本感想

『いつかパラソルの下で』森絵都
事故死した父親のルーツを辿る兄妹の話。
父親の一周忌を迎え、集まる柏原兄妹。そこで、父親が不倫していたことを知り、父親の事を何も知らない事に気付く。そのため、父親の故郷を訪ねる兄妹。そこで知る父親の故郷とは？
実際に行ってみても、分かることはない。しかし、新しい生活を始める兄妹。
女性作家が描く、ある女の日常みたいなノリ。サッパリしていて、まー面白いが、小説としてはどうなんでしょう状態。新しい生き方を見い出して、生きていくという、良くあるパターンと言えなくもない。こう、山場を期待してはいけない。でも、新作がでれば読むんだろうな。