しんちゃんの大工日記・2

三重県で伝統工法による無垢材と土壁の
家作りをしています。
奮闘中の棟梁の姿を嫁が綴っています。

海の男たち・・・・・・

2007-05-31 06:14:59 | 田舎の風景
          「海の男・ベテラン」

「ワシはこの海の事ならなんでもわかるんや。喜んどる海も悲しんどる海も・・」



   BGM 「兄弟舟」・・・・・・・・・・・ by鳥羽一郎









           「海の男・中堅」

「週末はいつもここで 波を待つ。時間がここでは止まっているのさ」



  BGM 「いとしのエリー」・・・・・by サザンオールスターズ










          「海の男・新人」

「毎日が楽しいぞぉ!海が好きだぞぉ!だから叫ぶんだぞぉ!」


              「ソイヤー!!」


    BGM 「前略 道の上より」・・・by一世風靡セピア
         

        






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二重格子天井が出来るまで・・・3 完成編

2007-05-30 05:09:03 | 大工日記
N様邸 しんちゃん棟梁渾身の 玄関の二重格子天井が出来上がりました。


      こちらも秋田杉を貼らせていただいています。



こちらは 和室部分の 格子天井。





そして こちらが今回の玄関の二重格子天井です。



玄関らしく、深みのある二重格子天井が 完成しました。







休日返上、残業続きのしんちゃん棟梁。
さすがに 最近は 家ではかなり ぐったりしています。


でも 昼間 嫁が 現場に足を運ぶと
そこには、嫁が来たのも気が付かないほどの集中力で仕事をしている
しんちゃん棟梁の姿があります。


あまりの集中力に 声を掛けるのをためらうほどです。


「この人は 本当にこの仕事が好きなのだな・・」

と感じる瞬間でもあります。










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二重格子天井が出来るまで・・・2

2007-05-29 06:04:53 | 大工日記
しんちゃん棟梁が先日 工場で加工していた 格子天井の材料が
現場に運び込まれました。







現場で微妙な調整をしながら 組んでいきます。













       一重の部分が 組みあがったところです。

ここまでは 一階の和室の格天と同じ工程ですが、玄関ホールの天井部分は
ここから もうひと手間を かけます。 







二重格子天井の二重になる部分を ここから 更に 組んでいきます。








格子天井が出来るまでシリーズ、「パート2」の今日はここまで。





このシリーズ。 

まさかの(笑) 「パート3」まで 続きます。





嫁のシリーズモノを、続けて読んで下さっている方。
本当に感謝です。






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玄関の二重格天井が出来るまで・・・・1

2007-05-28 06:21:42 | 大工日記
N様邸 玄関フロアーの天井は 「二重格天井」を施工させていただきます。
格天井も 二重になるとまたより一層 深みがでて 素敵な格天井になることと
思います。

格天の一つ一つの部材も全て しんちゃん棟梁が加工しています。

今回は、出来上がるまでの過程を順に追っていきたいと思います。




まずは ホゾ取りで ホゾを取ります。


見てもらうと分かると思いますが(笑) このホゾ取りの機械もかなりの
年季が入っています。

知り合いの木工関係の方から 中古で譲り受けたものを手入れし 丁寧に
使い続けています。




次は面取り機 で面取りをします。






ホゾ取りと面取りをした後のものがこれです。



この作業を延々と繰り返します。






その工程が終わると 次に 二重格天の二重になる部分の加工に入ります。

しんちゃん棟梁が その材料を運んでいますね。


この工程までで 丸2日間掛りっきりになっています。


こうやって手間ひまかけて作られる 二重格天井。
どんな風に 仕上がるのでしょう?!




このシリーズは・・・・・・・・・










「パート2」に続きます。



最近 引っ張ることを覚えて 
しきりに「連続モノ」を出してくる 今日も元気な腹黒嫁でした。









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「 目を離せ  心離すな 」

2007-05-26 06:19:40 | 田舎での子育て
先日 末っ子の通う保育園の保育士さんから
「子育て中のお母さんにぜひ聞いて欲しくて」と
こんな 心に響く言葉を教えていただきました。







       「 乳児は 肌を離すな。

  

         幼児は 肌を離せ。

         手を 離すな。


  

         少年は 手を離せ。

         目を 離すな。




         青年は 目を離せ。

         心 離すな      」





今 まさに しんちゃん棟梁家の子供達は
手を離せ 目を離すな  の時期になっているように感じます。



この言葉。
読めば読むほど 心に響きます。

教えてもらったその日から 毎日 心で繰り返しています。








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床の間造作・2   違い棚

2007-05-25 06:09:52 | 大工日記
    N様邸の床の間の造作が 続いています。





この日は 床脇の 違い棚を施工させていただきました。



昔々は、この違い棚に置く物も決まっていたそうですね。 




高いほうの棚には、冠・香炉・筆 などが置かれ
低いほうの棚には、鳥帽子・壷・印判・巻物・硯箱などが置かれていたそうです。






そしてこの高いほうの棚の端に付いているのは

「筆返し」

と呼ばれ 置いた筆が転がっていかないようにする為のものだったそうです。

その名残で 現在は装飾として残っています。



上の棚と下の棚の間の束は

「海老束」(えびづか)

と呼ぶそうです。




今は 和室も床の間も 随分と 少なくなってきましたが
こうやって 昔の生活を紐解きながら見ていると
奥深さを 感じます。

そして
今この時代だからこそ  このような日本ならでは物に なにかしら
「新鮮さ」を感じます。







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嫁の言葉は 空を舞う・・・・・・

2007-05-24 06:12:27 | 嫁のつぶやき
こういう時 棟梁は・・・・・


          (床脇造作中の棟梁)

全く まわりの音は聞こえません。 




嫁の言葉も・・・・



ただむなしく 空を 舞います。






5分ほど経ってから

「んっ?!」 ← (訳)何か言ったか?!

と聞かれても・・・・・・



もう その頃には 

嫁自身 

何を言おうとしていたのか 忘れていたりします。




それが私達の

バランスの良い

関係です。(笑)








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床の間造作・1  絞り丸太の床柱

2007-05-23 06:12:46 | 大工日記
N様邸 いよいよ 床の間の造作にかかり始めました。



   左側が 床の間  右側が 床脇になります。

床柱の後ろのしんちゃん棟梁は、かくれんぼしているわけでも 
嫁に苛められて いじけているわけでもありません。

地袋といわれる床脇の下部分につく戸棚をつけるところです。





今回N様邸の床柱には、北山杉の絞り丸太を施工させていただきました。
磨けば磨くほどに 年月が経てば経つほどに その絞り丸太の
趣のある風合いが出てくるのではと、思います。





右手の棚のように見えるものは

「天袋」と言います。


床の間や床脇は とても手間のいる造作ばかりが続きますが
こういう手間のかかる造作であればあるほど

「燃える」しんちゃん棟梁なのでした。





追伸・・・「燃える」の部分を「萌える」に変えて読んで頂いても結構です(笑)






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和室の竿縁天井・・・・

2007-05-22 06:14:56 | 大工日記
     N様邸の内部造作が続いています。



   こちらの和室には 竿縁天井を施工させていただきます。




  こちらは 和室のまわり縁をつけているしんちゃん棟梁。




同じ家の和室でも その部屋によって 一部屋一部屋

「羽目板天井」
「竿縁天井」
「格子天井」

と天井の表情も異なったものを施工させていただいています。

天井の造作が出来上がってきたら
又 それぞれの表情を持つ天井を、UPしていきたいと思っています。






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棟梁が書いたブログ・・・・・・

2007-05-21 06:12:12 | 大工日記
この「しんちゃんの大工日記」を始めて もう2年程経ちました。



今でこそ ブログは嫁担当になっていますが、このブログを始めた頃の
2年程前は、なんとしんちゃん棟梁自身が ブログを書いていました。



今日はその頃のしんちゃん棟梁自身が書いた「しんちゃんの大工日記」を
少しだけ紹介したいと思います。




まずは2年前の6月2日のブログ・・・・「ぼやき編」

http://blog.goo.ne.jp/s-nishiken/d/20050602

珍しく棟梁が「風邪引いてしまうやんか」とぼやいていますね。




次は同じく2年前の9月10日のブログ・・・「こ・これだけ?!編」

http://blog.goo.ne.jp/s-nishiken/d/20050910

「以上。」とかっこよく締めていますが・・・。
少々 文章が短すぎるのでは・・・?!(笑)




次も同じ年の10月24日のブログ・・・「自責の念編」

http://blog.goo.ne.jp/s-nishiken/d/20051024

一応棟梁も自責の念に駆られていたのですね。
経理担当の私にはこんな事は一言も漏らしませんが・・・・(笑)









「しんちゃん棟梁らしいブログやなぁ・・・・

きっと今 読まれた大多数の方が苦笑いされたのが、嫁には見えました。



嫁もそう思います。


「ブログでいっちょ カッコいいこと書いたろかぁ!」なんて
全然 思わないところが・・・

「しんちゃん棟梁らしさ」

なんじゃないかなぁ~・・・・なんて思ってみたりした
本日のブログ担当の

時々はちょっと「カッコつけたい」嫁でした。








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