
栃尾市新山地区から旧守門村福山新田へ抜ける道。この先は冬季は閉鎖される雪深い山道だが、出口の少ない山間部にあっては道路の確保は死活問題である。。
この道は以前紹介したことがある。尾根近くを通るこの道の周囲は崩れ落ちた土砂が道をふさいでいたり、斜面と共に道路そのものの崩落などがあった。また、左右の視界がひらける尾根に出ると舗装は大きくひび割れていたりもした。
取材に訪れた11月末でも以前と同じ場所で立ち入り禁止となっていたが、少し入らせてもらって写真撮影。とはいえ、どこまで工事が進んだのかが確認でなかった。
日頃平地にいる者としては、もっと交通量の多い道からと思うであろうが、山間部には出口が一つしかないような所もあるのである。新山地区はこの工事現場の開通がかなっても冬季は外への出口はほぼ一本の道路に頼ることになる。先の震災によって使えなくなった道路の復旧というのなら、山間部のこの様な道の一本をおろそかにはできまい。
12月11日で、栃尾・山古志境界の田代地区の積雪深が1mを超えたと聞く。この地区も同様であろう。いよいよ本格的雪の季節の到来だ。
<写真撮影:2005.11.26> 2005年 地理の部屋と佐渡島。