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夜に咲くコブシ

2023-03-22 23:05:38 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

昨日の投稿で、桜やコブシの花の撮影について触れました。

あの後ですね、ちょっと夜風に吹かれたい気分になりまして、カメラを肩にぶら下げて近所に出掛けて行きました。

 

ぶらつく目当ては、夜のコブシ撮影です。

薄ら記憶では、ライトアップこそしていませんが、街路灯に照らされて撮影に必要な照度があったような気がするのです。

 

晴天を待っての日中の撮影では、花の時期を過ぎてしまうのではないかと危惧しまして、兎に角、今年の花の姿を写真に収めておこう、そんな算段で、外套を羽織ました。

 

風は、、、全く吹いていませんでした。

全くの無風です。

 

昼間は曇り空で日差しもあまりありませんでしたが、それでも夜のとばりが下りた外の空気は暖かかったです。

寒さが無くて、体がこわばることが無いから、何となく気分は良かったですね。

 

気を付けたのは、警邏中のお巡りさんです。

 

夜半にカメラを担いでいますから、盗撮ですとか、変な嫌疑を掛けられないよう、

余計な方向にはレンズを向けたり、花以外の写真は撮らないよう、気を配りました。

 

職質でもされたら面倒です。

幸い、お巡りさんには出会いませんでした。

 

撮影機材として持って行ったのは、GX7Mk2です。

年代物のカメラばかりですから、そこそこ高感度で撮れるものといったら、これぐらいしかありません。

 

高感度に強いK-1はこの間手放してしまいましたしね。

マイクロフォーサーズでも已むを得ません。

 

 

別にコブシは夜に咲く、というわけではありません。

昼間っから、と言いますか、開花期間中はずっと咲きっぱなしのようです。

 

ただ、夜は花がしぼむものもある中、コブシは花弁が開きっぱなしで、そして甘い良い香りがします。

目立つ白い花といい、良い香りといい、夜中に虫を誘っているのかもしれませんね。

 

撮りました。

上の写真はなんだかモノクロ撮影みたいになりましたが、ちゃんとカラー撮影です。

葉の緑が僅かに色づいているのが分かります。

少しだけ幽玄な感じがして面白いです。

この並木以外にも、近辺にあちらこちらにコブシがあることに、初めて気が付きました。

昼間だったら、気がつかなかったかもしれません。

夜だからこそ、あの白い花が一際目立ったのですね。

 

少しだけ夜桜も撮りました。

 

こんどの週末の天気が良ければですね、遠方まで桜の撮影に出掛けても良かったのですが、残念ながら、雨の予想です。

 

桜ならば、日本全国、どこにでも見どころはあります。

いうなれば、地元の桜の名所、みたいなところは日本全国それこそ無数にあります。

 

その中でわざわざ桜を撮影しに出かけようとするのは、自分が桜並木よりも、一本桜の方が好きだからです。

家の近くには、これだという一本桜が無いのです。

 

田舎の村落にある、桜。

でも、そこに暮らす人々の生活がちゃんと感じられるようなのところにある一本の桜に強く惹かれます。

高速を使って少し遠くまで桜を探しに出かけてこともありました。

 

全くの山中に自生する桜や、山道に植えられている桜には余り興味はありません。

都会や市街地の桜並木も一見豪華で実に鮮やか・華やかですけれどね。

今はもっと素朴なもので良いです。

 

といいながら、やはり機会があれば豪華絢爛な桜並木にもレンズを向けてしまうのは、やはり自分も日本人だからなのでしょうか。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


中判デジタルカメラの良いところ~追記

2023-03-18 08:36:05 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、おはようございます。

 

昨日の投稿の冒頭、ファインダーを通したものと肉眼での両眼視について書き込みしましたが、この部分について少し捕捉します。

 

ごく普通のSLR(一眼レフ)の形状をしたカメラでは中央部にペンタ部があり、その下に覗き見窓(ファインダー)があります。

カメラの構造上、その位置は、たいてい筐体の中心からやや左にずれていますけれど、どちらかと言うと中央寄りです。

 

これでも右目でファインダー、左目で肉眼はやれなくはありませんが、ちょっとやりずらいところがあります。

右目側の視野にカメラの肩などが入ってきて、少々うっとうしいです。

 

自分の場合、所謂、レンジファインダー形状のカメラを使用することも多く、このタイプはカメラの左隅にファインダーが備わることが多いものです。

ですから、右目内の視界内は整理されていて、このあたりは余り気になりません。

 

そこで、カメラにズームレンズを付け、左目肉眼、右目ファンダー通しをしばしばやりながら、心地好いズームポイントを探すということになります。

 

ファインダーを左目で覗く方は、ファインダーが左隅にあってもこういった所作には及ばないでしょう。

右目視野はカメラのボディで遮られ、それ以外は何も見えませんから。

 

ファインダーを右目で見ても、左目は閉じてしまっている場合もですね、勿論、この両眼視は出来ません。

 

自分も普段の撮影ではほぼ左目は開けません。閉じています。

使うカメラがEOS-1Dmk4のように、通常の一眼レフ形状をした場合は、上に書いたように、両眼視がやりずらいですからやりません。

 

あとは単焦点レンズを付けたときですね。

焦点距離が決まっていますから、立体感を得られる焦点距離を選択しようもありません。

決め打ちですね。別に考えることはありません。

 

ということで、いつも器材・肉眼の両眼(視)確認を致してはおりません。撮影の度、毎回はやらないのです。

構図が決まらないとき、切り取る範囲を今一つ決めかねる時に、この所為が出てくるのです。

 

 

結局はですね、たまたま、ズームレンズを付けたレンジファインダータイプのカメラを抱えて、右目でファインダーを、左目を開けて、視野確認、適当なズームポイントを探していたら、このような面白い結果を得られた、という個人的な経験が全てです。

 

ここから、自分なりのカメラの焦点距離と肉眼視の共通性の考察が出発しています。

 

単なる個人的な発見が起点ですから、他の方との意識の共通性はないかもしれません。

そういうこともあるのだ、と頭の片隅にでもお知り置きくだされば、と思っています。

 

今回の書き込みは、単なる補足で終わってしまいました。

中判カメラの良いところは次の投稿でまた続けます。

 

ではいったんこれで失礼します。


中判デジタルカメラの良いところ

2023-03-18 00:15:29 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

ズームレンズが付いたカメラのファイダーを右目で覗き、左側の目で被写体(風景でも良いです)を見たことはありますか。

 

レンズの焦点距離を標準域(広角域)から、ズームしていくと、あるところでそれぞれの目で見た対象物が同じ大きさになります。

35㎜判の数値でいうと、70㎜から80㎜の間ぐらいに当たるはずです。

 

その状態で、対象物をじっくり見てみますと、対象物が浮き上がって見えるというか、かなり立体的に見えると思います。

なぜかというと、両眼の焦点距離がズレなくなり(一致して)、立体視出来るようになるからです。

それと、焦点距離からくる圧縮効果ですね。これで注視する対象物とそれ以外の背景がある程度整理されます。

 

そしてこの行為は、肉眼で普通にモノを見るようにしているのと同じです。

人の目は両眼で立体的にモノを見て、測距しているのですね。

 

我々は、普段このようにしてモノを見ています。

意識は余りしませんが、道理はこうです。

 

カメラは単眼(二眼レフの場合は、レンズ一つは撮影用、もう一つは視認用)ですけれど、焦点距離が人の目に一致するこのような数値のレンズで撮影すると、撮影された写真は誇張の少ないごく自然な描写になるはずです。

 

ポートレート撮影が35㎜判でいうと焦点距離80㎜前後で撮影されるのは、人の目と同じように見える描写の自然さ故だと思っています。

人の目に近いと言われる50㎜の標準域は、画角はそうかもしれませんが、焦点距離としては少し短い印象です。

 

で、70㎜~80㎜と言いますと、35㎜判では中望遠レンズと呼ばれるレンズの焦点距離でして、室内では撮影範囲が狭く感じられ、やや使い勝手が悪い場面も多いことでしょう。

戸外でもどちらかというと、景色を切り取る、といったように使われます。

 

遠景であれば、まぁフレーム一杯にイメージを取り込んでも足りない、といったこともあるでしょうね。

 

とにかく、ここで中判デジタルカメラの出番です。

例えば焦点距離が35㎜判で75㎜のところ、中判デジタルでは0.8倍の60㎜相当の画角になります。

 

これでも少し長めですが、手持ちの55㎜レンズなどでは、44㎜ぐらいの画角になります。

まぁやや短めの標準レンズといったところでしょうか。

 

中判デジタルの旨味の一つは、35㎜判に中望遠を付けたときよりは、より焦点距離は長いが、映る範囲はより広いという特性です。

数値上の差はわずかかもしれませんが、実際の撮影時では結構な違いが出たりします。

 

実際のところ、使い勝手を考えると、セミ版のセミ版みたいな中判デジタルの主流のセンサーサイズ(44㎜×33㎜)では、ちょっと寸足らずです。

本当はもう少し大きさが欲しいのだけれど、フル規格の645はフェーズワンの異常に高額な(確か500万円⁈)プロフェッショナルモデルしかありません。

 

もっと本音を言えば、6×7とか6×9のフル規格のセンサーサイズのデジタルカメラが適価で販売されれば、カメラ・オーディオの全てを売り払って手に入れるのですが、幸いなことに?このようなカメラは民生用では恐らく今後も絶無なままでしょう。

 

だから、現実的な選択肢としては、セミセミ判のこのデジタル645センサーしかありませんが、これでもまぁ十分ですし、35㎜判に中望遠を付けたときよりも、使い勝手は何かと上がります。

 

見た感じの自然さ、違和感の無さ・見た目の優しさを追いかけて、デジタル中判を買い求めました。

出てくる絵も違いますが、器材の大きさそのものも相まって、35㎜判やAPS-C,マイクロフォーサーズ機とは異なる撮影感覚となります。

 

持っているPENTAX 645Dは、もはやクラシックモデルとも言ってよいほどの古めかしいデジタルカメラです。

動作はとっても緩慢で媒体に記録する時間も異様に掛かりますから、連射は望むべくもありません。

 

必然的に単射となります。

自分は元々そういう撮影スタイルですから、これについては問題はありません。

 

重くてキレのある独特のシャッターフィーリングがあります。

1シャッター、1シャッターがなんだかやけに貴重なものに感じられます。

 

出てくるのは、目に優しくて自然で立体感のある自分好みの絵。

成功すれば、の話ですけれどね。

 

中判デジタルには 他の良いところもあります。

 

近いうちに、そのことも投稿したいと思います。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


PENTAX K-1を手放しました

2023-02-22 22:10:26 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

昨日の投稿で、PENTAX(リコーイメージング)の将来について危ぶんでいる旨の書き方をした後での書き込みですから、少々後ろめたいのですが、タイトルの通りです。

 

家電販売店でのPENTAXコーナーの消失を知ったのは一昨日のことですし、K-1の放出はそれより前の事ですから、投稿内容のニアミスは本当に偶々のことです。

 

リコーの動向を訝しんで、貧乏くじを引かぬよう早めに手放したということでは決してありません。

現に、手元には645Dを残してありますし、35ミリ版用のFA limied2本も手放していません。

 

さて、K-1の購入動機は、御多聞に漏れず、2本のFA limiedを本来の画角で使いたいがためです。

 

FAlimied、特に77㎜F1.9の描写の美しさには以前から定評がありました。

レビューを見て自分も虜になりました。

 

購入したその当時は”日本製”にこだわっていました。

オークションで運よく国内生産時代の良品を見つけて、早々に落札していました。

 

FA77とFA43までは立て続けに入手します。

31ミリの方は価格がこの2本よりかなり高額ですから、一括の購入は見送りました。

そして、k-1はまだ高かったため、その代用としてK-5iisを使って撮影をしています。

 

撮影対象は家人です。

主に家の中での普段の生活の一コマを切り取っていました。

 

ですが、結局不満が出ます。

室内では77mmに1.5倍の係数の115ミリは少し長過ぎるんですね。

 

K-5iisでは結構偽色が出ました。

人の唇が不自然に明るい桃色に偏色します。

 

こういうこともあって、最終的にK-1購入へと進みます。

FAlimiedをAPS-C機で使って、やはり不満が出てk-1に行くというコースも有りがちですね。

 

SONY製の35ミリ版機をアダプターを噛ませて使う、という手もありましたが、これですと購入当時はマニュアルフォーカスしかできませんでしたから、AF動作を希望していた自分は、こちらの選択肢は選びません。自然K-1となります。

 

既にk-1Ⅱも発売されていましたけれど、取得理由がFAlimiedを使うということだけで、格別の性能・機能は必要ありませんから、安くなった中古の”素の”K-1で良かったのです。

 

買うまでにかなり悩みましたし、良いものにもなかなか出会えませんでした。

行きつけの中古カメラ店で一度は買うことが出来たのですが、当該機のモードセレクターに不具合が発覚して速やかに返品です。

 

それから暫くは模様眺めが続きましたけれど、ある時、良品が適価でネットに出て来たのを発見し、即座に購入手続きを取りました。

その個体は、k-1Ⅱ相当にアップグレードされていましたから、最初に買った個体よりも値段は高めでした。

しかし、前回不具合に当たってしまったこともあって、その時は”程度”を優先したのです。

       

そんなK-1を手放した理由は、写真機材の競合です。

手に入れてみたものの、実のところ余りk-1を使うことはありませんでした。

一向に使用頻度が高くなりません。

 

そして、これからも恐らくあまり使うこともないだろうと考え、結局は見切りをつけることになりました。

今なら程度も良いし、売却時に購入時との差額もそれほど出ないだろうという、経済的な側面からの判断もありました。

 

家人を撮影するために買ったk-1ですけれど、当時はEOS-1Dmk4、6D、645D、E-M1などが手元にあって、使い勝手の点からそちらの機器を手に取ることが多かったのです。

 

PENTAXコンビは良い写真が得られることもありますが、駄目な時も結構あります。

k-1の筐体は厚みがあってボッテリしており、薄手のボディが好きな自分に馴染みませんし、独特の少し強めのショックのあるシャッターフィーリングも、悪くはありませんがあと一歩という感じで、所謂官能性能があまり高くありません。

 

出る絵が安定していて、ハンドリングも良いCanon機を使うことが多く、k-1の影はだんだんと薄くなりました。

 

そんなことは購入前から分かっていただろうと言われると、それはおっしゃるとおりで、店頭でk-1のハンドリングを確かめたときは、実のところ一抹の不安がありました。

ですけれど、結局は物欲に負けて、リスク含みの商品選びをしてしまった、ということは言えるかもしれません。

 

手元にある同じPENTAXの645D の存在も大きいものがあります。

同じ会社の製品同士でも競合しました。

カメラというよりも、645レンズとFAlimiedとの競合と言えるかもしれません。

 

645の75ミリですとか、55ミリはなかなか良い味を出します。

PENTAXのレンズらしく、描写が柔らかで諧調が豊かです。

 

流石にセミ版のレンズですね。

設計にゆとりがあるのでしょうか。

 

35ミリ版のFAlimiedを否定まではしませんが、645レンズでも同じような撮影は出来るのだと、少なくともそういう評価は出しました。

Limitedでなくても645レンズがあるだろう、そういう判断です。

 

これでk-1の命運は決まります。

程度が良いですから、手元に残しておきたいという気持ちは僅かに残っています。

 

が、もういいやという気持ちもあって、相半ばする心理状態の中、買い手が現れたら仕方がないという、宙ぶらりんな気持ちでオークションサイトでの出品を続けました。

 

で、k-1のインプレションですけれど、余りに使っていませんから、どうにも有益なコメントが出来ません。

強いて言えば、645とバッテリーが同じで使いまわしが出来てい良い、ぐらいでしょうか。

後は、やはり重いですね。が、これはカタログを見ればすぐに分かることです。ここで伝えるまでもありません。

 

ボディはマグネシウム製であった気がしますが、外装仕上げのせいか、何故かちょっとプラスティック感があって、値段なりの高級さが得難いような気がします。

モノとしての作り込みは良く、各部位はしっかり作ってありますしダイヤルなどの操作はし易く、ちゃんと上部パネルのバックライトもありましたけれどね。

 

ボディは厚みがあってゴロゴロしています。そして重たいです。

ですからハンドリングは圧倒的にK-5iiSの方が優れていました。

 

それにK-5iiSには凝縮されたモノとしての良さがあり、K-5iisの方がそれなりの高級感を感じられたぐらいです。

ここでK-5iiSを褒めてばかりも仕方ありませんね。

 

話をk-1に戻します。

背面の液晶モニターは大変に高精細で綺麗です。

そしてそうですね、やはりシングルレフレックスですから、ファインダーのことは言わなくてはいけません。

 

やはり大きく明るく見やすいです。

視野が広くて明るいですから、枠の中で撮像対象を追いかけるのは気持ちが良いことでしょう。

 

PENTAXのカメラは、露出やオートの色温度設定が不安定で、室内などの照度の高くないところでは、コロコロ色や明るさが転んだりしますが、それでもk-1の露出制御はK-5iiSよりも圧倒的に優れていました。

35ミリフルフレームの撮像素子・画像処理関連の性能が、APS-C機よりもかなり高いのではないでしょうか。

感度も異常なほど高く(ISO81万9千2百)まで設定できますから、高感度性能も高いのでしょう。

 

ただし、実際の撮影では、FAlimiedという明るいレンズの絞りを開け気味にしていましたから、それほど感度が上がらず、実感としては何とも言えません。

それに自分の高感度撮影時のノイズについては、他の人よりかなり許容範囲が広いものですから、それについて触れたところであまり実になる話にはならないでしょう。

 

K-5iiSの悪口を少し言いましたけれど、戸外での撮影では全く問題はありません。大変に良い描写です。

PENTAXのカメラ全体に言えることですが、カメラの防滴仕様もあって、本来はフィールドカメラとしての使い方が合っているのでしょうね。

 

なんだかんだと、中身はありませんがそれなりにK-1について書きましたね。もう実機は手元にありませんが…。

 

ということで、残された2本のFAlimied。

処分するという道もありますが、最初の方で触れたように、SONY製の35ミリフルフレーム機を買って使いまわすということも出来ます。

 

CanonのEFマウントレンズも少しですが、持っています。

今後、EOS-1DMK4が壊れたとしても、Canonの一眼レフカメラはもう買いませんし、RFシステムへの移行は考えていません。

 

EFマウントレンズもいつかは放出もあるかもしれませんが、取り敢えずの有効活用の視点からすると、マウントアダプターを介してSONY機で、という道はあり、どうせならばEFレンズとFAlimiedをSONY製で串刺しのようにして使うという選択肢も見えてきます。

 

Eマウントのレンズも手元にありますしね。

これは結構良い考えかもしれません。

 

それでも645レンズとFAlimiedの競合関係は残ってしまいますけれど、先の事ですしね、余り考えないでおきましょう。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

 


売り場からPENTAXのカメラコーナーが無くなっていた件

2023-02-21 21:54:55 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

昨日の投稿で触れた家電量販店ですが、元々は都内の大型カメラ店を出発点としています。

カメラ・写真関連商品の販売が祖業なんですね。

 

そのお店は、近年、頻繁に店内の模様替え(商品の販売場所変更)をしています。

カメラコーナーもちょくちょくレイアウトが変わっていますが、しばらく行かぬうち、また少しだけ売り場が変化していました。

 

Canonが最近、新型ミラーレスカメラを発表しました。

R8,R50です。

 

新型2機種の発売は先ですが、実は既に発売されているR7もR10もR6 mk2も、まだ実機を見ていないのです。

それらが何となく気になりましたから、オーディオコーナーと併せ、カメラコーナーにも立ち寄ってみました。

 

目当てのキヤノン機は、あぁ売っているなぐらいな感じで、触る気も起きませんでした。

何故でしょうね。いつものキヤノン機らしくて、目新しさが感じられなかったせいかもしれません。

 

それでですね。

売り場に5D MarkⅣや6D mk2、90D があるのを見て、まだレフ機を売っているか、と驚いてしまった自分がいます。

少しオカシイ気もしますが、考えたらNikonもまだ数機種売っていました。

 

ミラーレスが当たり前のご時世になってきて、新型カメラの話題もミラーレス一択のようになっていますから、一眼レフカメラがまだ売られている現状は、ちょっと自分の感覚とずれてしまっているようです。

まだ、手元に一眼レフカメラはありますが、これは”過去のもの”との意識で使うことが多いのです。

 

それで、一眼レフと言えばペンタックスですから、それも探しました。

売り場が変わってしまっており、いつもの場所にありません。

 

探しても探しても、PENTAXのコーナーがありません。

GRらしきものが少しだけあります。

 

どうやら店頭から一眼レフ部門は撤退してしまったようです。

調べてみますと、少し前(昨年の7月ことですか)、RICOHがカメラの販売方法を刷新して、店舗重視から直販重視にするともに、工房的観点での製品づくりを進めるとの記事がインターネット上にあります。

 

その時のコメントでは、リコーはカメラ事業を止めることはないが、事業の在り方を市場に合った形に変えていくとしています。

 

そのことと今回の家電量販店でのコーナー消失(撤去)は繋がっているかもしれません。

 

但し、気になることもあります。

 

投下資本利益率から見た事業の効率性等の観点から、事業の評価と整理を進めるとのコメントを、リコーの最高財務責任者が、年末にしたとの記事を、インターネット上で見つけました。

 

この記事に関連し、国外のカメラ予想サイトにおいて、(状況を考慮してみれば)PENTAX及びRICOHのカメラ事業の撤退はあり得る、との書き込みがなされました。

 

自分もあるのではないか、そう考えます。

否定の上に否定を重ねて、結局事業を手放したOLYMPUSの先例がありますからね。

 

RICOHも粘って粘れば、Leicaのレンジファインダーのようにいつかは大いなる残存利益を得つつ、高いブランドを確立出来るかもしれませんが、希望は薄ですね。

 

上記のように、CanonとNikonの2大メーカーに現行機がまだ存在しています。

両社とも、今後は一眼レフの新製品開発はしないと言っていますけれど、現行機だってPENTAXにとっては強敵過ぎます。

PENTAXが新製品を開発したところで、5D mark4やD850には勝てないでしょう。

 

それにレンズ群の幅・製品群の厚みが違いすぎます。

Leicaのレンズのように、何か訴えるものがPENTAX SMC全体ににあれば良いのですが、強烈な愛好家は聞きません。

一部レンズ(limitedシリーズ等)のみが特筆されるばかりです。

 

PENTAXが一眼レフカメラを残したところで、それをもって別のメーカーのユーザーが乗り換えてくることは決して多くはないでしょう。

 

PENTAXは嫌いではないですが、贔屓までにはなりません。

実際にカメラも手元にありますし、レンズも何本も持っています。

limitedも2本あります。

 

でもですね。

もういいんじゃないか、とさえ思います。

 

RICOHは、ミラーレスカメラ市場には参入せず、積極的に一眼レフカメラに専念すると言っています。

ポジティブトークではありますが、残念ながらそれは負け犬の遠吠えに聞こえます。

 

素直になった方が良いと思います。残念ではありますが。

OLYMPUSのように退き際が悪い(往生際が悪いと申しましょうか)ために、ユーザーを失望させる(裏切る)ような形にはなってほしくないと思います。

 

幸いにも、μ43はミラーレス規格という多少なりとも未来のある技術を基盤にしていましたから、別の組織に事業を拾われていくことになりました。OLYMPUSの協業者であるPanasonicがあるのも心強いです。ユーザーは救われています。

 

ところが、PENTAXの場合、一眼レフカメラという既に過去ものとなった技術の製品群を持った事業では、それを引き取る企業も現れないのではないかと心配になります。

 

どうするんでしょうね。

赤字にならない程度に細々とやっていくのでしょうが、それだと新製品の開発が出来ません。

出来たとしても、ちょっとだけ外装を変えてみました的なマイナーチェンジみたいなものか、色だけ変える・多色にするなどのPENTAXにありがちなマーケティングになりそうです。

或いは、外装を特別なものにして少数販売するという、いつもの限定商法ですかね。PENTAXはこれをやり過ぎです。

 

本当は色々なことをやりたいのだけれど、出来ないから目先を変えてお茶を濁すといった姿には悲しくなります。

悲哀を感じます。

 

PENTAXは以前から下級機だけは頻繁に機種更新してきた気がします。

それは安い開発費で出来ることだからですかね。

 

中級機以上は、発表のスパンがうんと空いています。

35ミリフルフレーム機は2018年のk-1Ⅱで止まり、セミ中版の645Zは2014年の発売です。

 

PENTAXは一体どうなってしまうんでしょうか。

自分には全く分かりません。

 

でも、いつでもカメラ事業撤退はおかしくないし、それが自然なような気がします。

しかしながら、今迄のようにのらりくらりなPENTAXもPENTAXらしくて、”それもあり”なような気もします。

 

今日はこれまでにします。

 

偶々ですが、次の投稿はこのPENTAXのカメラについてのことになります。

この疑念の記事投稿を見据えたわけではありませんが、タイミング的にはそのように捉えられても仕方がないかもしれません。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。