しんちゃんの大工日記・2

三重県で伝統工法による無垢材と土壁の
家作りをしています。
奮闘中の棟梁の姿を嫁が綴っています。

荒壁塗り2日目です。

2009-06-03 07:54:32 | 土壁
無垢の木でつくる【伝統工法・土壁の家】。
現場は荒壁塗りの2日目に入りました。





         荒壁を塗る前の子舞竹の下地。





         表側から荒壁が塗られていきます。





       そのあと軽く裏側からコテで押さえます。




荒壁の材料は、土、砂、藁です。
現場で、土の状態を見 藁を足したりしながら調節して 
その現場に合った荒壁の土を作ります。

工業製品と違うところはそういうところだと思います。






          今から一服です。



この2日間は棟梁も 土さしで 【左官屋さん】でした。
壁塗りには禁断とも言える(笑)「白いTシャツ」姿の棟梁が後ろに写ってますね。(棟梁にこの日、白Tを出した嫁のバカバカバカ)← 嫁反省中





この日で、表側の荒壁塗りは完成しました。
塗った表側の荒壁を乾燥させた後 今度は裏返し塗りに入ります。


呼吸する壁【土壁】は、このような【塗り】と【乾燥】を何度か繰り返し
やっと完成します。




先人達の知恵と技が受け継がれてきた土壁。
日本の気候風土にあったこの土壁。
最後には又 土へと還っていく土壁。

出来上がるまでを、これからも頑張って発信して
いきたいと思います。






西井建築工務店ホームページ
コメント (2)
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