備忘録

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『オペラ座の怪人』佐野怪人(三回目)

2021-02-13 15:05:16 | 国内ストプレ
過去の観劇記録はコチラ


基本、フィルマンレポ。

佐野@怪人
前回、11月に観た時よりも、
石丸氏感は薄めに。
(無い訳では無い)
もっと、低音を聴かす怪人に。

というか、こんなに低音が
気になる怪人になるとは。

いわゆる、楽譜に則った歌い方だけでなく、
ちょこちょこ、アレンジとか入れてくるし。

ちょうど、この日が、
連投日の最終日だったので、
情熱な演技が、一層、際だつ。


海沼@クリス
お初なクリス。
ま、誰が来ても、初なんだけど。

クラシック系、というよりは、
普通にミュージカル発声かな。
(四季のクリスにしては)


加藤@ラウル
コッチは前回と変わらず。
舞台に居ても、声しか聴いてないので、
安定した歌声だなぁ、という印象位しか。


高居@カルロッタ&永井@ピアンジ
カーラも歌い上げでなく、
ミュージカル発声かな。


北澤@アンドレ
ナイスミドルなピアンジ。

前回(北海道)観た時よりも、
更に、お年を重ね、順調にコチラ枠。

フィルマンとは
別ベクトルで、良い声の支配人。


11月以来のオペラ座。
一部、キャストが代わり観劇。
でも、熱量がだいぶ、増してきたかな?
と、なんとなくの印象を書き残し。


村@フィルマン
”プロローグ”
気づいたら、舞台に。
(最初からロックオンしてたけど、
暗転中の移動は分からず)

最初、顎ヒゲを目視出来たため、
ダレ?本当にフィルマン?
と、ちょっと疑心暗鬼気味。
(顎ヒゲ設定、知らなかった)


ポイントは座ってる高井一枠と、
ほぼ、同じ高さのフィルマン。


落札されると、ちゃんと、拍手。
入札棒を小脇に抱えながら。

アンドレ役者が落札しても、
振り向いたりせず、真面目に入札。

老ラウルが歌ってるー、
と思ったら、口元がモゴモゴ。
え、ラウルのメロディを口ずさんでる?

そんな、ラウルと同じ歌詞を、
怪人様が口ずさむ、なんて。

オークション会場に潜入した怪人が、
クリス死後(生きてるかも、だけど)
再び、ラウルと競り合う怪人とか、
なんだ、この薄い本設定は。

と、ひとしきり、妄想してたら、
オペラグラスの視界が明るくなりました。
(オーバチェア、聴いてない)


”ハンニバル”
ライオン男とカーラの
劇中劇にリアル夫婦(その1)
の中、支配人達、登場。

衣装は普通にフィルマン。
ただし、アンドレとの身長差。

やはり、フィルマンは
成金で、小柄で小太りイメージが強い。

そして、顎ヒゲをはやして、らっしゃる。
えー、そんな設定なの、フィルマン。
微妙に胡散臭い、にわか成金。

と、冒頭10分にして、
やっと、明るい舞台に登場。

リハーサル中、
カーラどころか、役者も観てない。
客席とかセットとか、ソッチばっか。
あげく、オケピをのぞき込む。
(集中して、フィルマン、と、
マダムじゃなくとも注意したくなる)

アンドレが余計な一言を
発した時に、思わず、ガン見。

そして、曲の途中で、
ステッキを小脇に抱え、拍手。
お、この構図、さっき観たヤツ。
(進研ゼミか)

で、速攻、アンドレさん、
視線で訴える。態度で示さない。
ただ、その『めっ』って。
まるで、幼児を相手にするような。

カーラに帰られてしまい、
やっと役者を意識するようになる。

でも、クリスがコーラスガールなのは、
流石に気づいてたらしい。


クリスソロ後、ドタドタと、
走っていくフィルマン。
え、何、その走り方。

その後、フィルマン死角。
お前は乗り出さんでいい、ラウル!


”ミラーの前”
楽屋に向かう一行。
談笑しながら、奥さんを
エスコートするジェントルさ。

が、あっさり、手持ちのボトルを
ラウルに取られ、『知り合いらしい』
と、イケボで奥さんを再びエスコート退場。


”支配人のオフィス”
フィルマンのターン、その1。

照明とともに、
フィルマンがセンターで歌い出す。
で、新聞を投げる、というか、
机下に落としていく、フィルマン。

そして、アンドレとともに、
歌いながら、机に寄りかかる。

が、その時、机に寄りかかりつつ、
ちょこんと、背伸びする。

なんだ、その頑張ってる感。
もう、足がピクピク、シテルヨ。


そして、手紙、読み上げ。

が、フィルマンがマダムの手紙を
取りあげる時、手紙を取りやすい様に、
マダムがちょっとだけ、シャガむ。

マダムのちょっとした気遣いが垣間見える。

怪人からの声になり、主要キャラが、
ボックスを踏みながら、移動するアレ。

実は、あまり、動いてないフィルマン。
というか、ちょっと、リズムに乗れてない。
若干のズレが垣間見える。


舞台にいる人が、横の人を順に見ていき、
慌てて、アンドレに顔を戻す。
(見合わせる二人という仲良しさ)

って、言うのも見所の一つか。


”プリマドンナ”
奥から椅子を持ってくる。
でも、その椅子に腰掛ける。
その時の、心底疲れてる感と、
座った時の、頭を支える手の角度。

その、もの憂げな表情、
上手端からでないと観れない。

フィルマンターン。

ラストの、オシクラまんじゅう
あまり、動いてない省エネフィルマン。


”イルムート”中
奥方夫人とバカ殿の
劇中劇にリアル夫婦(その2)

ボックス席は死角座席。

異変を感じ、幕が降り、
観客に呼びかける。

この時、瞳が小さいという事を実感。
もしや、これが、つぶらな瞳?
(絶対、違う)


二幕
”マスカレード”
歩いてくるけど、結構、
大股で、足の長さ…。

その後、一旦、捌けた後、
右脇に、ちょっこり居座り、
ソロパートを歌う。

間奏中は、階段を登り、
社交的に対応していく。

で、肝心のマスカレードダンス。
やはり、ワンテンポズレてるような。

レッドデス登場で、
下手の定位置に移動。

からの、怪人をガン見。
その首の動きから、
楽譜の放物線が分かる。


”支配人のオフィス”
フィルマンのターン、その2。

やはり、歌い出しは、
センターのフィルマン。

アンドレに、怪人からの
楽譜を腹に当てられた時の、
グフッていうナマ声。

なに、そのリアクション。
不意打ちだった(演技な)のか、
あまりに、自然なグフッ。

コッチのオフィスは、
マダムが読み上げなので、
ラウルとアンドレの謎の三人組感。

ピアンジの体型問題を
怪人が指摘すると、
アンドレを指さして、
結構、本気で笑っている。

からの、支配人達が話題
に出てきて、戸惑う、
というか気まずい表情。

最後、退場する時、椅子を片づける。


”PONR”の前
ラウルが、
その時が来たら、撃て、
と指示するシーン。

照明が当たるシーンはここが最後。
最後、舞台からオケピの
方に向かって歩くのだが、
隣のラウルより、大幅に歩く。


”PONR”の後
クリスが怪人に連れ去られ、
追いかけるラウルを、
身体を使って、引き留める。

からの、『もう終わりだー』と、
いったん、舞台センターに。
そして、出番、終了。


『オペラ座』に怪人じゃない役で出戻り。
むしろ、怪人じゃない方が、舞台に
出ている時間は長く、見所も多数。

また、上手サイドだと、
普段は後ろ過ぎて見えないシーンも。

これはコレで、美味しい席。


そして、三度目の佐野@怪人を
観て、ちょっと、低音が気になってくる…。
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