不登校が輝く日

子供2人中学時不登校でした。

byウパリン

学校は行かなくていい?

2016-04-07 19:43:38 | 日記
 「学校なんか行かなくていい」

 ひとり先生は長男に言った。

 私は黙って聞いていたけれど、心の中では

 (いやいや、学校は行かなきゃいけないよ)

 と思ったのだった。


 『学校なんか行かなくてもいいよと言って、ゆっくり休ませれば、エネルギーが貯まって子供は学校へ行けるようになる』

 と、ある方からアドバイスされ、本にもそのようなことが書いてあったが

 自分の口から「学校なんか行かなくていい」とは言えなかった。

 学校の先生も立場上そんなことは言えないという。

 だから、親でも教師でもない第3者から言ってもらえたのはよかったのかも知れない。

 しかし、長男自身が「学校は行かないといけないもの」と思っていて

 出会ったばかりのオジサンからいきなりそう言われても、そうとは思えなかったに違いない。

 しかし、長男はそういう考えもあるのかと、少しは心が楽になったのかも知れない。


 私はとにかく学校へ行って欲しかった

 おそらく毎日長男の前でそういうオーラを出していた。

 長男よ、辛かっただろうね、ごめんよ。。。



 毎日毎日、長男が見ていないところで泣いていた。

 不登校に入ったばかりの頃は、長男の友人たちが毎朝迎えに来てくれた。

 「ごめんねー、今日も行けない」

 「毎日ありがとねー、今日も行けないんだ-」

 友達は気まずそうに頭を下げて去って行く。その後は必ず泣けた。

 そしてある日こう言った。

 「ありがとねー、しばらく行けそうにないから、もう呼びに来なくていいからね-。

  また行けそうになったらよろしくねー。ほんとにありがとー」

 友達が去った後、しばらく泣いた。

 学校なんてみんな普通に行けるのに、どうしてうちの子は行けないんだろう。。。
 
 制服を着た中学生を見かけるたびに悲しくなった。そして自然に涙が出ていた。

 
 あの頃、次男は小学校低学年。たまには「兄ちゃんばっかり休んでずるい!オレも休む」と駄々をこねたが

 いつも元気印で明るくて、次男がいたおかげで暗い気持ちがどれだけ癒やされたことか。

 その次男が今は不登校に・・・。

 今は長男が私を気遣ってアドバイスしてくれる。

 しかし、長男のアドバイスはこうである。

 「学校なんか無理矢理行かせればいいんだよ」


 すっかり自分が不登校だったときの気持ちなど忘れているようなのだ。

 お兄ちゃんのアドバイスはあまりあてにならない。

 

 学校は行かなくていいのだろうか

 

 行けたら行った方がいい

 でもそこまで無理して行くこともない

 無理そうだったら、まだエネルギーが貯まっていないんだ

 だから貯まるまで待とうよ・・・


 中2になってしまったよ。

 新学期から行かなかったら、2年生の途中からなんて行きにくいよね・・・

 是が非でも学校へ行って欲しいのが親としての本音

 


 *** 型破りな家庭教師ひとり先生の話の続きはまた今度・・・


1 コメント

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激しく共感 (よっしー)
2016-08-03 16:46:28
初めから読み進めてここまできました

外で読んでいますが、涙が出ます

同じです

学校なんて行かなくていいーと心から思えたらどんなに楽だろう…
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