ナベヅル (鍋鶴) は全長95cm位の小型の鶴で、越冬のために日本に飛来する冬鳥 で、世界の生息数はおよそ1万羽と推定されている絶滅危惧種Ⅱ類 で、全体の9割が鹿児島県出水(いずみ)市 の平野で越冬します。
鹿児島県出水市以外では、本州唯一のナベヅル飛来地の山口県周南市八代盆地 が有名で、昨年末 ナベヅル2羽が飛来して来たとの新聞記事が出たので、雪が降る前に見に行って来ました。
鹿児島県出水平野と山口県周南市八代盆地のナベツルは国の「天然記念物」 に、その越冬地は国の「特別天然記念物」 に指定されています。
ということで、ナベツル観察は野鶴監視所(↓)で行うよう指定されております。
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監視員に挨拶して状況を教えて頂くと、ナベツルは監視所西側の肉眼では見えない田んぼにいて、遠隔操作監視カメラで見るようになっていました。 元々の餌場の田んぼには人間が近づけないように柵を張り巡らし、遠隔操作監視カメラでナベツルと人間を監視しているのです。 その 15年位昔の解像度の悪い監視カメラに映ったナベツル2羽が(↓)です。
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監視員によると、肉眼で見えないうえ 解像度の悪い監視カメラの画像に怒って帰る人も少なからずいるそうです。(笑)
そこで監視員が撮影した画像(↓)をくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/2c/3998d97678504c2dcdeb51e79efa86d1.jpg)
遠い所を来たのに 自分で撮影できなかったのは残念でしたが、致し方ありません、何せ相手は「天然記念物」ですから…。