マガン (真雁) は日本に飛来して越冬する冬鳥 で、日本に飛来する80%超が宮城県の伊豆沼・内沼周辺 で越冬すると言われており、夜明けに数千羽ものマガンの群が隊列を組んで飛ぶ 「雁行」 (がんこう) が冬の風物詩として有名で、マガンは国の「天然記念物」 に指定されています。
西日本では島根県の宍道湖西岸、主に斐伊川河口や宍道湖をねぐらにし、斐伊川南(北)岸の田んぼで採餌するマガン(約5千羽?)が有名で、前々から見に行きたいと思っておりましたが、思い切って雪が来る前の昨年末に見に行ってきましたです。
(↑)で翼の模様、尾羽のつけ根あたりは白色であることを見て下さい。
島根県の宍道湖西岸のマガンは、宍道湖中部をねぐらにして、明け方宍道湖西岸の斐伊川河口付近に降り立ちます。 マガンは全長72cm、翼を広げると1.5mほどになる大型の水鳥 です。
朝食の時間が来ると、マガンの大群が 一斉に川を飛び立って田んぼに降り立ち、落ち穂や落ちモミ、落ち大豆、草の種子、葉などを食べます。
(↓)が田んぼに降り立ったマガンの大群です! 凄いでしょう!
マガンの体上面は黒みのある茶色で尾羽に向かって黒色が強くなります。 嘴(くちばし)はピンクまたはオレンジ色で、足は橙色です。
マガンは額から嘴にかけての白い斑紋が特徴で、英語名「Greater white-fronted goose」は「大きいオデコが白い グース」という見た通りの名前です。
マガンの体下面の腹部には不明瞭な黒い横斑があるのも特徴です。(↓)
一応 後ろ姿も見ておいて下さい。 飛んでいる時の翼の模様(↑)と見比べてみてください。
マガンの 幼鳥 は、額(と嘴基部)の白い斑紋や 腹部に黒い横縞がないのが特徴です。(↓)
私めが宍道湖西岸の斐伊川南岸の農耕地を訪れた日には、マガンやコハクチョウ狙いの三河ナンバーや京都ナンバーの車に乗った鳥撮り屋がいましたです。 鳥撮り屋が考えることは 皆 ほぼ同じですかね!(笑)