「生協だれでも9条ネットワーク」

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【参加報告】武蔵大学の学園祭にて映画「沖縄 うりずんの雨」の上映&監督トーク会(2015/11/01)

2015-11-07 11:32:45 | 参加報告


<東京カズちゃんより>
11/1(日)に武蔵大学の学園祭「白雉祭」にて映画「沖縄 うりずんの雨」の上映会(※)があり、行ってきた。2時間半の間ずっと画面にくぎ付けになり、沖縄の現実のその背景を丁寧に描いている素晴らしい映画だった。是非、多くの方に観ていただきたいと思っている。



1853年のペリーの来航から、1945年の沖縄戦、読谷村のチビチリガマの自決、1995年の米兵による女子小学生レイプ事件など、エポックになる出来事を関係者の証言を交えて取り上げている。
特に沖縄戦は日本側の兵士や住民の話だけでなく、米国側で参戦した兵士のインタビューを織り交ぜて、戦争の当事者は誰でも悲惨な体験だったことを描いているのが印象的だった。



上映後はジャン・ユンカーマン監督のお話(聞き手:永田浩三教授)があり、「時事的時系列的に扱うのではなく、現在の出来事のその背景となっているものを描きたかった。沖縄のことを米国人にも伝えたかった。」「本土では沖縄の扱いが"差別"という形となっている。それは許されないことであり、民主主義に反する。」「辺野古の埋立ての強行には絶望も感じる一方、市民の理解が深まり、国会前のデモなどの声を上げる動きが重要だと思う」などの発言があった。

辺野古埋立てが強行されようとしている今日だからこそ、あらためて本土の人間として沖縄の過去と現在をきちんと理解することが何より重要と思っている。そして、沖縄の人たちの「決して諦めない」姿勢に連帯していければと思う。

※白雉映像祭実行委員会主催

映画「沖縄 うりずんの雨」公式サイト→こちら