安んずるにはそうするしかなかったですね。

 

先立つものに余裕も無いのに、頻繁な機器の入れ替えをするという罪悪感は拭い去れませんが、軟弱者ゆえ仕方がありません。

こうして換わりに白いMonitor 200が家にやって来たということです。

 

釈明めいた事ばかり、長々とどうにもくどくて自分でも嫌になりますが、このスピーカー、幸いなことに失敗ではありませんでした。

手に入れてからもう4月になりますが、不思議なことに、デザインを除き、まるで不満が出てきません。

 

満足、ということも無いのですが、この不満が無い、というのは何だか少し可笑しな感じもします。

そんな経験、余りしてきていないからですけれど、”足るを知る者は富む”というのでしょうか。

 

現状システムをいじることなく、当面このままで良いと感じているところです。

ですからオーディオ機器の更新は、現状、小休止となっています。

 

お金の面でも、気持ちの面でも、一息つけるというのはいよいよ助かりますね。

次回は肝心な音質などについて投稿してこのスピーカーについて締めたいと思います。

 

幾分今回も長くなりました。

ではこれで失礼します。

 

ごきげんよう。

おやすみなさい。

 


Monitor Audio Monitor 200B

2025-06-08 14:11:46 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

現在使用中のスピーカーです。

2020年の春頃に発売されました。

Monitorシリーズは、BRONZEの一つ下、当時のMonitor Audioの最下級グレードの製品群となります。

 

当時、Monitor Audioにはもっと勢いがあったように思います。

何かとモデルチェンジを行い、新商品を出していました。

 

BROZEも新世代のものに更新されましたが、その前提として、製品価値、製品価格を上げたかったのでしょう。

BROZEが一段階格上げされ、空いたその位置を埋めるように、新たに”Monitor”が置かれました。

 

”Monitor”シリーズは、他のシリーズと違って人気が無かったように思います。

派手なオレンジのスピーカーコーンに、地味な色合いのキャビネット。

 

出音は至って真面目ですが、どうにも見た目が良くありません。

こうした派手な色合いは、自然界では”警告”の色ですからね。

 

1年後に、機番にBが付いたマイナーチェンジモデルが出ました。

やはり経営陣もオレンジのユニットには課題意識を持っていたのでしょう。

 

コーンが黒色(=Black)に変更されました。

ユニットの中身も多少ブラッシュアップされたようです。

 

ただグレーの筐体の微妙な色合いは相変わらず。

日曜大工、DIYのような仕上がりの安っぽさ(実際に価格は高くない)も、今一つの印象を与えていたのではないでしょうか。

 

このMonitorシリーズ、海外のウェブサイト、ウェブログは分かりませんが、国内における個人のインプレションを書いたウェブログなどを見たことがありません。

※YouTubeの動画もそれほど多くはありません。

 

勿論、商用サイトにおける販促記事はいくつもあります。

が、ナスペックの製品紹介内容を転載するだけの、中身の無いものがほとんどです。

 

唯一、価格コムにおける試用レビューがあるのみです。

 

本当に全く売れなかったのでしょう。

既にカタログからシリーズが落とされています。

 

いつ頃生産が完了したのでしょうか。

ひっそりと姿を消したという印象です。

 

売れ筋の一つであるBROZEの後継だったはずのMonitorシリーズですが、その務めを果たせぬまま、鳴かず飛ばずで短い命を閉じました。

Monitorシリーズの後釜は新たに出されずに、ゼネラルオーディオの位置にほど近い、Radiusがその役割を担っています。

 

新型が不発に終わり、更新されないというのは、ライバルが多く、浮き沈みの激しいこのスピーカー界隈では良く起こることなのでしょう。

特に捨て駒となりやすい、エントリー機(実験機的な意味合いもある)ではありがちな事ではあります。

 

まだ市中在庫はあるようですけれど、これからMonitorシリーズを買う人は恐らく絶無でしょう。

"POLK"や”DALI”、"FYNE"などから、安くて出来の良い製品が沢山出ています。

 

Monitorシリーズを振り向く人は、もはや誰もいないはず。

所謂、死蔵品となったまま、永久にオーディオマーケットを幽霊のように彷徨い続けていくのでしょうか。

 

仕方のないことですが、何だか哀れですね。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


marantz AV8801

2025-05-21 21:45:10 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

マランツの旗艦AVプリアンプです。

 

2013年発売ですから、こちらも結構前のモデルです。

MM7025先行導入の後、中古のAVプリが出るのを待っていたところ、こちらの機種が適価で見つかりましたので、取り寄せました。

 

11.2chに対応するAVプリアンプですけれど、DAC付の2chプリアンプとして使っています。

盛り込まれた多くの機能は活用していませんから、残念ですがAVアンプとしてのレビューは割愛させていただきます。

 

導入して日も浅い為、お伝えできる内容も極わずか、表面的な些末なものにしかなりませんが、一応メモとして残しておきます。要は単なる感想です。

 

最初にこのアンプの印象を。

AVアンプですから、ごく当たり前に筐体の厚み(185㎜)があります。

本当はこんなに分厚いのは生理的に好みませんが、奥行きがあるものよりはマシです。

 

この機種は、奥行き400㎜以下(390㎜)であることは評価できます。

ラックの奥行きが無い為、ここのところは重視しています。

 

デザインです。

CINEMAシリーズになる前、マランツのAVアンプは、薄型の一部の機種を除いて、大方このフェイスです。

 

左右の二つのノブは離れた目、鼻のような円形表示部、受け口みたいなフラップドア…

20世紀FOXのアニメ映画「ロボッツ」の主人公の顔みたいでちょっと違和感があります。

 

 

https://www.allmovie.com/movie/robots-am12845

 

高さには慣れましたが、このお顔付きはどうも…。

 

中央の円形表示部には、選択ソースと音量が表示されます。

フロントドアを開けると、もう一つ詳細な表示パネルがあります。

※この状態では白い歯をむき出しにして怒っているような、結構怖い顔つきに見えます。

 

ディスプレイオフにしますと、両方の表示が消えますが、サークルを囲む青いランプは付いたままです。

サークル内のスターマークは単なる白い印刷です。MM7025はここに青いランプが付くというのに。

MM7025の方はこのサークルランプは消すことが出来ますが、見た目を合わせるため、両方ともディスプレイオンにしています。

 

このアンプ、結構熱を持ちます。

マランツのアンプは熱を持つものが多かった記憶ですが、AV8801はパワーアンプのMM7025よりも発熱します。

 

天板の触る位置によっては、かなりの熱さとなっていたため、ラックの脚を長いもの変えて、上部の空隙を拡げました。

 

外部のDACは手持ちの余りが無くなりまして、アンプ内蔵のものを使います。

USB-DAC機能が無いことから、中間にDDCを噛ませて、光ケーブル(TOSLINK)でPCと繋いでいます。

 

AVアンプならではの音場補正は使わず、ピュア・ダイレクトモードで再生しています。

 

TOSLINK以外接続していないため、沢山の端子が装備される背面の写真は割愛です。

 

音質です。

パワーアンプが同じマランツのMM7025です。

 

少しパワーアンプの方がグレードが下になりますが、マッチングは悪くはないと思います。

この組み合わせでの出音です。

 

YAMAHAの薄型アンプと違って、聴けない事はありません。

マランツのプリメインアンプと異なり、煌びやかな感じはなく落ち着いた音の調子です。

 

スピーカー(Monitor Audio monitor200)の影響なのか、MM7025のためなのか、これがプリの本来の音なのか。

組み換えしての検証まではしていないため、詳しくは分かりません。

 

極端な違いはないものの、ソースによって音の感じ方が変わる時があります。

 

伸びやかで耳触りの良い、中々の音質で、聴き入ってしまうもの。

それとは反対に、ちょっと歪っぽかったり、ガサついて聴こえウーンと考えてしまうものもあります。

 

ソース次第ということは、多くの機種にも言えるでしょうね。

まぁ総じて受容出来る範囲です。

 

本当は、もう少しマランツらしい音の広がりや高音の耀きを期待していましたが、AVアンプはそういうキャラクターは不要のようです。

そうかといって、自宅のシステム・ソースでは、AVアンプらしい力強い低音が出るという事もないですね。

 

2chプリアンプとしての使用という、ちょっと本来の使用目的から外れているというか、詰め込まれた機能をほぼ活用していない状況では、AV8801の本来の力は発揮できていないはず。

 

ですから、少し偏りのあって、余り正しい評価とは言えないことをお含みくださればと思います。

 

それで結論となります。

敢えてこのシステムを入れる事は無かったかなと。。

 

少し前は、出物があったらAV8802にプリを入れ替えようと考えておりました。

AV8805ですと、パワーアンプとのグレード差が大きすぎ不適当だが、AV8802(A)ならMM7025との組み合わせで音質向上が見込めるだろうと考えていたのです。

 

ですが、何となくですが、やはりAVアンプは自分には余り合わない、というか、必要ないことが改めて分かりました。

今すぐにはありませんけれど、ある期間この組み合わせで音楽を聴いたら、後に手放す可能性は高いです。

 

そうそう。

この組み合わせで良い、と思ったことがあり、それは音量を上げても余り煩いと感じないこと。

 

今迄のシステムでは、ある程度のボリュームになると音が耳に突いてきて、それ以上ボリュームを上げられなくなります。

この組み合わせでは、そういう事が無く、どんどんボリュームを回すことが出来ます。

 

勿論、音が外に漏れだし、迷惑となってしまうため、ある程度のところで音量は落ち着かせますが、潜在的にはもっと大きくしても聴けない事はなさそうです。

 

ひょっとしたら、このアンプの組み合わせは、大音量時に力を発揮するタイプなのかもしれません。

 

それが正しいとしますと、ニアフィールドリスニングスタイルである自分には、やはり少し相性が良くないところがあるのでしょう。

 

やはり放出が正解でしょうか。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

 


marantz MM7025

2025-05-18 20:41:07 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

タイトルのメーカー名、Marantzと書くべきなのか、MARANTZと書くべきなのか、marantzと書くべきなのか迷いました。

メーカーの公式サイトのトップ表示は、”Marantz”となりますが、製品情報では、ほぼ”marantz”の表記。

商標が”marantz”だからですね。

 

そもそも会社名は”マランツ”ではなく、ディーアンドエムホールディングスでした。

大文字で始まるMarantzの表記は一体何のためにあるんでしょうね。

 

調べて見たら、マランツカンパニー時代からのブランド名のようです。

ということで、前回の投稿はMarantzとしましたが、ここでの投稿内容は、機器に関する事ですから、以後は、小文字の”marantz”を使うことにします。

 

さて、MM7025です。

パワーアンプの軽量化を目的とした入れ替えの際に、魔が差して購入してしまったものです。

丁度そのタイミングで出物を見つけたためです。

 

バランス端子のあるD級アンプは、小型軽量のものがそれなりに製品がありますけれど、AB級アナログアンプで比較的軽いものは数が少ない。

20Kgを超える重いものばかりです。

 

MM7025はアナログアンプですが、10Kg少しの重量で、バランス端子もついています。

似たような製品としては、Cambridge AudioのAzur 651Wがありました。

 

「デュアルモノブロックデザイン」が気になる、これまた、何かと縁のあるナスペックの取り扱い製品です。

いつかはこれですかね。多分そうなることは無いとは思いますが。

 

話を戻しますと、MM7025、2chのパワーアンプとなりますが、Azur 651Wとは違ってピュアオーディオというよりAV寄りの製品です。

AVプリのAV7005と、5chのMM7055、2chのMM7025と組み合わせて構成するAVシステムとなっています。

 

2010年の発売ですから、15年前のモデル。結構古いです。

2chのMM7025を独立させたのは、フロントスピーカーの駆動力を強化するためでしょうか。

 

ボディは、比較的最近までマランツ製品で採用されていたM-1デザインとなっています。

 

フロントパネルは至ってシンプルです。

電源スイッチと、中央の円形表示部、ディスプレイのオンオフスイッチしかありません。

 

主電源スイッチ・スリープボタンの切り離しはなく、通電すると直ぐに待機状態になります。

円形表示部の”スターマーク”は薄透明(白)の印刷でコストダウンが図られており、その中央に青色のランプが点灯します。

ディスプレイのオンオフスイッチは、円形の縁が青色に光るのを止めるかどうかだけのもの。

中央の青いランプは点灯したままです

こんな中途半端なもの付ける必要がありますかね。

消すならディスプレイ全部を消せたら良いのにと思います。

 

背面です。

空冷ファンの排気口があります。

 

ファン付きのアンプは本当は嫌なのです。

極近接のリスニングスタイルですから、僅かでもファンの音がすれば気になるでしょう。

 

うっかり確かめもせず、買ってからこのことに気が付きました。

一種のAVアンプですから、ファンが付いているのは仕方がありませんが、事前に気づいていれば買わなかったでしょう。

幸いなことにファンが動いていないのか、動いていても静音なのか、ファンの動作音が気になることはありません。

 

プリアンプとの連動(12Vトリガー?)ピン端子がありますが使っておらず、直接電源スイッチを入り切りしています。

スピーカー端子は少々頼りなく安っぽいものです。

昨年まで所有していたPM8100SA ver.2のスピーカー端子の方が立派なものでした。

入力端子は、RCA,XLRそれぞれ一系統で、切り替えて使用します。

 

電源ケーブルは最初付属品を使っていたのですが、業務用機器のものに変えました。

効果はほぼないですが。

 

このアンプ、出力は8オーム時140Wもあります。

仕様の上では、結構な力持ちです。

 

ですが、実際のところ、そんなにパワーがあるようには感じません。

 

肝心の音です。

 

全体としては価格相応(発売当時84,000円)のクオリティであり、音の解像度や明瞭さ、低音の品質などにおいて格別の評価はありません。

AVセパレートアンプなのですが、位置づけはローグレードですからそんなところでしょう。

それで十分です。

 

音が前に出てくる、押し出してくる感じではなく、全体、平べったい感じの出音です。

音の出方が平面的に感じられます。

 

パワーで押しまくったり、低音部が強く出てくることも感じません。

マランツらしい煌びやかさ・キラキラキャラはほぼ無いようです。

あれはプリ部で創られているのでしょう。

 

格別何かを主張することはなく、求められている仕事を地味にする印象です。

プリのボリュームを上げて、パワーを求められれば求められるだけ応える、ある程度の伸びしろは感じます。

 

AVアンプですから、セリフ(人の声)が聞こえやすくアレンジされているんでしょうか、歌詞が英語の曲の発音が聞き取りやすくなりました。

気のせいかもしれませんが。

 

買ったときは傷もない美品だったのですが、何故かあちこちぶつけて小さな傷や塗装剥げを短期間に作ってしまいました。

売却するときに安くなってしまいますね。

 

高額なものではないですからそんなに気落ちはしませんが、機材に傷が付くこと自体、余り気分は良くはありません。

してしまったことは仕方ないことですから、これも名誉の勲章として気にしないようにはしています。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


Marantz AV8801/MM7025

2025-05-17 20:29:17 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

第二システムとして使っているマランツのAVプリ&パワーアンプです。

音楽を流しながら、本を読んだり別の事をしたりするときのために導入しました。

 

主軸となるシステムで音楽を聴いていますと、音を聴くことにのめり込んでしまって他の事が手につかなくなるのが困り事でした。

そういう時があっても良いのですが、家に帰るとだいたいがオーディオの電源を入れて音楽を聴いています。

たまにはただ流すだけの時もあって良い、と考えていました。

 

ピュアオーディオ以外、例えばPCからヘッドフォンで音楽を聴くときや、映画をTVで見る時のTVスピーカーから出る音にはほぼ無頓着です。

同じようにピュアオーディオとは異なるカテゴリーのAVアンプを使えば、音に執着せずにただ聴き流すことも出来るだろうと、そのように早合点していました。

 

その考え方で以前手に入れたYAMAHAの薄型AVアンプでは、やはり不満が出てしまってすぐに手放しています。

聴き流すというところに行きませんでした。逆にバランスを欠いた音が気になってしまったのです。

 

その時はもうAVアンプは駄目かな、と一旦観念しています。

スピーカーとの相性が悪かったのかもしれません。

 

それでも懲りずにまたAVアンプを買うことに決めたのは、Marantzのアンプの音が好きな方だからでしょう。

YAMAHAが駄目ということではないんでしょうが、モノは試し、AVアンプに再挑戦です。

 

さて。

AVプリ&パワーと、両者の分離導入としたのは、単体のAVアンプでは重すぎるからです。

 

それから発売から時間が経ち、中古価格も安くなってしまってはいますが、プリの方は発売当時、それなりの高級機であったため、音の方もまあそれなりの水準であるだろうとの安易な読みもありました。

 

個々の機器については、近く投稿しようと思います。

短めですが、今日はここまでです。

 

これで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。