備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『十二夜』AUN

2012-01-27 01:44:01 | 国内ストプレ
安寿@ヴァイオラ。
さりげなく結構舞台で観ているのだが、初めて男装をする女性役で観た。もう、それがハマるハマる。流石、本職(元男役という意味で)。

吉田@マルヴォーリオ。
吉田氏の道化役は幾つか観てきたが、ここまでやりたい放題は初めてかも。前楽で既に声が掠れているが、かなりハイテンションで演じている模様。最後、騙されていたと知り、どう演じるのかと思ったら、低音で『覚えていろ』と言って去っていく。それまでの喜劇風味を全て打ち消すため、かなり違和感なのだが、マルヴォーリオの性格を考えると、こうまとめるものか。

大塚@アントーニオ。
やはり、一人発声が違って、聞き取りやすい。ただ、この小屋だからというのもあるかも。捕獲中、色々な事実が発覚するも、基本無表情。勿論、他の人もそういう演技だが。殺陣に関してはあれで良いのだろうか?とつい、ツッコミたくなる。


沢海@セバスチャン。
AUN四回目にして、初めて主要な役で観たような。なのに、男性役。そこは声優なので、外さない。殺陣に関しては(以下略)

横田@サートービー。
何だかんだいって、蜷川演出の常連なんだと思う。他の劇団員と発声・佇まいが違う。出てくるだけで、目を奪われるし。


松本@フェステ。
今回は歌を披露。スキンヘッドなので、元々、インパクトはあるのだが、輪にかけて。そして、唄そのものは微妙という。でも、〆のセリフは歌いながら退場。


長谷川@サーアンドルー。
バカ殿。前回のゴボーに引き続き道化役。やはり、この手の役は外さない。だが、これを2枚目系の谷田氏がどのように演じたのか、大変興味があるのだが。



笠松音楽で、前衛的なダンスと公爵の独白でスタート。基本、喜劇のため、これでもかっていうくらい笑いに走る。最初はそのアザトサが、正直、微妙だったが、段々ツボに。吉田氏のヴァイオラからの手紙(正確にはマライアの偽手紙)を読む辺りから無条件に。

それでも、扉を開けると和式トイレがあるセットだけは謎。どういう効果なのだろうか?

今回、ヴァイオラとセバスチャンを別な俳優が演じる。というか、こっちが普通で、松さんの一人二役の串田版が珍しいのか?
で、ヴァイオラ(妹で男装)を宝塚の元男役がやるので、ハマるのだが、セバスチャン(兄で普通に男性役)を女性が演じる。でも、それを声優が演じるため、違和感なし。この辺のビミョーな男女逆転(逆転しているのはセバスチャンだけなのに)が大変に面白い。
今回、セバスチャンがダブルでもう一人は男性が演じているのだが、そちらはどのように演じているのやら。

ただ、音楽的なものは前回観た串田『十二夜』が結構、秀逸だったので、イマイチ。笠松氏の音楽自体は好きなのだが。

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