備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『たそがれの映画監督』

2012-11-26 02:36:39 | 国内ストプレ
ハマコクラブキヨコクラブ第13回公演


倒産した映画会社が低予算で映画を作り、再起を目指す。そこに助監督から監督になりたい黒沢、監督としてデビューしたい市川、俳優としてデビューしたい小津、新しい勤務先が決まっているのに監督として再起を図りたいマキノ、後々のために低予算映画に出ておこうとする田中、それに映画所長になりたい飛田。

そんな人々が集まり、企画会議、台本作成、ドライリハと、色々ありつつ進んでいく。
そんななか、一人、黒沢だけが助監督から抜け出せないまま、撮影は終了する。

そして、その打ち上げで、マキノからこの作品の監督は黒沢で有ることを打ち明けられる。実は、全て黒沢のためにマキノが仕組んだ事であった。そして、新生TECの監督として、やっていくことを決意して幕。


濱田@黒沢
大変に嗄れ声。元々なのか、楽日だからか?でも、開演前のナレーターは普通だし。ま、喋りっ放しの役では有るのだが。その分演技派?


清河@市川
仕切り役。実は~系な役で、多才な役処。それゆえに非凡を演じている?

大塚@マキノ
この小屋の狭さでは、ムダに通る良い声。圧倒的な立場かと思いきや、TECを潰した張本人。途中、何回もヘコむシーンがツボ。

眞継@田中
現役の大女優。なのに、ちょっとズレていて、ハトに対する落胆と立ち直りが、古典ギャグなのに、それを全て外さない、女優魂。

中村@小津
ムダにイケメン。それも通る声と、大衆演劇のスター設定に違和感無さ過ぎ。

藤川@山野
田中の役処が濃すぎて、存在が…。でも、アクションというセリフだけは必ず拾う。

根本@上原
ぬぼっーとしているのに、リハーサルでの熱演振りが、ギャップが有りすぎて。

飛田@飛田
完全にデオチ。なのに、その笑いが全て、違和感無いし。何畑の人なのか、一番気になった人。


今回、役者・大塚明夫目当てで見に行ったら、本・演出、共に当たり。途中、ダレるシーンが有るものの、ギャグとかもそれほど、クドくなく、丁度、加減の良いコメディ、だと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『銀河英雄伝説 輝く星、闇... | トップ | 『アリス・イン・ワンダーラ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内ストプレ」カテゴリの最新記事