しんちゃんの大工日記・2

三重県で伝統工法による無垢材と土壁の
家作りをしています。
奮闘中の棟梁の姿を嫁が綴っています。

次世代に繋がれていってほしい瓦葺き

2009-06-15 09:19:39 | 瓦葺き


無垢の木でつくる 【伝統工法・土壁の家】。

現場は、土葺きによる瓦葺きの工程が続いています。
今回、使わせていただいている瓦は、淡路のほうの瓦です。



この地方でも、土葺きをされるおうちは今は本当に少なくなってきました。
でも、いろいろな問題を一つ一つクリアし、私達施工側も良さを声に
していくことで 今 又 改めて 
土壁と同様 土葺きによる瓦葺きも見直されてきつつあると思います。






いつもお世話になっている瓦屋さんは棟梁が独立以来ずっとお世話になっている瓦屋さんで、
今までの現場ではいつもご夫婦で屋根に登られて瓦を葺いてくださっていました。



そんな瓦屋さんの瓦葺きの光景のなかで、今回の現場ではとても嬉しい光景が
ありました。










今回 親方さんの隣には、親方さんの若い息子さんの姿がありました。

親方さんが息子さんに指導しながら、土葺きをしてくださっている姿は
本当に心強く嬉しい光景でした。


伝統工法も、
土壁も、
土葺きも

どうかどうか
途切れることなく 次世代につながっていって欲しいです。










夕日が差し込む現場で、親から子へ、
そして次世代に確実に繋がれていっている技と心が

本当にきれいな光景でした。








西井建築工務店ホームページ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする