先週の通院の際、今後について院長先生といろんなお話をさせていただいた中で、強く念押しされたのが、高プロラクチン血症のお薬‘テルロン’を飲み忘れないようにという事でした。
私には、今通院しているクリニックに転院する前の病院で、「潜在性高プロラクチン血症」が見つかっています。
コレ、やっかいなことに、TRH負荷テスト(説明は一番下の方にあります)というのをやらないと発見が難しい。
私が普通に日中のプロラクチン値を測定すると、基準値内で問題なし。
つまり、「高プロラクチン血症ではない」とされます。
ところが、この負荷テストをすると、エライ事になります
完全にアウト
というわけで、毎晩テルロンを半錠飲んでいます。
普通の高プロと違い、‘潜在性高プロ’については、あまり重視しないお医者様もいるそうで、検査をしない病院も少なくないみたいですね。
事実、私も転院後に「潜在性高プロで服薬(当時は週1回カバサールを半錠)をしている」と伝えましたが、「数値は低いですし服薬量も少ないから、気にしなくて大丈夫だと思いますよ」と言われ、お薬はやめていました。
でも私の場合、昨年の初移植後の黄体ホルモン(P4:プロゲステロン)の伸びが非常に悪く、服薬や注射で追加してもあまり効果がなかったそうです。
これは、「プロラクチンが黄体ホルモンの分泌を抑制しているせいではないか」というのが院長先生の見解でした。
(この時もそのようなことをおっしゃってました→以前の記事)
黄体機能不全という状態ですね。(参考:黄体機能不全→コチラやコチラ)
黄体機能不全の診断にはいろいろな症状が書かれていますが、私の場合、
ほぼ合格 … 基礎体温の高低差0.3度以上
子宮内膜の厚さ(子宮内膜日付診も異常なし)
ちょっとヤバイ … 高温期3日目くらいに基礎体温の陥落が見られる時がある
低温期から高温期への移行がゆるやか(段階的)な時がある
高温期の長さは短め(12日前後)の時もある
アウト … ‘潜在性高プロ’有り
プロゲステロン値が低い
IVFに進み、「卵の質が良くない」と言われていること
と言ったところでしょうか。
黄体機能不全は、「黄体機能が正常に働かない状態」。
正常に働かせるには、しっかりした黄体でなくてはいけません。
黄体は、排卵後の卵胞の抜け殻が変化したものなので、「卵胞がしっかりと育ち、良い状態で排卵できている」ことが大切。
そのためには‘良質な卵’を育てていかなくてはいけない。
良質な卵を育てるには、「低温期のうちからカラダをあたため、睡眠を十分とることによってホルモン分泌を促す」「ストレスフリーを心がけて、体調を整える」事も大切です。(コレを心がけでも「必ずしも良い卵が育つわけではない」のが悲しい事なのですが…)
良い卵は、良い黄体をつくり、良い黄体は良い内膜をつくり良いホルモンを出す…そのホルモンの働きのバランスがうまくとれていれば、次の良い卵作りをしっかりサポートしてくれる…
ぜーんぶ、つながっているんですね・・・・・
お薬を飲むことで、プロラクチン値が下がり、黄体ホルモン分泌を抑えてしまうことはなくなるのかもしれないけど…
人間のカラダはそんなに単純じゃなくて、大きな循環のもとに成り立っている…ということを、忘れずにいたいなぁと思います。
私みたいな人間もいるので、TRH負荷テストを受けたことのない方で気になる人は、是非チャレンジしてみてくださいね
♪今日の一枚
ドライプルーンは必ず毎日1個食べてるのですが、コチラも便秘解消
にオススメ 乾燥白いちじくデス
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“人間のカラダはそんなに単純じゃなくて、大きな循環のもとに成り立っている”、“ぜーんぶ、つながってる”…、本当にそうですね。一つ改善しようと思うと、必然的に他も改善(あるいは見直し)しないといけなかったりしますよね。でも、なかなか出来ない(改善出来ない)のが現実だったり…。
でも、やっぱりこのままじゃいけないなぁ。夢の為にも今一度自分の体を考えてみます。
私も同じく黄体機能不全だよ~
しかもホルモン補充しても、体温が十分に上がりきらない
時があります。。
私はちょっと抗うつ剤を飲んでいて
その薬が多い時は薬の副作用でプロラクチンが高かったです。
今はお薬もだいぶ減って値は落ち着いてきましたが
体を改善するということは、だめぴよさんがおっしゃるように
一つだけ何かを良くするのではなく、全体的に
やらないといけないですよね。。
これがなかなか難しいのだけど
黄体機能にも関係しているなんて知りませんでした。
先生がそこを気にかけてくれて良かったですね。
私も以前高プロ手前で薬を飲んだのですが
だめぴよさんの以前の記事を読んで先生に潜在性のこと聞いてみたんです。
昼間の数値が今はぜんぜん高くないので潜在性を疑わなくても大丈夫とのこと。
検査検査も患者の負担になるかもしれないけれど検査を受けるかどうかの
選択をさせてくれるといいのにって思います。
でも、悪いところを見つけることも大事ですが
日々の環境、体調を整えることも大事ですね。
それによって悪いところが治ったりするかもしれないし。
私もだめぴよさんを見習って健康生活頑張ります!
不妊治療を始めるまで病院とはほとんど縁がなく、自分は健康体だと信じてやまなかったのが、次々と高プロだとか抗核抗体だとか自覚症状はないけど「普通ではない」部分が見つかって、ついには自覚症状のある不整脈まで出るようになってしまいました
もっともっと大変な状況にある人もたくさんいると、頭ではわかりつつもショックだったりしました。でも今は、普通とか普通でないとかどうでもよくて、‘誰とも違う自分のカラダ’が愛おしくなってきました。これでいいのかなって思います。みかんさんにも、みかんさんなりの心の動きがあって、ヤル気になって頑張ったり、疲れを自覚して休んだり…、いいペースが見つかっていきますように
♪かほさん
↑みかんさんへのメッセージにも書いたんですが、最近は「やらなければ!」という思いよりも「愛すべき私のカラダさんのために(笑)、よりよいことをしてあげたい」という、半分自己愛的な意識のほうが強くなってきました。いい意味で肩の力が抜けたのかなぁって思っています。
お薬の力を借りなきゃいけなかったり、借りても上手くいかなかったりするときもあるけど、ひとつひとつが意味のある事だといいですね
♪ミミコさん
いろいろつながっているんだなぁって改めて実感しています。先生は、一人ひとりの患者に対して本当に一生懸命向き合ってくれていて尊敬です
プロラクチン値は日中変動も激しく、午後に測ると一番高く出るそうです。
私は負荷テストナシの通常測定だと、二年前(午前中)の測定で6.9、昨年末(夕方)の測定で11.2でした。
ミミコさんの病院は「潜在性高プロが単独で不妊原因になることは少ない」と見る先生なんでしょうね。きっと私のように黄体機能不全が隠れていたり卵の質が悪いことだったりという他の原因を改善していけば自然と正常に戻る、という見解なんだと思います。事実「潜在性」の原因はストレスと言われてますから、仕事をやめたとか同居をやめたとかで、数値が下がる方は多いみたい
ストレスフリーはやっぱり大切なんですね