備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『マタハリ』 in Seoul 作品編

2016-05-04 22:02:39 | 他言語ミュージカル
『마타하리』

キャスト感想はコチラ

過去のワイルドホーン作品の感想はコチラ

普通のアラスジを求めるなら、
韓流ぴあさんのブログとか、
初日に招待されるライターさんのブログへ。

ハングルが分からないので、
そういったアラスジを読んで、
ダラダラと話の流れを書いてます。


”Overture”
両脇の袖がボックスシート風3階構造。
実際には、2階部分と3階部分に人が入り、
このボックスシートが、この後、よく使われる。

舞台奥にマタ。
回転する八百屋舞台が少し傾斜。
袖の2階と3階のボックスシートに
兵士が待機し、銃を構えると、
マタが手にキスをして、掲げる。

下手からMC登場。
ワインを片手に、
マタの紹介を始めると、
後ろに幕が降り、そこから
フレンチカンカンな衣装の女性陣と
スーツ姿の男性陣が一列に登場。
(なぜか片腕が袖無し。踊りやすいように?)


Scene1
1.”Let The Dance Begin” MC、アンサンブル
そのままフレンチカンカンなショーシーンに。
ポイントはフレンチカンカンに負けじと、
足をふりまくるMCのダンス。
ちゃんと、揃っているのもポイント。
あれ、踊れるテナルディエだったのか?

最後、アンサンブルが一列になり、
持っているグラスや瓶を端に手渡しし、
一番、端がオケピに落とす。割れる音付き。
時々、オケに落ちず跳ね返ったり。
最後、本物のシャンパンが入った
グラスを指揮者に渡すMCとそれを飲み干す指揮者。


1A”Let The Dance Begin Playoff”MC、アンサンブル
更に、アップテンポなインストでリプライズ。

改めて、MCのマタ紹介で、謎のシルエット投影。
インドの神秘とか、そんな紹介。


1B”Temple Dance”インスト
マタのシルエットが登場。
ベールをヒラヒラさせる東南アジア風ダンス披露。
最初は三面鏡にマタが映っている演出で、
アンサンブルの3人が枠内で一緒にダンス。
マタが右に動くと、3人のダンサーがマタと
同じ動きをし、1人ずれて、4人目が補充される。
しかし、そこまでの正確性は無い。
からの、数人が一直線に並び、千手観音。
これは、真っ正面から観たい演出。


Scene2
楽屋。ここで、アンナ初登場。
スゴい世話好きおばちゃんキャラ。
新聞の劇評を表情豊かに読み上げる。

ついで、スーツのラドゥ、ファー付きコートで登場。
なに、そのムーランルージュに常連といった格好。

最初は相手にしないマタだが、
マタの本名を告げられると、
さっき、貰った名刺をマジマジと。
(主に、スパイという事に言及)


2.”Be A Spy”ラドゥ、アンサンブル
そのものズバリな、スパイになれ、という歌。
ポイントは、他の諜報員とともに、
ラインダンス風ステップ、タンゴを繰り出す大佐。
このタンゴがラドゥ役者によって、違う(笑)

リュ→ギコチナい。
シン→当然の如く、踊れる。
キム→踊れるけど、タンゴではない。


3.”I Will not Go Back” マタハリ
去っていくラドゥに取り残されたマタが
虐待された過去を思い出すという回想ソング。
父親が下手二階にいたり、上手三階に、
虐待相手(夫?)がいたり。
(この辺は見づらく配慮)

この曲がアップテンポなうえ、
間奏でセリフ歌詞、その後転調という、
ワイルドホーン十八番ソング発動。
(『ジキハイ』の”時が来た”とか
『モンテ』の”地獄へ落ちろ”とか
『アリス』の”一緒に”系楽曲)

開始早々に、こんな難曲を。
でも、マタの曲では印象に残る一曲。


Scene3
セーヌ川。川縁を徘徊するマタ。
すると、欄干をよじ登る
(キャストによっては)イケメン登場。

下手に落下傘(韓国語でもラッカサン読み?)
が引っかかっており、それでも、川に落ちたのか?
アルマン、何かポケットからマタに手渡す。
(飛行機の写真らしい。飛行機ヲタク)


4.”From Way Up There” マタハリ、アルマン
急に寝っ転がり、手を伸ばして、
なんか(キャストによっては)
爽やかな声とメロディを歌い出すアルマン。

縁をフラフラしながら、歩いたり、
ちょっと夢見がちなアルマンに
一応、デュエットしてあげるマタ。

アルマンによっては、ラストを歌い上げる。
(レオの場合、歌い上げたが、
ソンは低音のまま、伸ばすだけ)


アルマンとマタが引き続き、
問答をしていると、酔っぱらい登場。
マタに気づき、踊れと茶化す。
しかし、その二人を殴るアルマン。

そのまま、殴られるも、去っていく二人に、
可愛く、『ヤー』やるオク。
キムは何もやらなかった。

この後にも、マタとアルマンの間で
何か笑いポイントがあるのだが、
レオだと客席から笑いが起こる。


Scene4
ラドゥ職場。
一応、上手にラドゥ机。
下手側に部下二人の机。

結構、真面目に仕事している大佐。
個室で仕事、というエリートでは無いらしい。


5.”Ten Thousand”ラドゥ
バックに螺旋階段風なセットがあり、
そこに兵士がいて、報告しながら、
息絶えていくという小芝居有り。

そんななか、浪々とソロを歌い上げる大佐。
大佐の部屋になると、
この曲が繰り返し使われるが、
なぜか、印象には残らない楽曲。


Scene5
ラドゥ宅。
帰宅すると、妻のキャサリン登場。

そこに使用人に扮したMCが
何か書類を渡すが、その中に
ムーランルージュという文字が。
不穏な空気に直ぐに退散するMCだが、
おきまりな夫婦喧嘩に。しかし、ここでは
キャサリンは歌わず、MCが袖から
スタンドマイクを持ち出し、再登場。
(プレビュー時にはあったらしい。カット?)


6.”I Wonder Who”MC、アンサンブル
いつの間にか、ラドゥ宅のバックが、
飾り窓になり、そこでラジオを聞く女性陣、
なお、それが回転すると、螺旋階段風セットに兵士達がいる。


Scene6
マタ宅。
アルマン、踊るバレリーナ付きオルゴール持参。
そのまま、自身の過去を告白するマタ。


7."The Girl I Used To Be" マタハリ
そのものズバリな過去を振り返るソロ。
歌の途中で、上手三階に居るMCとアンナから謎なツッコミ。

そして、アルマンに恋をするマタ。


Scene7
飛行場。
ここでアルマンの物語に。
若い兵士ジャークが希望と不安を話すと、
(キャストによっては)
爽やかアイドルスマイルで歌って答えるアルマン。


8."If You Fall"アルマン、ジャーク、アンサンブル
これまた、ワイルドホーン十八番の高揚ソング。
アンサンブルが加わると、より重厚になっていく。
3番目のソロを歌う髭アンサンブルの低音が良い。
ビッシング役者なのかが、分からず。

そこに大佐登場。
実は、アルマンと繋がっている。


8A.”Ten Thousand (Reprise)” ラドゥ
先ほどのリプライズ。
印象は薄いけど、さっきの曲と
思い出すくらいに、サブリミナルに入る。
人を急かすイメージな曲。


Scene8
マタ楽屋。
アンナとの会話。
言葉が分からずとも、スパイ行為を
心配するというのが手に取るように分かるアンナ。
しかし、恋するマタハリは浮かれる。

そこに現れるアルマン。舞台の準備に消えると、
アンナから、マタは任せた的発言を貰うアルマン。


9."Becoming Mata Hari"マタハリ
歌いながら、青いベールに身を包み、舞台に。
妖艶でムーディな曲。
その舞台を観るアルマン。


10."Did not Mean To" アルマン
舞台を見終わって、ソロ一曲歌い上げるアルマン。
どんな気持ちなのかは、よく分からず。
スパイと恋心の板挟み?


Scene9
大佐の部屋。
そこに、マタが現れると、部屋の皆が騒然(笑)。
(マタが登場し、皆が美しさに目をとられる)

で、ミニカメラ付きネックレスと
睡眠薬入り指輪のスパイ道具を渡す。
が、この時、ネックレスをスムーズに出来ない大佐も。
(シン氏の時に髪の毛に引っかかった)

バックのフランス国旗の壁が回転し、
白と赤の横ラインの壁に。
オーストリアをイメージかと思ったけど
ドイツ軍将校のビッシング将軍登場。


10A."Be A Spy (Reprise)" ビッシング、アンサンブル
#2と同じ、タンゴ風の曲で、
もちろん、将軍もラインダンス(笑)

将軍に屋敷に招待され、
睡眠薬入りグラスを二つ用意。
そして、自分のも相手に飲ませる。


11."Be Careful With My Heart"マタハリ、アンサンブル
すると、マタの謎の手下が登場。
そちらに将軍の相手をさせている間に、
Top secretと印字された書類を色々と撮影。

最初は衣類に隠されていたが、
(それもオカシいけど)
屋敷を捜索すると、壁に隠されている。
このスライドする壁がなんかツボ。
ちゃんと、手下が戻すし。

最後は将軍、モロッコ的な事をウッカリ口をすべらす。
で、寝てしまったビッシングから逃げるマタ。


Scene10
リヨンのホテル。
壁が再びフランス国旗に。
そこで、アルマンと感動の再会。


Scene11
楽屋。
マタの楽屋に一人、居るラドゥ。
登場したアンナに詰め寄る。
そこにマタ、帰国。
スパイの写真を受け取る。

で、逆上してマタにキス。
この流れがどの大佐でも、かなり唐突。


Scene12
将校クラブ。
ジャークの行方を調べるアルマン。

そこに大佐登場。
大佐とアルマンの恋心整理。


12."Man To Man"ラドゥ、アルマン
マタを巡る二人の男の対決ソング。
劇中、この曲しか二人が対峙する曲はなく、
先行公開された曲と違いすぎる。

歌唱後、ジャーク死亡の知らせ。
一方、下手2階で、ビッシング、復讐決意。


Scene13
飛行場。
マタがアルマンを探すと、ちょうど出征する処。


13."Some Place"マタハリ、アルマン
先行ではソロ曲だったけど、デュエットに。

バックの飛行機が縦になり、
そのまま上昇と、この舞台で一番、
金が掛かっているセット。
でも、如何にもで、映像の方が良かったような。




ACT 2

14."Entr'acte"
MCにより、軽く紹介。


Scene1
将校クラブでアルマンを探すマタ。
時折、マタに反応する将校も居るが、
逆に相手に女性陣に阻害される。


15."The Last Dance"ラドゥ、MC、キャサリン、ビッシング、アンサンブル

と、あるけど、
ラドゥは上手二階から観てるだけ、
キャサリンは居ないし、
ましてや、ビッシング居たか?
あ、下手の二階にいたか。

将校達が去っていくなか、
MCがアルマンがマタにあげた
オルゴールを持ってくる。


16."The Song Remembers"マタハリ
そのオルゴールを持ちながら歌うマタ。
『ルドルフ』の心中前の曲に似たワルツ。
なので、何時、銃声が聞こえるのか、と。


Scene2
森の中。
木の上に、不時着した飛行機が投影。
上手に倒木がある。

ライトを持った(多分)ドイツ兵登場。
(軍服が若干、ロシア風なので)
そこにアルマンが、倒木に隠れ、銃を持って登場。


17."One More Day"アルマン
多分、大佐との対決ソングのソロver。
レオだと、この倒木に登る。

で、ドイツ軍に追いつめられ、
絶対絶命のところ、抵抗しようとするが、
上手に2階のバルコニーから狙撃される。


Scene3
大佐の部屋。
そこにキャサリン登場。
”オボジ”だけは聞き取れた。
そこにマタも登場。

ここで、修羅場になるかと思いきや、
特にそんなこともなく、去るキャサリン。

国境を越えられなかった事を訴えるマタ。
そんなマタに突然、キレる大佐。
(国境越えがアルマンの為と知ったから、らしい)


18."Because Of You"ラドゥ
ひとしきり内面を吐露。
先行公開されるだけあって、
結構、ガッツリ歌う。

これ、大佐のマタへの告白ソングなのか(笑)

で、マタとの会話後、リプライズ。
(アルマンがマタの監視役と告げた、らしい)


18A."Because Of You (Reprise)"ラドゥ
で、再び、心情吐露。
背景が炎に包まれるくらいに吐露。


Scene4
楽屋。
アルマンに会いに行く決意をするマタ。
髪型もドイツ風に赤毛に。


19."All I Want" マタハリ
結構、軽やかな曲。

電車にのり、ベルリンに。
国境審査官に捕まるが、
なんとか国境越えも成功。
ドイツの住所を答えてたかも?


Scene5
深夜の大佐宅。
部下が報告にくる。
大佐、ガウン姿で登場。
何、この微妙なサービス衣装(笑)

そこにキャサリンも起きてくる。
で、大佐に進言。


20."You Have A Choice"キャサリン
やっと、激怒ソングくるか?と思いきや
結構、軽めの曲で『モンテ』
のバランティーヌソロに似た曲。

しかし、最後、うなだれる大佐。
(自身の出世とマタを天秤にかけたらしい)


Scene6
病院。
マーガレットと、
うなされているアルマン。

シスターがナース。
そこにマタ登場。


21."Everything To Me"マタハリ、アルマン
再会を喜ぶ二人。

しかし、スパイの事が事実だと話すと、
怒って出て行ってしまうマタ。


22."What Am I To Do?"マタハリ、ラドゥ、アルマン
下手に去るマタ、
取り残されたアルマン、
突然上手に現れる大佐、
からの妄想三重唱。

ワイルドホーン作品なので、
何処かで妄想デュエットが
くると思ったけど、ここで妄想曲発動。
それも、三人(笑) 三角関係で妄想は斬新。
この三重唱が良い。


Scene7
楽屋。
さっきのシーンから
ずっと下手に居るマタ。

これがオクだと座ってるけど、
キムだと壁に寄りかかる。

気落ちしてるマタを励ますアンナ。


23."Through You"アンナ
励ましソング。
キムだと語る系。
チョだと歌い上げ系。

そこにノック。
アルマンと思い、更衣室へ。
しかしやってきたのは、警察。
そのまま連行されるマタ。


24."All That We Had To Do"ラドゥ、アンサンブル
その様子を後ろから見守りつつ歌う大佐。
途中から、転調し、アンサンブルが加わり、歌い上げ。
最後は、畳み掛けるように、アップテンポに。
(一応、保身に走る歌らしい)


Scene8
裁判所。

25."That's Why I'm A Spy"マタハリ、MC、アンサンブル
ここに来て、一幕#2、#10でも
歌われた、3回目のタンゴ曲。
今回は検察管がラインダンス。

そして、裁判官に扮したMCと、
その横にならぶ女性陣。


25A."Last Dance (Reprise1) アンサンブル
帽子を脱ぎ、いつものMCの衣装に。

突然、客席から現れる白スーツのアルマン。


26."Ordinary Lives"アルマン
白スーツなので、(ヅカで言う)死亡フラグ
かと思ったら、マタの妄想パターン。
(ライターさんのブログで、
この時点でアルマン死亡説も。
なので、白スーツ=死んでいるは万国共通)


26A."Last Dance (Reprise2)MC、アンサンブル
そして、一列になり、
傍聴人だったアンナが涙ながらに、
もう一人の傍聴人キャサリンは、
最後まで毅然とした笑顔で退場。

アンサンブルのリプライズをして、消えていく人々。

取り残される大佐。


26B."When The Trumpets Fade" ラドゥ
ここに来て、まだ内面を吐露ソング。
(国のためには仕方ないという内容)


Scene9
刑務所。
マタに衣装を持ってくるアンナ。


26C"Through You (Reprise)マタハリ、アンナ
歌いながら、衣装を着せていくアンナ。
このリプライズが、もう、アザトい。

アンナが去り、1人残るマタ。


27."One Last Time"マタハリ
あの赤い衣装で熱唱。
死にゆく曲とは思えない明るい曲。


牢屋もなくなり、冒頭の草原に。
両手を掲げると、『準備』の声。

二階、三階に兵士が登場し。
手にキスをして、掲げると銃声。


28."Mata's Farewell Performance" アンサンブル
マタを載せた盆が回転するなか、インストのこの曲。
暗転。


キャスト感想編はで。
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