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備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『幽霊はここにいる』(テレビ)

2007-04-18 17:12:16 | 国内ストプレ
幽霊を利用した商売をする主人公とそれに巻き込まれる人々の話。
詐欺師の大川は幽霊が見えるという深川と出会う。それをヒントに幽霊を使った商売を考えつく。まず、死人の写真を買い、代金の代わりに証文を渡す。次に新聞を使い、幽霊の身元を探していると言い、醜聞を嫌う人々に写真を売値より高く買い取る様に仕向ける。
そうやって、注目を集めたら、次に有力者に掛け合い、資本を集め企業を立ち上げた大川。それと同時に、幽霊が見える深川の存在価値も上がる。そんななか、幽霊が市民と結婚し、住人権を得て、市長に立候補すると言い出す。それに困った有力者と大川は結婚だけさせて、満足する様に説得する。そこに、幽霊は私の事だという男と幽霊の母と名乗る女性が現れる。
深川が見えるという幽霊は、深川の戦友であり、戦地で自分の代わりに水を与え発狂し行方不明だった松本だった。しかし、深川自身が発狂した松本であり、自分が深川だと信じこんでいた。そこに、本物の深川と松本の母が現れたのだった。
真実を思い出した松本は、深川とともに家に帰る。有力者は別人をたて、利用する。また、大川は自分が幽霊が見えると言い、次の商売を考え、幕。
全体的に小劇場なノリ。しかし、本がしっかりしているので、破綻はない。現代版の演出を見て見たい。
上杉。若い。しかし、イマイチ特徴が掴めない。一度、生で見て見れば分かるかも。
串田。相変わらず、悲惨な悪党。でも、憎めない。メインではないのに、主役の様。
小日向。こっちは完全に嫌味な役。良い人イメージが強いと、劇団時代の悪党ぶりは新鮮。
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