子舞竹が編まれて
そこに土が塗られ
屋根にも土が置かれ
瓦が葺かれ
壁と屋根に土が置かれたことで
今 【伝統工法・土壁の家】のおうちにはそれ相応の荷重がかかった状態です。
そして尺角や8寸角のような太くて丈夫な柱がその重さをしっかり支えています。
荒壁塗り、瓦葺き、そして今からの荒壁の裏返し塗りの工程中は
棟梁は、現場に入りません。
それなもちろん 現場で各々の職人さんが作業しやすく動きやすくする為でもありますが
一番には
その荒壁と土葺きの荷重によって、家の木組みがぐっと落ち着く期間だからなのだ
そうです。
仕口や継ぎ手によって組まれたそれぞれの木組みが、壁の土と屋根の土の重さで
ぐっと納まるという期間なのだそうです。
家がぐっと納まるところに納まって、落ち着くところに落ち着いたところで
いよいよ
大工工事に入ります。
このように時間をかけて家造りをさせていただけることに
本当に感謝したいと思います。
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