さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

悪者のコーチ

2014-11-10 | ボイトレ日記
コーチとして、もしも生徒さんが、
喉を壊すかもしれない状況に陥りそうだったら、
悪者になっても、そうなることを回避するために動きます。


リサイタルは、もしかしたら一生のうちで一日かもしれません。
特別な日です。

お客さんの前で歌うのも、特別です。
だからこそ、練習の時からお客さんを想定して歌うようにします。

ヒールをはいて、ドレスを着て歌うのも、特別です。
だからこそ、練習の時に、一度以上は、ドレスを着て歌ってもらいますし、
ヒールを履いて練習することもします。

曲の合間に飲むものも、練習の間に決めます。
お水がいいのか、お湯がいいのか・・・。

本番の時だけ気合を入れて栄養ドリンクを飲むことを、私はすすめません。
普段から本番の時には栄養ドリンクを飲んでいます・・・なら別ですが、
本番だからといって、特別なことをすることを、私は好みません。


練習の時は、本番のように。
本番の時は、練習のように。



面倒くさいでしょうし、大変なことですし、
「そこまでやらなくても・・・」と言われますが。



本番は、それだけで特別なので、
それ以上にイレギュラーは必要ないし、邪魔なのです。


普段を、本番でも行うこと。
それが本番をうまく行うコツだと思っています。


生徒さんのリサイタルの時は、私は怒鳴る場面もありました。

喉が温まっていない状態で、コントロールされていない声で、
怒鳴るように歌い始めた時、私はまず怒鳴りました。
「ピアノで!」
彼女は、ソットヴォーチェで歌い始めました。


周りのスタッフが、バタバタとしていて、
リハーサルの開始時間が遅れた時も怒鳴りました。
「どうしてまだ始められないの?」
リハーサルは5分遅れで開始できました。




悪者になっても、プレイヤーのパフォーマンスを守りたいのです。
悪者になっても、プレイヤーの喉を守りたいのです。



悪者には、なりたくないのですけれどね。



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生徒さんのリサイタル、終了。

2014-11-10 | ボイトレ日記
生徒さん(大人)のリサイタル、無事に終わりました。


会場となったイタリアンレストランは、地下に音楽ホールのあるところでした。
グランドピアノでしたが、
残念ながら、ピアノのメンテナンスがされていなくて・・・
出ない音がないという状態ではありませんが、
ほぼそれに近い状態。
買った時は数百万円くらいしたのでしょうが、
手入れのされていない家には住めないのと同じです。
ホールも地下のせいかカビくさく、
譜面台にまでカビがついて白くなっていました。
当然、ピアノのハンマーもやられていて。。。かわいそうでした。


なので、ホールのオススメはできません。


ボウボウに伸び放題の草や植物を刈ったり、
誇りを払ったり、蜘蛛の巣を払ったり、
割れたガラスを入れ替えたり、
電気やガスや水道が使えるようになれば、
荒れ果てた家にも住めるようになります。

ピアノやホールのメンテナンスがされていれば、
いい場所にあるし、オススメできるのになぁ。。。と、
とても残念でした。

でも。


生徒さんのリサイタルは無事に終わりました。
良かった良かった( ´ ▽ ` )ノ
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