備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

Les miserables THE STAGED CONCERT 8/12編

2019-08-12 10:11:38 | コンサート感想
過去のレミゼ記録はコチラ


8/12に見たモノと聞こえたモノに
特化した偏見に満ちたレポ。

通常のレミゼコン感想は8/13に。


軍人の『砦の者よ よく聞け』の
替え歌で、撮影、録音禁止のアナウンス。
最後に、『ライト、なう~』
舞台上にバリケードの如く、
折り重なっていた照明が上昇していく。

出だしはMB氏、
『ライト、なう〜』部分はJOJ氏。
なう〜の言い方がシャウトに近い。
(当日のJVJ担当)

"囚人の歌"
上手から登場し、どの囚人よりも、
先にスタンバイするバル。
立ち位置はセンター入り口の上手。

24601と描かれた囚人服、
(GALでは無い)
ちょっと乱れた前髪、
(髪の毛が有る、というか地毛)
旧演出でも新演出でもない囚人姿。

その後、他の囚人が現れた為、
全く見えない、立ち位置に。

そのままセンターのマイクに移動。

表情演技をしながら歌う。
時折、ジャベの方を向くバルに対し、
全く見向きもしないツンデレの
ツンなジャベという構図。

(そのまま、仮出獄証を渡す時まで
バルを一切見ないジャベ.
コンサートなのでマイクを向く。
いや、ピンマイク装着してるけど)

赤いベストを着させられ、
鞄を渡せられるも、
通常版よりちょっとデカい鞄。
というか、細長い造りの鞄。

"仮釈放"
ここは新演出に則りセリフ調。

『泉で乾きを』で、
何故か水を飲まず、
顔をふる仕草。
え、それは何の演技?
もしや、顔を洗う演技?
(犬か!)

持っている出獄証をモミモミし、
そのまま破くのでは?という勢い。

労働作業は無く、
不当な扱いだけを受ける。

村人からの殴る蹴るがなく、
少年とトラブルも無い。
そのまま司教館、直行。

"司教"
司教が歌い上げという旧演出に対し、
バルは新演出のセリフで対応。

そのため、尺が微妙にズレる結果に。

特に、食事マイムは無く、『逃げた~』は、
絶好調の裏声ロングトーンで暗転。

警官に捕まるマイムもなく、
(後ろで歌っている警官)
司教から燭台を渡される。

その際、『これは一体?』
と、突然の通常の表情演技。

"バルの告白"
貰った燭台を入れるも、
鞄がデカいので、ジャラジャラと
結構、音がする燭台二つ。
確実に、持ち歩くのに邪魔。

ここも、基本、セリフで歌わない。

ここにきて、バックが
新演出のような映像と気づく。
が、教会の十字架は無い。

『石のように』辺りで、
セリフから歌にシフト。

『闇を這い出そう』が高音。
『生まれ変わるのだ~』の
『だ~』これまたロングトーン。

仮出獄証を、かなりビリビリと破り、
下手に投げ、舞台センター入り口に捌けていく。

"1日の終わりに"
市長、上手の砦上部から登場。
基本、バルは上手登場。

一節歌った後は、何か言いたげな
ファンテを手で押さえ、上手袖に退場。

市長時代は右から二番目のマイク使用。

”ラブリーレイディ”
バマタボア登場。
手持ちのステッキを華麗に操り、
ファンテに迫っていく。

そのセリフよりも、
表情演技が、もう『いやな奴』
で、更にセリフの言い方が更に『いやな奴』
巻き舌とか、見せ場をコレでもかっとアピール。

“ファンテの逮捕“
ジャベのシーンの途中から袖から登場する市長。

左からバマタボア、ジャベ、
ファンテときて、一番右のマイクにスタンバイ。

ここで、ちょっとバルのフライングが有った。
(尺が合わないので、ファンテが合わせた)

"馬車の暴走"
映像が投影され、
バルはセンターに移動、後ろを向く。
オケのみで持ち上げる系演技は無し。

"裁き"
ここは本番同様な仕草や表情演技で、
ラストの番号は上げる上にロングトーンなため、
かなりのショーストップ状態に。

“ファンテの死“
ファンテの隣に立つため、
かなり距離感はあるけど、
その分、かなり優しく歌いかける。
ただ、ほとんど、ファンテは前を
向いてるため、その優しさが若干、空回り。


"対決"
激情のバルとマイペースなジャベ
という、なかなかに面白い”対決”

最後、殴るマイムシーンと音楽はカット。
上手に捌けていくバル。

"この家の主"
客でバマタボアがあの衣装でバイト。
音楽に合わせ、杖を掲げるのだけど、
最後の一回だけ、タイミングを間違えるバイト。


"取引"
リトコゼの自己紹介ソングは無し。

『森でこの子を』
と、いきなり歌い始め、
隣にリトコゼを従え、
リトコゼを見ながら、歌う。

取引現場にリトコゼ本人が居るシュールさ。
→取引に入ったら、後ろに座らせたかも

コジェットと名前を間違え
慌てて、言い直すテナ夫妻。

インスト曲でリトコゼとワルツ回転しながら、
大人コゼットと入れ替わる。

ここで捌けず、ずっと舞台に。
このコンサートで初めての舞台上待機。

"乞食たち"
出番が近づくと、
コゼとアイコンタクトをして、
立ち上がり、コゼはマリの方に。

テナに押さえつけられないし、
そもそも、テナが衣装のままなので、
気づきそうなモノだけど、そこはおいといて、
ジャベが登場すると、コゼがバルの手を引く。

ここ、普段と逆(笑)
(普段はバルがコゼの手を引く)

ジャベソロでは背中を見せ、
テナソロが始まると、下手に捌ける。
(本公演と同じタイミングで)
このコンサートで初めての下手捌け。

"プリュメ街"
コゼソロ終了後、
上手から登場するバル。

一節、歌う。
だけど、ラスト『神が』
とそこだけセリフで言い切り、上手捌け。

”襲撃”
『どうした 悲鳴を聞いた』と、
かなりドタドタと上手から登場。

ここは歌だったのに、
後半は新演出風なセリフになり、
尺が合わなくなる問題に。

"ワンデイモア"
センターのマイクで歌い始める。
荷造りをする代わりに、
コゼと腕組みをして歌うという親バカっぷり発揮。

『明日は』と歌い出す前に、
再び、センターのマイクに。

『明日が来れば』と最後を決め、
暗転後、そそくさと退場。
ここでコゼを優先させる、
無駄にジェントルさを発揮するバル。


"バリケードを築こう"
エポに駄賃を握らせる。
多分、少年と思ってる感あり。

『君の愛を知った』
ここで、言葉を詰まらせる。
(セリフを忘れたのか、というくらい)

普通、この後の『君の恋人』で、
言葉を詰まらせるのがデフォなので、
ちょっと、斬新な演出。

それとも、単に間違えたか。

なお、マリウスの手紙は、印刷された紙。
小道具とはいえ、手書きじゃないらしい。
(通常は手書き風文字の小道具)

そして、上手に去っていく。

”再びバリケードで”
バマタボアのバイトの軍人、
下手からわざわざセンターまで出てきて、
『学生たちよ よく聞け』
と、一頻り美声を響かせ、
出番が終わると、そそくさと、また下手に。

”苦悩の夜”
バリケードの下手から砦を
降りながらバル登場。
今回、下手登場は初。

『俺は志願兵だ』
『だから通れた』
という二つのセリフを
センター入り口上の橋で言った後、
(このマイクを初めて使用)
砦を降りかけ、慌てて、
『だが、役に立つ』
と最後のセリフを言いに戻る。

段取り、間違えたな、バル。


”最初の攻撃”
特に、活躍する演技は無いけど、
アンジョに感謝されたので、
ジャベの処置を志願するバル。

歌だけだと、大変にシュールな場面。


後ろに忍ばせた
手持ちのナイフを見せるので、
『やるのはナイフか』というセリフに。

その後、縄は切るけど、
銃声は無い。また、
『マリウス少し休め』
が無いため、バル、
マリウスをどうやって判別(笑)

ジャベを縛っていた縄が
センターに残っていたので
バル自ら拾い、小道具を回収して
座ると、学生たちが歌い出す。

学生でなく、バルが拾うのか。


"共に飲もう"
特に、杯を飲む演技も、
バリケードを登ることもなく、
無駄に座って過ごし、
誰からも誘われないバル。

ただ、学生達の歌う順番を、
目で追い、確認しながら頷くので、
仕切り屋として、バルのナカの人が出てくる。


"彼を帰して"
センターのマイクで、
座らないけど、立ちながら、
手を握ったり、胸を叩いたり、
通常の振り付けで。

このコンサートで、
一番のショーストップ。
(なお、二番目はジャベソロでなくテナ宿)

ガブの最後はカット。

"最後の戦い"
バマタボアのバイトの軍人、
下手からわざわざセンターまで出てきて、
『砦の者よ よく聞け』
と、一頻り美声を響かせ、
出番が終わると、そそくさと、また下手に。

ガブの最後という、
見せ場の一つを奪う、
バマタボアのナカの人(笑)


銃撃中、センターの入り口から、
自らの足で捌けていくマリとバル。
だから、”共に飲もう”のマリを
判別シーンが必要が無かったらしい。


色々とやらかしつつも、
”彼を帰して”以上に砦で見せ場を作るバル。


"ジャベールの自殺"
センターからマリを担ぎ現れるバル。

大変に演技を入れ、セリフを言うバルと、
そこまでの熱量が感じられないジャベと、
”対決”以上に温度差がある会話。

そのまま、下手にマリを担ぎ捌けるバル。


"マリウスとコゼット”
上手からバル登場。
この辺から、
歌に老いを感じる歌い方に。

”右手でベストの懐中時計の鎖を握る”
という演技。
この演技一つで、コゼをマリに託す
という複雑な感情を表現する辺り、
『恐ろしい子』となるアレ。
(必死に耐えてる感)

”バルの告白”
更にマリとの会話で、
スーツの裾を掴み、
震える手がもう、ね。

そういう歌、表情以外で、
コンサートなのに、魅せる演技をするバル。


"エピローグ"
燭台は持たないけど、
かなり年老いた声に。

もう、この辺の通常モードっぷりが、
燭台、机、椅子が無いのに見えてくる。
(バリケード後の演技に関しては
完全に贔屓の引き倒しですが、なにか?)

バル、コゼ、マリで、
コゼ、マリは旧演出な歌メイン、
なのに、バルだけ、新演出のセリフ調、
そのため、独特の間が出るのだが、
余る尺の、その間がなんか良い。

特に、臨終シーンは無いけど、
ファンテ、エポと歌う=臨終という、
コンサートなのに、自然と理解してしまうレミヲタ。

センターの入り口から司教、登場、
と、別にバルとの接触は無いのに、涙腺崩壊。


『あぁ、明日は』で〆。

カテコは最後、バル・ジャベ二人のみ、
センターの入り口から登場。

挨拶後、お互いをグーで
胸を叩き合うという、
コミュニケーションを取る。



JOJ@バルジャン
コンサート初日。
一幕は真面目にやっていたが、
二幕に入ってから緊張が緩んだのか、
それって、どうなの?を連発。

しかし、BHHとそれ以降の
老年演技が良かったので、プラマイ0。


オケは旧演出っぽく、
そこまで早く無い。

なのに、バルジャンが、
一幕、新演出に近いセリフ演技多様。
そのため、新演出を経験してない
役者陣とのタイミングが合わない。

だからか、途中からセリフ演技から、
旧演出の歌演技にシフトしがち。
ただ、つい、忘れて新・旧mixな事態に。

ただ、一貫して変わらないのは、
コンサートだけど、演技を入れる。

良くソロコンサートで見せる、
斜め45度を見てから歌い始める、
アレを今回、本番中にやったり。
(ソロ曲に入る前とか)

それは表情の演技だったり、顔の動きだったり。
そのため、セットが無くとも見えてくるガラカメ現象が。


今後、それを変えてくるのか、
旧演出か新演出に寄せてくるのか、
違いを見守りたいけど、次は無いので、
本人がツイしてた40周年公演出演まで待つか。
(って、見に行くのか)
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